なにが凄いって･･･
ろくなパーツが使われてないところが凄い（笑）

いやいや、笑い事ではありません。それは素晴らしい技術です。

天板を外すと（この天板自体の造り＆製造現場での扱いもイマイチ）、でかいトロイダルトランスが目に飛び込んできます。まぁ、このトランスだけは、そこそこ良いもののように見えますが（防振等がなされていないのは音質優先のため？？　かなり怪しいが　＾＾；）、あとはたいしたパーツじゃないように思います。

アキュフェーズなどの国産メーカーなら、トランス脇に巨大でスペシャルな電解コンデンサがド～ンと鎮座しているのですが...　オーディオ用でもない、低インピーダンス品でもない、高信頼性品でもない、フツ～グレードの安価なものが並んでいるだけです（ルビコンの10000μ×4／ch）。

さすがに、アンプ回路の要所にはグレードの高い電解コンが使われているだろう...　と思いきや、同じくルビコンの安物でした（汗）　放熱器に近いところだけ、105℃品が使われている程度です。

出力段は　東芝：2SC5200／2SA1943　の４パラ
個人で買っても、1ヶ200円しない、割とポピュラーなものです。まぁ、デバイス自体はアキュフェーズが使っている物だってちょっと高いだけですけどね。

なんだか、組み立てもテケト～です（汗）

宙に浮くケーブルストッパー　(;^^A
これこそ　”トマソン”　ですなぁ（笑）

裏面に両面テープが付いていますが、、
ケーブルの張りから考えて、この位置で底板に固定しようってのが無理です。まさか、音質チューニングのひとつ？（笑）


シャーシは必要最低限、パーツはありきたりの安物、製造はテケト～（汗）
それでもあんな素晴らしい音を出すわけですから、凄いとしか言いようがありません　（＾＾）ｂ
恐るべし　HEGEL！

その秘密のひとつが、写真右端のハイブリッドICかも。

Hegel　AudioEngine　♪

フィードフォワードで歪み補償をかけているようですが、一般的な技術とどう違うのかは不明。外国特許を検索すれば情報得られそうですが...

しかし、AudioEngineの足にハンダが上がってきてませんがな　(;^^A　日本メーカーならハンダ付けNGですな、多分。。

このアンプ、、中は覗いてはいけません。気にしてもいけません。
純粋に音と価格で評価すれば、素晴らしいコストパフォーマンスです♪　（＾▽＾）ｂ