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LGtouringさん
イイね!
2026/01/08

コンデンサとアルミテープチューン(1)


世の中、人にしてもモノにしても、一見すると何の繋がりもないように見えて、実はどこかで関係しているって事が意外とあります。

・・・という訳で(?)、まずはコンデンサの概要から。


【コンデンサとバッテリーの違い】

「バッテリーは大きなコンデンサだ」と言うピュアオーディオマニアがいますが、両者は何が違うのでしょうか?

簡単に言うと、コンデンサはクーロン力によって電荷を蓄えたり放出したりする一種の物理電池で、電極間に電流(伝導電流)が流れている訳ではありません。
※コンデンサを電池と呼んでよいかは別にして。

一方、バッテリーは酸化還元反応で(実際に電子の受払を伴いながら)電気を充電したり放電したりする化学電池です。
※電気エネルギーを化学エネルギーに変換して貯蔵する。

このように、両者はそもそも仕組みや構造、用途が全く異なります。


【コンデンサの構造】

コンデンサは、向かい合った2つの導体(金属板)の間に不導体を挟んだ構造になっています。

コンデンサが印加されると、負極側の金属板には電子(負電荷)が溜まり、正極側の金属板からは電子が追い出されて正電荷が溜まります。
※直流に繋いだ場合。

電荷を溜める(≒充電している)間は、あたかもコンデンサに電流が流れているように見えますが、先に述べたように2つの導体間で電子の受払はありません(これを電束電流という)
※電束電流:電流が磁場を生み、磁場が電流を生む事により生じる(電磁波の1種)


【直流、交流とコンデンサ】

(1)バッテリーのような直流電源(リップルなし)に繋いだ場合

印加すると瞬時に電荷が流れ込み、静電容量に達した後は電荷を溜めこんだ状態で保持します。
この状態でバッテリーを外すと、溜まった電荷は一瞬のうちに他の負荷に流れてしまうので、コンデンサ内の電荷は無くなります。


(2)オルタネーターのような直流電源(リップルあり)に繋いだ場合

脈流に併せて電荷を溜めたり放出したりを繰り返しますので、平滑化のために使われる事が多い。
因みに、バッテリーの場合は脈流のまま充電されるだけなので、ピュアオーディオマニアが言う「車のバッテリーはコンデンサの役目も担っているので、高性能な機種ほど電源が安定し音が良くなる」は大嘘です。

電力会社で音が違うと本気で思い込んでいる人や、終いには「汚れた電気が~」と言ってマイ電柱を建てたりする人には、何を言っても無駄でしょうが、参考のためオルタネーターの波形を載せておきます。
※一応解説すると、以下のような周波数では充放電反応が追いつかないし、この程度の電圧変動では、そもそも放電領域まで電圧は下がらない。


Vpp=~0.2V、Freq.=1kHz~


(3)家庭用コンセントのような交流電源に繋いだ場合

電流の流れの変化(反転)に併せて、電荷を溜めたり放出したりを繰り返しますが、その動きは電源電圧の動きより90度(=1/4周期)早くなります(これを進み電流という)


【静電容量を大きくするには?】

静電容量を増やすには、クーロンの法則により金属板の面積を広げるか、絶縁体を薄くして金属板同士の距離を縮めるかですが、ただ面積を増やすだけでは大きくなりすぎるし、あまり薄くし過ぎると絶縁性能が保てませんので、金属板を筒形に巻くなどして面積を稼いでいます。
※クーロンの法則:電荷間に働く力(=クーロン力)は、2つの電荷の積に比例し、電荷間の距離の2乗に反比例する。


以上がコンデンサの概要です。
今回は電気を勉強した事がある人なら誰でも知っているレベルの話ですが、実はコンデンサにはもっと重要な秘密があるのですが、それは次回以降に。

Posted at 2026/01/08 14:25:01
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