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2018/05/26

DEMOLITION 「デモリッション」('01)

DEMOLITION 「デモリッション」('01)
「似て非なるもの」とも違います前作よりは良い…かなぁ?


ティムさん加入後の2枚目のスタジオアルバムにして彼在籍ラストアルバムです。

世の中には、よく「似て非なるもの」と表現される物ってありますが、ティム在籍時のJPはこの「似て非なるもの」の更に外側を遥かに越えた位置にあるというような感覚です。

私的にはティム・オーウェンズという有能なヘヴィ・メタルのシンガーと、そのバックバンドの4人のおっさん達という感覚から抜け出すことができずにいて、とてもこれがJudas Priestだというイメージでは捉えられないのです。

これもティムさんがロブのコピーに徹し、曲のチューニングも下げずにいればなぁ。

技術的にティムさんはロブそっくりに歌うという芸当ができる人だと思いますし、逆に他の人にはなかなかできない芸当であるとも思うんです。他の人がやったらそれこそ「似て非なるもの」になっちゃうイメージ。(例:ラルフ・シーパース)

ところがティムさんが有能なシンガーである故か、バンドは本作でも彼に多種多様な歌唱をさせていて、それはまぁ新曲ではそのアプローチでも別に良かったんだけどせめてライブなんかで過去曲をやるときにはロブさんの物真似で観せて(魅せて)もらいたかったなぁと。

で、そんな想いを胸に抱いていた当時ののんさんはこのアルバムに伴うツアーにも取り敢えず参戦するべく東京公演のチケットをプロモーターの会員先行予約でゲットして、「何だよ!高い会費払ってるのに11列目って!」と憤慨しつつライブ前日に参戦中継地点だった新潟市の友人宅にお邪魔したものの、どうせまた残念な思いをして帰って来ることになるんだろうなと直前になってもの凄く悲しい気持ちに襲われてしまい、結局ライブには向かわずにそのまま新潟で遊んでそれで帰ったという心温まるエピソードもありました。

ちょうど同時期くらいにロブのソロ活動?のHALFORDがライブ盤を出してまして、そのライブ盤がJudas Priest時代の曲もセルフカバー的に収録してるんですが、そのバージョンは当然原曲のキーのままで歌唱も演奏も大変素晴らしい物だったというのも『新潟でライブ観戦すっぽかし事件(2001)』の一因になったことは言うまでもありません。

と、ここまでティム・リッパー・オーウェンズ在籍時のJPのことを散々悪く言ってしまってますが、私はティム・オーウェンズのことが嫌いな訳ではございませんので、念の為。
Posted at 2018/05/26 06:00:54
イイね!
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