むさし屋さん
2014/08/19
2014.08.13 K4-GP 500km レース開始
PM 0: 30
レース開始まで後30分となり、
車両がグリッド上に整列。

我々デルタオイル・NoLimitは、
最後尾であるが故に、なんとも分かりやすい位置に。
※写真は、AM中に応援に駆けつけてくれた、デルタオイルbyプレミアムジャパン
スタッフの舞島さんが提供してくれました。ありがとうございます!
暑さに参るむさし屋。

涼しいとはいえ、やはり止まっていると暑いです。
そうこうしている間に、時間は走行開始5分前。
コース上からスタッフ退去の指示がでます。
NoLimitは、簡易通信モジュールを準備していますので、
この間も僕は、ピットのやんかど君とコンタクトを取っていました。
内容は、
やんかど『初恋はいつだった?』
むさし屋『ん~・・・・・幼稚園?』
やんかど『早いね!』
・・・・やる気があるんだか無いんだか。
そんなダメピットやんかど君ですが、K4-GPでは、既に複数回出場の経験者
かつ昨年はクラス2位と、実力も十分。
彼からの指示は、大変貴重です。
や『前にシルバーの車両が居るだろう?常連だから、まずはあの車両の動きを見ておいて。
ついていけそうなら、ぴったりくっついておいて。』
----OKやんかど。やってみるよ。
PM1:00
レース開始。
最初の1周は、ローリングスタートです。
1周回って、先頭がメインストレートを駆け抜けたときに、全ポストオールグリーンフラッグ。
本当のレースがそこから始まります。
最後尾の我々は、その瞬間がくるまで、隊列を崩さずに走らなければなりません。
300Rあたりだったでしょうか、
グリーンフラッグが掲げられました。
最後尾で今か今かとアクセルを踏んでいた、コペンが抜いていきます。
これで本当に最後尾となりました。

僕はといえば、
ターゲットのペースを見ていましたが、
その車両、作戦なのか何なのか、あまりペースを上げません。
その間にも、他の車両はどんどんペースを上げはじめており、
後ろからは、既に2周目に突入した上位車両が追い上げてきていたりと、
既に混戦めいた状態。
ピットのやんかど君に、ターゲットを抜く旨を告げ、
前の集団を追うことにしました。

アイで、徐々にペースを上げていきます。
最初の数周は、タイム的に手間取るかと思いきや、
事前のイメトレが効いており、かなりスムーズに走行できます。
7月の事前練習では、雨であったため、ろくに走れておらず、
その前、1月のアイでの練習走行では、
アイポジションの高さから来る恐怖で全く踏めなかったことを思えば、
格段の進歩でした。
アイ、素晴らしい車両です。
重量が重いため、上手く走らせてやらないと後半の登りセクションがしんどいですが、
前半の、比較的高速コーナーが多いセクションでは、十分上位クラスに食らいついていけます。
ピットからの指示は、
『燃費7.5、ペースは上げ気味で』
とのことでしたので、同クラスの車両を徐々に抜きつつ、
ペースを上げていきます。
面白いもので、燃費8.0を目指すと、ペース的にかなりキツいものがあるんですが、
燃費7.5ペースで行くと、結構踏める場所が多くなるんです、この車。
たかがコンマ5と侮るなかれ。
タイムは、といえば、最初は3分~3分5秒程度でしたが、
周回するにつれ、2分55秒~3分の間に入れることができるようになってきました。
ガバッ!っとアクセルを開けてしまうと、全然燃費的に厳しいので
ストレート等、我慢を強いられますが、コーナーではしっかりとレーシングスピードを維持する、
かつ、速い車両にパスさせるときも、場所を選べばほとんどペースのロスが無いことも、
走っているうちに理解できてきました。

たとえば1コーナー。
通常、しっかりとクリップを取って曲がるところを、
1.5台分くらいインは空ける、でも、コーナリングスピードはクリップを取るときとまったく同じにする
これだけで、速い車はパスしやすくなるし、こちらとしては、数メートル(計3メートルくらい?)の
距離損をするだけで、タイム的にはほとんど響かない。
また、後半になってくると、アイとのシンクロもさらに高まり、
前半では『苦手』と思っていた後半セクションの上りも、
むしろパッシングポイントとして、グイグイ抜いていくことができるようになりました。
他の車両は、軽いことがメリットであり、割と失速してもリカバリが容易、
でも、その分、コーナリングでミスしていることに気付きづらいのか、
ペースが落ちる車両が割と多い。
でも、とにかく車速を落とさない走りを意識して走らざるをえないアイは、
逆に、コーナーに入ってしまうと、上位車両でもキッチリ後ろに付けて走ることができます。
なんつードライバ養成車両だ(笑
成長させてくれます、この車。
とはいっても、
上位クラスの上手い方々は、さすがともいえる抜きっぷりをしてくれます。
初音ミクビートとか、GTドライバを擁しているだけあって、
プリウスコーナーでテールスライドしながらスパッと抜かれた時には、惚れ惚れしました。
基本的には一番下のクラスであるアイながら、
中堅クラスまでとはコーナーではしっかりと闘え、
戦略によっては、十分上も狙えるという、面白いレース、それが耐久です。
総燃料55リットルという制限が、これをさらに面白くしています。
たとえば、しっかり踏んで速い車両だったとしても、燃費が悪ければ5時間は走れません。
アイは、燃費とペースをぎりぎりで計算しながら、周回を重ねていきました。
何度か途中、雨がパラついたものの、
路面は終始ドライのまま、1時間半が経過しました。
今回、1ドライバの持ち時間は1時間40分。
しかし、ここに給油を行う必要がありますので、実質1時間半走ったら、
交代となります。
この時点で、僕が把握する限り、クラス3位。
前を走行する2位は、ローリングスタート時から1度も会えませんでした。
つまりは、同一周回だったのでしょう。
1位については・・・・自作のチューンドカーだったみたいなので、
いったいどこにいたのやら^^;
僕はどの車両かを認識していなかったので、
たぶん何度も抜かれたなかの1台だったと思われます。
燃費は、きっちり7.5をキープしていました。
タイムも、安定して予定通りを出せていたので、十分な結果といえます。
そして、今回ほど、楽しいレースを走ったのは初めてでした。
今まで、耐久を走っているときには、特にクラッシュの不安で、
大金を払って走っているにも関わらず
『早く自分の番が終わりますように』と心のどこかで思っていましたが、
今回は、1周でも長く、もっと走りたい、
そう思えました。
事実、この1時間半で、自分の中でのスキルアップは間違いなくありましたし、
体力的にも、まだまだ行ける気がしていました。
が。
もちろん、持ち時間がなくなったことも1つですが、
1時間半、距離にして150キロ近く、スポーツ走行をしている身体は、
思った以上に疲れているはずです。
PM 2:40
給油、そしてピットに。
無事、次へのバトンをつなぐことが出来たのでした。

まだまだ、もっと乗れば乗るほど、
速く・・・というか、上手く走れるようになる気がしました。
まだまだ、改善できることはありました。
が、
これは次の耐久で。
次のレースで。
今は、
第二走者ガーコー、
そして、第三走者、やんかどに、
無事にタスキをつなげたことに感動すると共に、
この後、更に3時間以上を戦う二人のサポートをしなければなりません。
ピットに入り、
出来る限り早く、ガーコー君と交代。
そして、ベルト等のセッティングをやんかど君と共に行い、
親指を立てて、
ピットからアイを送り出しました。
がんばれ、ガーコー。
あとは君に、
そして、アンカーに託した。
・・・・って、
役目はまだまだ終わっておりません。
テントに戻り、ドライバのサポートを始めるのでした。
あれ?全然笑えるところが一つもないけど、
次回、そしてエンディングへ。
お楽しみに。
Posted at 2014/08/19 13:50:54
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