CT200h TNP講座
-
最近、TNP講座がおざなりになっていますが、ネタがないので「目次」でお茶を濁してみます(^^ゞ No.01 CT200h TNP基礎講座 「はじめに」 No.02 CT200h TNP基礎講座 「基本の基本」 No.03 CT200h TNP基礎講座 「スムーズな運転はダサくない」 No.04 CT200h TNP基礎講座 「区間燃費計をリセットしゲーム感覚で」 No.05 CT200h TNP基礎講座 「THSⅡにおけるTNP向上の基本」 No.06 CT200h TNP基礎講座 「エコとエゴは紙一重」 No.07 CT200h TNP基礎講座 「ハイブリッドシステムの状態」 No.08 CT200h TNP基礎講座 「メーターは最低限何をみる?」 No.09 CT200h TNP基礎講座 「足技を磨く」 No.10 CT200h TNP基礎講座 「基本走行パターン」 No.11 CT200h TNP基礎講座 「地形を生かす」 No.12 CT200h TNP基礎講座 「発進加速について」 No.13 CT200h TNP基礎講座 「エンジン停止走 ...出典:て~~さん
-
おこがましくも、このようなシリーズを展開させていただきますこと、ご容赦ください。 走り屋さんばかりかと思われたレクサスCT界ですが、意外にもTNP走法を伝授してほしいとおっしゃる方が多いこと、そして私自身、新しい車にてTNP走行術を掘り起こすのが好きということで、物書き好きの虫がうずいたのかもしれません。 そもそもこんなこと何様だ!と思われる方がいらっしゃるかと思いますので、少しだけ過去の経験をお話ししないといけないかもしれません。 私は、ハイブリッド界の大御所「白のEPV」さんに6年半前(2004年夏)に弟子入りしておりまして、20型プリウスについてたくさんのことを学ばせてもらいました。 そして、自分のブログ「プリウス界の市街地燃費帝王へのいばらの道」にて、通勤燃費のデータ蓄積&分析や、各地の強豪の方々との燃費競争を通して、自分なりの走法や理論の確立をしてきたつもりです。 白のEPV師匠には「帝王」と呼んでいただくまでになりました(^^ゞ プリウス20型当初の門下生のTNP実力者では他に「将軍」こと108さん、時々ここにカキコしてくださる「軍曹」こと徳川家康殿、 ...出典:て~~さん
-
本シリーズ初回に、先読み運転など一般の低燃費運転法は取り上げないと書きましたが、奥様方などの「素人さんにもわかるTNP術」をとの要望がありましたので、やはりこれは書いておいた方がよさそうです。 トヨタのハイブリッドカーは、アイドリングストップは当然、走行中もエンジンを止めて走行することができる優れものです。坂道を下るときや、信号停止のブレーキングにおいても、運動エネルギーを電気に変えてバッテリに蓄えることができます。この電気は、モーター走行のための動力になるだけでなく、エンジン走行時の燃費改善にもつながったりもします(不思議でしょ?)。 運転スタイルを変えなくとも同クラスのガソリン車で記録していたTNP値の2倍が出せるといわれています。しかしそれだけでは物足りないですよね? 「TNP運転の基本の基本」を実践するだけでも、かなりの改善がみられると思います。 そして、マニアックなTNP技を駆使すれば、カタログ燃費をも越えられるようになります・・・禁断の世界ですが(笑) 1)一般車に共通なTNP運転の基礎 一般道の基本走行パターンは「発進加速 → 等速巡航 → 減速」で ...出典:て~~さん
-
TNP基礎講座 No.02 「基本の基本」にていろいろ多くの項目を書いてしまいましたが、一項目だけ選ぶとしたら 「同乗者に加速G、減速Gを感じさせないスムーズな運転」 です。 週末、長女の婚約者の父のプリウスに乗せてもらい京都観光をしました。 ナビ画面は燃費画面固定にしているため、外付けナビを付けていました。 このように燃費を気にされているようなのですが、失礼ながらスムーズな運転とは言えませんでした。 対向車とぎりぎりすれ違えるかどうかという狭い道が多いところでもひるむわけでもなく、運転が下手というわけではありません。 しかし・・・ 一つ先の信号が赤なのに普通に発進するのですぐに強めのブレーキ、巡航走行中も前車との間合いを詰めるためにアクセルを踏んではすぐ離し、踏んでは離しと、乗り心地ははっきりいって不快でした(^^; 「同乗者に加速G、減速Gを感じさせないスムーズな運転」 TNPは「スムーズで乗り心地の良い運転」と考えていただくと「ダサい」という偏見は少しは解消していただけるかもしれません。 私の子供たちも、TNPに興味のない妻の運転は「荒くて下手」 ...出典:て~~さん
-
CT200hでは、平均燃費計が2つ装備されています。 これらは、燃料計の下の小さい液晶画面(MID:Multi Information Display)を切り替えて表示させることができます。切替はハンドル右手側の「DISP」ボタンを使います。 「給油後の平均燃費」 瞬間燃費画面に同居している一番右の数字です。 本メーターは、給油後の発進直後に自動リセットされます。 走行距離は自動リセットされませんので、私は 'TRIP A' を利用しています。 (画面はTRIP Bですね、すみません) 「平均燃費」 任意のタイミングで自由にリセットでき、区間燃費として計測することができます。 リセット方法は、この画面にて「DISP」ボタンを長押しします。 区間距離として 'TRIP B' も同時にリセットしておくと良いでしょう。 2つめの写真「平均燃費(区間燃費計)」をこまめにリセットすることをお勧めします。平均燃費の対象距離が長いと、運転の仕方による燃費値の変化がはっきり見えないからです。 たとえば、600km走行した時点で22.0km ...出典:て~~さん
-
今回から、ようやくハイブリッド特有のTNP術に突入です。 THS(トヨタハイブリッドシステム)の特徴はなんといっても、走行中にもエンジンを停止できることです。エンジン停止中はガソリン消費がゼロですから、走れば走るほどTNP値(km/L)をどんどん上げていくことができます。 しかし、闇雲にモーター走行をすればいいというものではありません。すぐに弾切れ(バッテリ枯渇)を引き起こすので補充も重要なテクニックです。 THSでのTNP向上のためのキーポイントは 「HVバッテリに貯めてある限られた電力を最大限利用してエンジン停止走行距離をできるだけ長く稼ぐ」 です。 そのためには 「モーター走行時の放電」と「回生ブレーキやエンジン走行時に行われる充電」の二つを効率よく行う 「エンジンとモーターの使い分け」 がポイントになります。 (1)モーターはメイン動力ではなくアシスト的な動力と考える ・エンジン加速後の速度維持、あるいは減速を緩やかにしたいときの動力アシストとして - 加速や登坂はエンジンに任せた方が効率が良い場合が多い - モーターをメイ ...出典:て~~さん
-
ふんわりアクセルeスタートなどの啓蒙活動によりエコ運転が少しずつ広がりをみせています。純粋に「燃料を節約したい」とか「環境にやさしくありたい」という方が増えたのだと思います。 高速道路の真ん中車線は120km/hが当たり前、追い越し車線は140km/hが普通なんて時代もありましたが、ここ数年は平均的にかなり速度が抑えられているように思います。 本講座でもエコ運転=スムーズな運転と書きましたし、エコ運転に対して良いイメージを持たれた方が増えているのではと期待しています。 「エコ運転に対する良いイメージ」 ・安全運転 ・乗り心地が良いスムーズな運転 ・環境に優しい ・燃料代の節約 しかし、マニア度が高まってくると逆に悪い面も出てきます。 まずは、 「マニア的TNPは危険度増大」 ・メーターを気にするあまり、安全確認がおろそかに → 走る凶器を操縦していることをお忘れなく ・ブレーキロスを避けたいために安全軽視 → 黄信号の終盤、ましてや赤信号への変わりっぱなで交差点に突っ込む → 一時停止無視 → コーナーや下り坂の ...出典:て~~さん
-
トヨタ、レクサスのハイブリッド車の経験がある方には、当たり前の内容ですが、CTが初ハイブリッドという方も多いと思いますので取り上げさせていただきます。私はあまりメカに強くないので、間違っていたらご教示いただくと幸いです m(__)m トヨタ式ハイブリッドを構成する基本要素は、以下の4つ・・・らしいです(^^; ・アトキンソンサイクルエンジン(高膨張比サイクルの高効率エンジン) ・動力分割機構(これが優れもの)と発電機 エンジンの動力を、タイヤ駆動と発電機駆動に自動分割します。 ・高出力モーター タイヤを駆動する 上記発電機からの電力で、エンジンと協調してタイヤの駆動をする場合、 バッテリからの電力を加えてタイヤの駆動をする場合、 バッテリの電力だけでタイヤの駆動をする場合があります。 充電機に変身 回生ブレーキ時に電気を発生しバッテリに充電します。 ・ハイブリッドバッテリ 蓄えた電力をモーター走行などに使うことで低燃費を実現します。 ハイブリッドシステムの状態を把握できるよう各種情報がモニタやメータに表示されます。 1) ...出典:て~~さん
-
CTのコックピット、メーターやスイッチ類が多く、やる気を出させてくれます。 メーター類も画面が切り替わっていろいろな情報を得ることができ、男心をそそります。 しかし、反面、「そんなの無視!」とか「どうしたらいいのよ~」といううめき声も聞こえてきそうです。 そこで今回は、言いなりにされたい方(女性限定?)向けに特別「これだけ見ればオッケー」という組み合わせを紹介したいと思います。 (1)まずはたくさんあるメーターのうち、主だったものの紹介から。 メーター類の説明がうっとおしい方はここをすっ飛ばして(2)へ進んでいいです。 1-1)センターモニタ(ナビのモニタ) 「ナビ画面」 リモートタッチの左前方「MAP」ボタンを押すと切り替わります。 (MAPとMENUの間の上下ボタンで地図の縮尺が変わるのがナイス) 「エネルギーモニタ」 リモートタッチの「MENU」→「情報」→「エコ情報」→「エネルギー」 前回の講座で写真入りで説明したので、今回は簡単に。 ・バッテリ蓄電量がわかります。 ・エンジン / モーター / 滑空 といった走行状態の ...出典:て~~さん
-
次回 No.10 では前半の山場「TNPのための基本走行パターン」をお届けしますが、それを楽に実践するためにも今回は「足技」について説明しておきたいと思います。 TNPは「足技が大事」、でも難しいと思われているかもしれません。 実際には、慣れれば自然と体が覚えてくれます。ハイブリッドじゃない車にのってもつい癖が出てしまい、それは他の一般車の燃費向上にも役立ちます(^^; 一時期、靴を脱いで素足でアクセルワークを実践していた時期もありましたが、底の固いビジネス用革靴を履いていても問題ないレベルになります。 では、本題に(^^ゞ 1)エンジンオンとエンジンオフ(モーター/滑空/回生)への遷移を自在に TNPを狙うには、エンジンとモーターの走行場面を自分なりに意識して 自在に切り替えられることが重要です。 2)無駄のない動力遷移 アクセルワークをスムーズに行い、無駄のない動力遷移が求められます。 3)エンジン加速ののちモーター走行へ アクセルオンで加速していた状態から、アクセルを一瞬だけ完全オフします。 間髪を入れずにエコメーターの目標値までアクセルをわずかに ...出典:て~~さん
-
走行パターンは、環境、ルート、ドライバーの好み、等で数あれど、今回はごくごく基本的な考え方をお届けします。 THSでは、エンジン走行時にガソリンを消費しますが続くエンジン停止走行の距離を引き延ばすことで、TNP値を上げていくのが低燃費走行の基本原理です。 具体的に例を挙げて説明していきます。 燃費計算用のデータは、ユピテルのレーダ探知機のおまけ機能で測定したガソリン消費量を参照しています。 0-40km/hの発進加速の消費燃料 = 11mL 0-50km/hの発進加速の消費燃料 = 19mL 50km/h巡航走行を100m = 8mL ※上記消費燃料は気温、冷却水温度、バッテリレベルなどで異なります 1)40km/h制限道路での信号間250mのストップ&ゴーの場合 250mの走行距離において11mLを消費しますから、燃費は 0.25km÷0.011L=22.7km/L 2)50km/h制限道路での信号間250mのストップ&ゴーの場合 250mの走行距離において19mLを消費しますから、燃費は 0.25km÷0.019L= ...出典:て~~さん
-
No.01~No.10まででTNP走法の基本概念を書いてきました。 今回からの後半戦はちょっと拍子抜けするような内容も出てきますが、引き続きお付き合いをよろしくお願いします。 CTオーナーさんは、初ハイブリッドの方が多いようです。毎月1日にはHDN燃費ランキングがリセットされますので、とんでもなく凄いデータが初日にアップされていることに驚かれる方も多いようです。からくりを知っている者からするとなんの脅威もないのですが・・・ さて、今回のテーマはそんなことに関連します。 「地形を生かす」・・・究極を突き詰めるとノロノロ走行、あるいは逆に危険なオーバースピードを助長しかねないです。 今回のテーマは、理屈を理解いただくのがメイン、あとはマナーと安全を優先に、場面に応じて適度に実践いただければと思います。 本題の前に燃費を稼ぐためのヒントを1つ! 地形を生かすルートとして、急坂登坂に続いてダラダラ下り(下り傾斜1~2%:100mの距離で1~2m標高が下がる)が延々と続くという周回コースを見つけられるとベストです。ノロノロ走行することなく、気持ちよく35km/Lオーバー。ラ ...出典:て~~さん
-
発進加速の方法について、まだ、これだと言い切れる自信はないのですが、プリウスでの経験も含めて大雑把に語ってみたいと思います。 ここ数週間、下記の方法等、いろいろと試行錯誤してきました。 (1)モーターで20~30km/hまで引っ張ったのちエンジンオンにて加速 エンジンがかからないようにソフトにアクセルを踏み込んでの発進です。 いわゆる「ふんわりアクセルeスタート」のような遅めの加速になります。 (2)最初からエンジンで加速 発進のタイミングでグイッとアクセルを踏み込みいきなりエンジンを回すような加速方法です。 (3)遅めの加速 エンジンで加速中、HSIを75%以下のレンジに保ちます。 (4)速めの加速 速いと言ってもかっ飛びではないです。エンジン回転数は2200回転程度(?)まで。 HSIは100%越え、時には150%もありです。平均的な他車より速いです。 プリウス20型での運転は、私のメインのスタイルは(2)+(4)でした。 しかし、CT200hになって、ずーっと「発進が重たい」と感じていました。 それはエコゾーン100%以内(ノーマル ...出典:て~~さん
-
バックナンバー No.05「THS2におけるTNP向上の基本」に「モーターによる巡航走行の距離をどれだけ長く稼げるか」がTNPのキーポイントであると書きました。 また、バックナンバー No.10 「基本走行パターン」では巡航走行時、エンジン走行距離とそれに続くモーター走行距離の比率は1:2が好ましいと書きました。 しかし、エンジン停止走行(モーターあるいは滑空)の無理な引き伸ばしはストレスになることが多いです。モーターで速度を維持しずらい中高速の速度域においては、特にです。 今回は、そのモーター走行引き伸ばし比率を緩和する方法についてお伝えしたいと思います。 まずは、その根拠となる理屈について説明します。 エンジン走行時の充電パワーと瞬間燃費については、バッテリレベル(BL)との相関性があります。 低BL(BL2~4)では、エンジンパワーをHVバッテリの充電に振り分ける比率が高くなります。 瞬間燃費計を観察しているとわかりますが、低BLではエンジン走行時の瞬間燃費が悪く、高BL(BL5以上)ではエンジン走行時の瞬間燃費が良いです。 反面、低BLでは、短いエン ...出典:て~~さん
-
アクセルオフでもエンジンが停止しない状況は多々あります。 暖機、高速道路での走行、Sレンジ、バッテリ満充電等です。 それ以外にも、皆さんが多分気づいていないかもしれない(?)「アイドリングチェック」という儀式があります。 あまり気にする必要はないですが、一応、知識としてインプットしておくのも悪くない・・・かな?(^^; アイドリングチェックとは 駆動負荷がない状態においてエンジンを空回りさせ、燃料噴射量や点火タイミング等の燃調を行う工程のようです。ちゃんと終了させてやらないと何度も発生して無駄にガソリンを消費しますが、普通に運転していればそれほど問題にはなりません。 発生条件 冷却水温が低い状態で始動の後、しばらく走行して水温が73℃以上になったところで発生します。CT200hには水温計は付いていないので、運転時間で判断しないといけないかもしれません。 始動後、冬は30分程度、他の季節では15~20分後ぐらいに発生する感じでしょうか。登り坂が多かったり、60km/h制限道路を走ったらもっと早く発生すると思います。 判定方法 アクセル操作でエンジンを停止させたは ...出典:て~~さん
オススメ関連まとめ
-
2020/11/14
-
2016/03/31
-
2020/11/22
-
2015/02/22
タグ





