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2012/03/15

No.27 CT200h TNP基礎講座 「おさらい:基本走行パターンとHSI」

No.10「基本走行パターン」 にて、THS2(トヨタハイブリッドシステム2)の基本的な低燃費走行パターンをお伝えしましたが、HSIメータと対比させた図を示すことで、初めての方でもイメージをつかみやすくなるのではと思いました。


まず、この図から。
クリックすると拡大図が見れます。

発進から信号停止までの速度変化と駆動力の状態を示しています。

エンジンで走行する部分が赤(①と②)、モーター走行部分がオレンジ(③)、滑空走行部分が水色(④)、フットブレーキ区間が緑色(⑤)です。


それぞれの場合にて、HSIメーターのおおよその範囲を矢印で書き込んでみました。

①発進加速
この場合は、あまりメーターの位置にこだわらなくて良いです。

ただし、スパッと加速する場合には、目標速度をオーバーしないように早めにアクセルを緩めてモーター走行に切り替えます。
BL2になり充電量を重視したい場合にはスロー加速がおススメです。


②つなぎ加速、または、充電走行

BL2で充電を重視したい場合にはなるべく低回転での充電走行を、そうでない場合には普通に加速して速度を元に戻します。


③モーター走行

モーター走行時こそ、アクセルをデリケートに操作し、無駄にエンジンがかかったり、大きく減速しないようにします。
傾斜や路面の荒れなどの道路状況に応じてアクセルワークを細やかに行い、なるべく速度を一定に保ちます。等速走行というよりは、わずかずつ減速していく感じで走行します。


④滑空

前方100m以内で停車する必要がありそうなときは、モーター走行での電力消費をやめ、滑空状態(アクセルをほんのわずかに踏んだ状態)で走行します。


⑤減速

同乗者が前のめりにならないようなソフトな減速を心がけます。回生効率があがり回収できる電力量が増えます。




②のエンジン走行と③のモーター走行のサイクルは短すぎないことが重要です。エンジン走行10秒以上、モーター走行20秒以上が目安かと。

信号も傾斜もない理想的な道路であれば、エンジン走行1km、モーター走行1km~2kmといったロングサイクルで走るパターンもありです。


No.10 「基本走行パターン」を復習いただけると、より理解が深まるかと思います。


補足
エンジン走行した後は必ずモーター走行でそれ以上の距離を稼ぐようにします。
走行中、次の信号が見えたときは、停止する可能性があるのでなるべくずっと手前でエンジンオフさせてモーターか惰性走行(滑空)で乗り切ります。



「CT200h TNP講座 目次」 はこちら
「CT200h TNP講座番外編 目次」 はこちら
Posted at 2012/03/15 08:43:46
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