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2012/06/01

TNP講座番外編 ワンタンクチャレンジその2 燃費計の誤差

給油警告が点灯して少し走ったところで給油すると、37L程度しか入りません。

取説には給油警告時の残量は約6.8Lと記されているので、ガソリンタンクには44L程度しか入らないのか?というのが今年初めまでの通説でした。

今のところガス欠1号の報告はありませんが、何人かのチャレンジャーの報告により47L以上入りそうという仮説に真実味が出てきています。

従って、満タンチャレンジをする際に「消費可能なガソリンは45L」という意見がちらほらと。

ここで注意喚起しておきたいのですが
「CTの燃費計が7%程度かさ上げしてあることを考慮して計画を」
ということです。


具体的な例を挙げると、

給油時の燃費は、AVG=34.1km/Lです。

前回給油したのがちょうど前月末日かつ自宅付近のGSだったので、下図のHDN(月間燃費)の燃費記録が満タン記録とほぼ一致していました(距離の差はGSから帰宅した分が今月分に加算されていないからです)。


ガソリン消費量は、上図のHDNの数値を引用すると41.4Lです。

しかし、実際に給油した量はというと・・・44.1Lです。


ここのGSの路面が傾斜があってたくさん入ったのでは?ということではありません。
プリウス20型ではタンク構造が特殊だったのか傾斜依存性がかなりありましたが、CTはあまりそのようなことはなさそうです。
後述する過去の給油データから、GSの違いによる給油量のバラつきは0.5L程度で済んでいるように思います。



HDNによると41.4L、実給油は44.1L。

さて、この差はなんでしょう?

すでに皆さん、気づかれているかと思いますが、CTの燃費計(あるいはHDN燃費)と満タン法による差はかなり大きいです。

過去の給油記録にて、CTの燃費計(AVG)と満タン法燃費の差を見てみました。
(最初の二つは平均値を計算するのに除外)



「実燃費はCTの燃費計より約7%悪い」


この結果を踏まえ、満タンチャレンジの見通しをどう計算するか?について簡単に説明します。

以下はスマホアプリ「SmartG-Link」によるマイカー詳細情報の一画面。


給油後走行距離(TRIP A)=608.6km
給油後平均燃費(AVG)=33.5km/L

実燃費は上記燃費値を7%低くしたものになります。
33.5km/L x 0.93=31.15km/L

よって、消費済燃料は
608.6km ÷ 31.15=19.5L

タンク内の燃料は
45L-19.5L=25.5L

給油後平均燃費(AVG)を33.5km/Lで維持できた場合には、
実燃費31.15km/L x 25.5L=794km

あと794km走れるのでトータル1402km走行できる計算になります。



なお、上記の計算とは別に、給油警告点灯時には必ず平均燃費とTRIPをリセットし、燃費と走行距離をチェックし続けることをおススメします。

給油警告点灯後の目安ですが、

 給油警告後の走行距離÷給油警告後の平均燃費 < 8L

に抑えます。安全のため7.5Lとした方がいいかもしれませんが(^_^;)

8Lというのは燃費計の数値で計算した値です。
(燃費計の誤差を差し引くと、7.4Lが実燃料となります)


(注)
「給油後に45L以上入っている」というのは、給油口ギリギリまで入れた場合であり、セルフのオートストップや、店員さんに給油してもらった場合には2L以上少ないと思ったほうが良いです。



「CT200h TNP講座 目次」 はこちら
「CT200h TNP講座番外編 目次」 はこちら
Posted at 2012/06/01 12:40:32
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