タッチ_さん
2013/01/06
i-DM活用術:其の四「二種類の活用方法」
其の壱でi-DMが何なのか?其の参では問題点を指摘しました。
一方、其の弐ではi-DMが実際、利用者からどのように見えたり評価されたりしているかに触れました。
そもそもドライバーの技量を点数化し、上達を支援する仕組みなどというものは今までに無かった全く新しいモノです。理解がすんなり進まないのは当然ですが、現実問題そういったモノが世の中で求められているのか?という点は注意深く考察する必要がありそうです。
実際、i-DMはあくまでマツダ車にとって"オマケ"というべき機能です。これを活用しなければ車が動かないワケでもなければ、これを使うことでクルマが便利になる類の機能でもありません。DVD再生機能の付いたカーナビで「DVDを再生したことはありません」というのと同様で、どう活用するかはオーナー次第です。使わない、という選択をしたところでそれはあくまでオーナーの勝手です。誰も文句を言う権利はありません。
それを承知した上で、こうして色々と書いている意図は、もちろんボクがi-DMを良い物と評価していて、多くの人に良さを理解して欲しいと(単純に)思っていること、そしてi-DMがドライバーの運転技量のみならず、交通のマナーやモラルの向上などの副次的なメリットにも繋がると考えているからです。
問題点も有り、理解も活用も難しく、そもそもクルマから「あんたヘタねぇ」なんて言われる面白くないシステム(苦笑)を如何に上手に活用するか?ボクなりにi-DMを理解し1年間活用してきた上で見い出した活用方法は以下の二種類です。
①丁寧な運転をするための活用法
例えば初めて乗せた同乗者が思わず「運転がお上手ですね」と口にするような運転が出来るようになる。
②自動車を自在に操る技術を学ぶための活用術
例えば将来、モータースポーツを楽しむときに必要となるような、運転技術の基礎を身に付ける。
上記の二つは本質的には同一線上にあるため、②を目指すことは①を包含することになりますし、①を身に付けたその延長線上に②がある、という関係性です。
どちらがより自身にとって有用かはそれぞれの価値観で決めれば良いと思います。
先ず、どちらを目指すにしても変らない共通事項を記します。
1.「今回のスコア」の目標スコアは4.0点とする
最高得点は5.0点です。ステージアップのアベレージスコアは4.8点です。以上からどうしても4.8~5.0点が目標スコアになりがちですが、4.0点以上であれば「素晴らしい運転です」というメッセージが出ます(少なくともアクセラSKYACTIVでは)。
よって、4.0点を下回らなければ良い運転が出来ている、という認識を持ちましょう。
2.ステージアップは急がない
其の参でも述べましたが、3つの運転操作(アクセル、ブレーキ、ステアリング)の練度には必ずバラつきが生じます。そして、もっとも練度の高い操作は頻度も高く、それによってステージアップの条件は十分に満たせる状況になります。そこでステージアップをしてしまうと、練度の低い操作の習熟の妨げになるリスクが生じます。早く、短期間でステージアップしたとしてもマツダからは何も出ません(笑)。急いでステージアップしてもせいぜいブログで「XX日でXXステージまで行きました」と自慢出来るくらいですが、イイね♪は大して付きません、ボクの経験的には(爆)。
ココは名を捨て実を取る心構えで、極力ステージアップは遅らせることをお勧めします。
ボクの経験では、アクセル操作が最も早く、ブレーキとステアリングは運転環境次第です。3つの操作の全てで一定水準以上、とまで拘る必要はありませんが、少なくとも自分でもっとも苦手な操作で多少の手応えを掴む(成功率は低くても、なんとなく勝手は解った)くらいで次のステージに進むのが良いと思います。
3.青ランプ点灯は常に意識する
①でも②でも、コンスタントに青ランプ点灯出来るようになることが目標のひとつとなります。チャンスには常に青ランプ点灯を狙います。しかしながら、周りの交通環境には十分に配慮すること。それを無視して青ランプ点灯に拘るのは危険運転となる可能性があります。
また、アクセル操作が3つの運転操作の中ではもっとも難易度が低く、頻度も高く、習熟が早いです。よってこれだけで5.0点が取れるようになりますし、スコアが下がったときにはどうしても頼りがちになりますが、ブレーキやステアリング操作でも青ランプ点灯が可能とならなければ意味は無い、と肝に命じましょう。
4.白ゲージ点灯を減らす努力は要注意
青ランプ点灯を増やす一方で、白ゲージ点灯は極力減らしていくことが必要となりますが、白ゲージの点灯には
a.操作の練度の低さに起因するもの
b.止むを得ないもの
c.システムの誤検知の疑いがあるもの
の3種類があります。a.とb.は基本的に回避が可能ですが、c.は回避が困難です。
白ゲージ点灯は、青ランプ点灯の頻度が上がってくれば自然とある程度は減るものです。
白ゲージ点灯を減らすことに主眼を置いてしまうと、運転が楽しく無くなるばかりか、思うように上達しなくなるのです。何を直したら白ゲージが減るのか?には十分注意して取り組む必要があります。
a.は単純に操作を滑らかに行えるようになれば白ゲージが付かなくなります。
b.はそもそも、そういった操作を行う必要が無い状況を作り出すことが必要です。
一般公道では安全運転が最優先であることは言うまでもありません。
次は①の、思わず「上手い!」と言わせる運転のための活用方法について述べます。
一方、其の弐ではi-DMが実際、利用者からどのように見えたり評価されたりしているかに触れました。
そもそもドライバーの技量を点数化し、上達を支援する仕組みなどというものは今までに無かった全く新しいモノです。理解がすんなり進まないのは当然ですが、現実問題そういったモノが世の中で求められているのか?という点は注意深く考察する必要がありそうです。
実際、i-DMはあくまでマツダ車にとって"オマケ"というべき機能です。これを活用しなければ車が動かないワケでもなければ、これを使うことでクルマが便利になる類の機能でもありません。DVD再生機能の付いたカーナビで「DVDを再生したことはありません」というのと同様で、どう活用するかはオーナー次第です。使わない、という選択をしたところでそれはあくまでオーナーの勝手です。誰も文句を言う権利はありません。
それを承知した上で、こうして色々と書いている意図は、もちろんボクがi-DMを良い物と評価していて、多くの人に良さを理解して欲しいと(単純に)思っていること、そしてi-DMがドライバーの運転技量のみならず、交通のマナーやモラルの向上などの副次的なメリットにも繋がると考えているからです。
問題点も有り、理解も活用も難しく、そもそもクルマから「あんたヘタねぇ」なんて言われる面白くないシステム(苦笑)を如何に上手に活用するか?ボクなりにi-DMを理解し1年間活用してきた上で見い出した活用方法は以下の二種類です。
①丁寧な運転をするための活用法
例えば初めて乗せた同乗者が思わず「運転がお上手ですね」と口にするような運転が出来るようになる。
②自動車を自在に操る技術を学ぶための活用術
例えば将来、モータースポーツを楽しむときに必要となるような、運転技術の基礎を身に付ける。
上記の二つは本質的には同一線上にあるため、②を目指すことは①を包含することになりますし、①を身に付けたその延長線上に②がある、という関係性です。
どちらがより自身にとって有用かはそれぞれの価値観で決めれば良いと思います。
先ず、どちらを目指すにしても変らない共通事項を記します。
1.「今回のスコア」の目標スコアは4.0点とする
最高得点は5.0点です。ステージアップのアベレージスコアは4.8点です。以上からどうしても4.8~5.0点が目標スコアになりがちですが、4.0点以上であれば「素晴らしい運転です」というメッセージが出ます(少なくともアクセラSKYACTIVでは)。
よって、4.0点を下回らなければ良い運転が出来ている、という認識を持ちましょう。
2.ステージアップは急がない
其の参でも述べましたが、3つの運転操作(アクセル、ブレーキ、ステアリング)の練度には必ずバラつきが生じます。そして、もっとも練度の高い操作は頻度も高く、それによってステージアップの条件は十分に満たせる状況になります。そこでステージアップをしてしまうと、練度の低い操作の習熟の妨げになるリスクが生じます。早く、短期間でステージアップしたとしてもマツダからは何も出ません(笑)。急いでステージアップしてもせいぜいブログで「XX日でXXステージまで行きました」と自慢出来るくらいですが、イイね♪は大して付きません、ボクの経験的には(爆)。
ココは名を捨て実を取る心構えで、極力ステージアップは遅らせることをお勧めします。
ボクの経験では、アクセル操作が最も早く、ブレーキとステアリングは運転環境次第です。3つの操作の全てで一定水準以上、とまで拘る必要はありませんが、少なくとも自分でもっとも苦手な操作で多少の手応えを掴む(成功率は低くても、なんとなく勝手は解った)くらいで次のステージに進むのが良いと思います。
3.青ランプ点灯は常に意識する
①でも②でも、コンスタントに青ランプ点灯出来るようになることが目標のひとつとなります。チャンスには常に青ランプ点灯を狙います。しかしながら、周りの交通環境には十分に配慮すること。それを無視して青ランプ点灯に拘るのは危険運転となる可能性があります。
また、アクセル操作が3つの運転操作の中ではもっとも難易度が低く、頻度も高く、習熟が早いです。よってこれだけで5.0点が取れるようになりますし、スコアが下がったときにはどうしても頼りがちになりますが、ブレーキやステアリング操作でも青ランプ点灯が可能とならなければ意味は無い、と肝に命じましょう。
4.白ゲージ点灯を減らす努力は要注意
青ランプ点灯を増やす一方で、白ゲージ点灯は極力減らしていくことが必要となりますが、白ゲージの点灯には
a.操作の練度の低さに起因するもの
b.止むを得ないもの
c.システムの誤検知の疑いがあるもの
の3種類があります。a.とb.は基本的に回避が可能ですが、c.は回避が困難です。
白ゲージ点灯は、青ランプ点灯の頻度が上がってくれば自然とある程度は減るものです。
白ゲージ点灯を減らすことに主眼を置いてしまうと、運転が楽しく無くなるばかりか、思うように上達しなくなるのです。何を直したら白ゲージが減るのか?には十分注意して取り組む必要があります。
a.は単純に操作を滑らかに行えるようになれば白ゲージが付かなくなります。
b.はそもそも、そういった操作を行う必要が無い状況を作り出すことが必要です。
一般公道では安全運転が最優先であることは言うまでもありません。
次は①の、思わず「上手い!」と言わせる運転のための活用方法について述べます。
Posted at 2013/01/06 01:23:52
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