納車初日にi-DMを5thステージにし、明けて二日目。

天気は台風一過ならぬ、爆弾低気圧一過で晴天となるも、強風（暴風）は相変わらず。昨日、行えなかった交通安全祈願を地元のお寺で済ませると、カミさんのリクエストもあって東名高速道路を西進、駿河湾を臨むSAにて牛タン定食を賞味して帰ってくる慣らし運転を慣行しました。

お寺から東名高速までの道すがら、実は問題の兆候が出ていたのですが、このときは気にも留めませんでした。i-DMの青ランプが点かない、という兆候です。
一方、東名高速に乗り入れると、この日最大のピンチがボクとアテンザを襲います。

なんと！クルマが真っ直ぐ走りません<(>_<)>ﾅﾆｨ～

勿論これは、過日の爆弾低気圧の強風が影響したのでしょうが、SKYACTIVシャシーとロングホイールベース＆ワイドトレッドのアテンザをもってすれば、全く心配は無いだろうと高を括っていたボクには、真に不意打ちを食らったような状況。これに、巷で言われる「ステアリングセンターの曖昧さ」なる特性が加わり、フラフラする車体を安定させるのに苦労します。

「こ、こんなはずでは・・・(+_+;)」

ボクの狼狽ブリを見透かすまでもなく、微妙に進路が安定しない新車の挙動に助手席のカミさんが鋭く反応します。

カミさん：今度のクルマは真っ直ぐ走るんじゃなかったの！？

ボク：1月の試乗では、ちゃんと真っ直ぐ走ったんだが・・・(汗)

カミさん：ちょっと話が違うじゃない！(>_<)>

ボク：い、いや今日のこの強風はちょっと半端じゃないかもしれんし、、、(滝汗)

カミさん：も～！騙されたぁ～(>_<)>

ボク：いや、待て！結論を急ぐな！！(爆汗)

コレ、本当に交わされた会話です(^_^;)。いやはや、本当にヤバかった。納車二日目でカミさんからダメ出しされるなど真に想定外。なんとか汚名を返上しようとボクの上半身はガチガチに緊張し、それが更に事態を悪化させたのでは？と今となっては思います。

そして波乱含みのロングドライブは大井松田→御殿場間のロングコーナー区間に差し掛かり、再びボクに「？？？」な事態を突きつけます。ロングコーナーでi-DMの青ランプが点灯しません。アクセラでは確か、100km/h＋の速度でパターン1（走行タイプ2）が点灯したハズが、一度も点くことなく御殿場ICを通過。なんで？？？という疑問が残ります。

そして御殿場ICの先から第二東名に分岐する頃から、強風も徐々に収まってきました。強風域は北上を続けていましたから、西進する我々はエリアから遠ざかっていたワケです。そして連続するトンネル区間でふと気が付きます。

クルマが真っ直ぐ走る。。。

当たり前ですが、トンネル内に横風は吹きません(苦笑)。そして強風域を外れたことから、トンネルの外に出ても外乱の影響は無くなりました。そうすると、東名乗り入れ直後の不安定さがまるで嘘のように安定して直進するアテンザ。

結局、目的地のSAで昼食を済ませて帰京するまで、直進性で再び不満を覚えることは全く無く地元に戻ってきました。

あれは一体、なんだったんだ(・_・)？

例の爆弾低気圧の強風の影響だったのは明らかですが、それが例えば同クラスの他車でも影響が免れないほど強烈なものだったのか？或いはマツダ車の外乱に対する脆弱性か？今となっては解りません。また、アクセラとは全く異なるハンドリング特性にボクが全然慣れない内に遭遇したシビアコンディションです。次回同等の状況に遭遇した際に、同様にコントロールに苦心するかどうかも解りません。とりあえず帰路に全く不安無く高速走行をこなせたこと、上り線御殿場→大井松田間のロングコーナーで吸い付くような安定性を確認出来たことから、カミさんに対して少し名誉を挽回できたことから「あれは常識外れの強風のせい」という事で決着させることが出来ました(^o^;)ｱｰﾔﾊﾞｶｯﾀ

しかし、この日の波乱はここで終わりません。
高速道路を降りて自宅へ向かう道すがら、重大な事態に気が付きます。そうi-DMの青ランプが点かないのです。昨日は自由自在に点灯したにも関わらず、今日は全く言う事を訊きません。アクセルもブレーキも、2回に1回とか3回に2回というのは、ほとんどマグレに近い状態です。

なんで？？？理由は解りませんが、この事実はボクがアテンザを全く思い通りに動かせていないことを物語ります。不本意ではありますが、事実として出来ない以上、クルマに文句を言ってもはじまりません。なにしろ昨日出来たことが今日、出来なくなってしまったワケですから、これはクルマのせいというよりドライバーのせいでしょう。

それがなんとなく「i-DMをいきなり最高ステージに上げてしまったせいかも？」と思い至るのですが、この日のこの時点では論理的な理由には至らず、とにかく明日以降、一刻も早くこの事態を脱せねば、それには先ず、とっとと慣らしを終わらせねばと心に期すのでした。

そんな感じでしたので、過日のブログでもクルマのインプレはあえて避けた次第です。