呼子大橋を渡る手前にﾄｲﾚ付きの駐車場があり

その呼子大橋の道路横に下に下る階段を降りると

小さい島(女弁天島)まで渡れる遊歩道があります。

干潮の時には男弁天島まで渡ることができます。





島は２つあって「双子弁天」

または「弁天さん」と呼ばれ､

向こうの背の高い方を「男弁天」､

手前のなだらかな方を「女弁天」と呼ばれ､

航海の安全や大漁を祈るため､

広島県厳島神社からの御分霊が祀られています。




この島が古くから信仰の対象とされたことは、

文禄２年(1593年)の『名護屋城絵図屏風』の中に

祠(ほこら)が描かれていることからもわかります。




この神社は西海航路を行き交う船乗りや

玄海灘の漁師達の航海安全や大漁を祈り

信仰されました。



また呼子で捕鯨が盛んに行われた江戸時代には

漁期初めの海上安全と鯨の豊漁が祈願されました。



いまでは海上安全､豊漁祈願だけでなく

双子弁天にあやかり

夫婦円満､良縁､子宝の神様として

崇敬されています。





遊歩道からは海岸に降りれて

磯遊び､魚釣り､潮干狩りなど楽しめます。


ただ小さい子が海に落ちないように

大人はしっかり注意して見守りましょう。





弁天島には､広大な海触台を

同じ方向に貫く数本の岩脈が観察され、

佐賀県の天然記念物に指定されています。




佐世保群層(古第三期)の堆積岩を

玄武岩質溶岩が貫入して形成され、

岩脈の活動年代は1500～1600年前と推定。






佐賀県唐津市呼子町殿ノ浦2040




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