SaeXaさん
2015/08/02
LED電球の設計方法-抵抗(ダブルフェラメント)編
カテゴリ : 外装 > ランプ、レンズ > LED化
1
LED電球設計のための覚書です。
順方向電圧Vf=3.4V 標準電流値Id=20mAのLEDを使用することを想定して設計していきます。
ウィンカー用のようにシングルフェラメントの電球に変わるものは、図のように簡単回路です。
詳しくは、「LED電球の設計方法-抵抗(シングルフェラメント)編 」をご覧ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3325687/note.aspx
順方向電圧Vf=3.4V 標準電流値Id=20mAのLEDを使用することを想定して設計していきます。
ウィンカー用のようにシングルフェラメントの電球に変わるものは、図のように簡単回路です。
詳しくは、「LED電球の設計方法-抵抗(シングルフェラメント)編 」をご覧ください。
http://minkara.carview.co.jp/userid/2460000/car/1987570/3325687/note.aspx
2
ブレーキランプのようにダブルフェラメントに変わるLED電球作る場合、2つの方法があります。
一つは、ポジションとブレーキとを別回路でつくり、点灯する数を変える方法です。
もう一つは、ポジション点灯時とブレーキ点灯時の電流の量を変えて明るさを変える方法です。
ここでは、電流量を変えてポジションとブレーキを使い分ける方法を考えます。
一つは、ポジションとブレーキとを別回路でつくり、点灯する数を変える方法です。
もう一つは、ポジション点灯時とブレーキ点灯時の電流の量を変えて明るさを変える方法です。
ここでは、電流量を変えてポジションとブレーキを使い分ける方法を考えます。
3
ストップランプとして点灯するときには、シングルフェラメント用と同様にLEDに20mA流れるように設計します。
R2 = 60Ω
ポジションランプとして点灯させるときにはLEDに6mA流すことにします。
この値は、実際にLEDを点灯させ測定して決めていきます。
あまり少ないとLEDは点灯しませんし、多すぎるとブレーキランプとして点灯したときとの明るさの差がなくなってしまうからです。
R2 = 60Ω
ポジションランプとして点灯させるときにはLEDに6mA流すことにします。
この値は、実際にLEDを点灯させ測定して決めていきます。
あまり少ないとLEDは点灯しませんし、多すぎるとブレーキランプとして点灯したときとの明るさの差がなくなってしまうからです。
4
LEDに6mA流すので、3列の合計では18mA流すことになります。
R2の60ΩとR1を通して18mA流すのでR1+R2の値は、R=V/Iの式に当てはめ、
3.6V ÷ 0.018A = 200Ω
となります。
R1+ R2 = 200
ですから、
R1 = 200 - R2 = 200 - 60 = 140
R1 = 140Ω
となります。
R2の60ΩとR1を通して18mA流すのでR1+R2の値は、R=V/Iの式に当てはめ、
3.6V ÷ 0.018A = 200Ω
となります。
R1+ R2 = 200
ですから、
R1 = 200 - R2 = 200 - 60 = 140
R1 = 140Ω
となります。
5
ブレーキ系とポジション系の2系統とつながるので、必ず逆流防止用にダイオードを使用する必要があります。
今回、逆流防止用ダイオードの順方向電圧Vfを考慮しませんでした。
普通のダイオードも0.5V~1.2Vの順方向電圧をもちます。
Vfの低いダイオードを選んだり、設計上配慮することも必要になります。
今回、逆流防止用ダイオードの順方向電圧Vfを考慮しませんでした。
普通のダイオードも0.5V~1.2Vの順方向電圧をもちます。
Vfの低いダイオードを選んだり、設計上配慮することも必要になります。
Posted at 2015/08/02 09:53 by SaeXa
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