佐久スキーガーデンパラダ(自然体験ガーデンパラダ)
高速道路直結のお気軽スキーリゾートでヒヤリ体験
2014年07月25日

上信越自動車道・佐久平パーキングエリアおよびスマートインターチェンジと直結した娯楽施設。
高速道路外の公園・遊園地や商業施設と、パーキングエリア・サービスエリアを連結し、地域振興と道路利用者向けのサーヴィス向上を両立させるべく整備された「ハイウェイオアシス」の一つ。全国27か所に開設されているが、スキー場と接続されているのは、ここ佐久平だけである。
冬季は平尾富士こと平尾山麓一帯で標高差270m・6本のコースを有する「スーキーガーデンパラダ」として、夏季はカブトムシ始め生きた昆虫と触れ合うことができる施設など多数の遊び場を提供する「自然体験ガーデンパラダ」として、切れ目のない集客と施設活用を志向し営業している。
佐久平パーキングエリア一帯は、降雪量は少ないものの気温が低く、人工降雪機で整えたゲレンデを良好な状態で維持できる。
冬季の晴天率も高く、休暇取得の自由度が低いサラリーマン・ボーダーおよびスキーヤーにとっては「外れ」が無いのが嬉しい。
良識あるドライヴァーとしては、当然に急な積雪への対処は必要だが、東京都心から上信越道までの区間でチェーン規制がかかる日は然程多くない。
雪道ドライヴのプレッシャーを感じずにゲレンデへ直行できるのも、大きなアドヴァンテージである。
余り気合の入ったスノーボーダーではない(ちなみにスキーの滑走経験は無く、当然できない)私は、気軽に利用できるこのスキー場をよく利用している。
或る年の冬は自宅周辺で雪遊びが何度かできたものの、親子共忙しくて年度末の3月を迎えてもスキー場に行けていなかった。
たまたま予定がブランクだった週末、シーズン最初で最後のチャンス!とばかりに、ここ佐久スキーガーデンパラダへ日帰りで出向いた。
早朝から参加したスキー教室で一通り基本を習ってきた長男を、昼食後にもう一度滑らせてみようと超初心者用の緩斜面に登った。
私は10年以上前に購入したスノーボードブーツを履いていたのだが、ふと左足が軽くなり、斜面を見るとソール部分がゴッソリ剥がれ落ちていた。
装用感の悪さや、一部で懸念された安全性の問題からあまり普及しなかったステップインタイプのブーツ。ソール部分には、ブーツとボードを固定する太い金具が水平方向に貫通しており、単なる「靴底」と違ってかなり重い。
私個人としてはトリッキーなライディングは全くしないし、ゆっくりターンをしながら景色を楽しみつつ滑り降りてくる分には装用感が悪いとも思えない。一般のバインディングはリフトを降りて滑り出す前に、しっかりセットするため雪原に座り込む人が多いが、ステップインの場合はお尻を冷やす&濡らすことなく立ったまま素早くセットして滑りだせるのが便利で、これまでずっと愛用していた。
これが滑走中やリフト搭乗中だったら、急にブーツが外れ私自身が大怪我を負っていたか、ボードが高所から落下または単独で滑走しだし他人に大怪我を負わせていたかもしれない。
自分の用具に対し、綿密な点検をしていたかと問われると自信はない。
ただ、毎シーズン終了後の収納に際しては十分乾燥させていたし、今シーズンのため取り出した際にも金具類の欠損や発錆は一切なく、そんな致命的な劣化を見抜けなかった。
しかも当日は外れるまでに8回滑走していて、不具合を感じなかった。それが急に外れたのだ。
外れる直前、右足をリリースして平地を滑走中にバランスを崩し転んでしまったのだが、どうもそれでボードに固定されていた左足ブーツに無理な力が掛かり、最後の引き金を引いたらしい。
ウィンタースポーツ大好きな方には、古い道具を漫然と使用すれば事故になるのは当たり前のことと認識されていたかもしれない。ただ、グラグラするとか明らかにクラックが入っていた、といった現象を放置して使い続けたのなら完全に使用者の責任だが、直前まで気付くことができないまま、スノーボードとしての最重要機構が破綻したのは危険極まりない。
この記事をご覧の各位にも、私のようにズボラなボーダー・スキーヤーがお見えだとしたら何卒他山の石としていただき、お気を付け願いたい。
住所: 長野県佐久市下平尾 2681 南パラダ
電話 : 0267-67-8100
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