目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
3年前、始動不能になったボンゴブローニイを復活させ、しばらく乗り回した後、後輩に譲って新たな人生を歩んでいたボンゴ。今回、車検直前になり、またエンジンがおかしくなった。助けてくれと。凄く不安定。かかったりかからなかったり。だんだんかからない割合の方が多くなり、最終的にはかからなくなった。グローランプも点滅している。これ、3年前と全く症状一緒じゃないか・・・3年前は燃料ソレノイドを交換したら完全復活した。
だが、3年2万km程度でソレノイド壊れてたらシャレにならんぞ?と。
色々試すだけ試す。ソレノイドの端子部がゆるい?というか線が被覆裂けてる?線を触るとカチカチと音がする。そのタイミングでかかったりかからなかったり。端子部の付け根がもげかけてるんだなと。端子を新しくしたら一時的に復活。だが、また始動不能に。今度は何やってもかからなくなった。
ソレノイドにダイレクトに12V流すとソレノイドは動作するのだが、エンジン側で燃料噴射カットがかかるのか始動不能。グローランプ点滅。0.3秒程でフェイルセーフモードに入るのか、それを間髪入れずに一気にセルを回すとエンジン始動する。だがダイレクトの12Vを遮断するとエンジンが止まる。なんじゃこら?調べれば調べるほどドツボにはまる。故障コードを調べると、調べるたびに故障コードが増えていく。ECU破損?中古のECUまで持ち出す始末。だが変わらず。
2
いよいよ分からなくなり、まさかの噴射ポンプの故障・・・?
リビルド品でも16万円くらいするWLエンジンの噴射ポンプ。流石にそれじゃマズイ・・・
だがソレノイドダイレクトだとエンジンかかるってことは噴射ポンプ自体は死んでないのでは・・・?
と、各種電装品を手当たり次第にチェックすると、今まで来てたはずのソレノイドの電源線が0Vに。全く反応なし!
ECU側と導通かましてみるも、無反応。
なんじゃこりゃ?と触ってたらハーネスの根っこから電線がくさりおちやがた!おれ・・・いったいどうなて・・・
かゆい・・・うま・・・
うわああああああああああああああああああ!!!!!!
なんじゃこりゃ!!!!
ソレノイド端子側が被覆裂けてたのはともかく、ハーネス側がもげてたのはノーマークだった!!
3
結局、ハーネス側からダイレクトに接続してみたら、故障コードも何も全部消えて普通に始動してしまった・・・
回路図を見ると、ソレノイドの電源線がちゃんと接続され、アースに落ちることによって各センサーも回路がつながるようになっているようだ・・・これで全て合点が行く・・・
こんなクソ単純なことに気がつかず、ソレノイド故障だとかECU故障だとか思い込んで、ムダに部品を手配してしまった・・・
すげぇ敗北感・・・個人的なクルマだったら苦笑いですませられるが、
頼まれた仕事でこれだと、大赤字も赤字だわ・・・
原因が単純すぎて、間違って買った部品どもを請求するのが申し訳なさ過ぎる・・・
端子の緩みの時に電線異常に気がつければ・・・あそこでエンジンがかからなければ・・・とか思ってもあとの祭り。
たっけぇ授業料になってしまったわ・・・
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