居眠り運転の兆候監視…

自動車部品メーカーが、居眠り運転を防ぐ装置を相次いで製品化している。

カメラなどで眠気や疲労の兆候を監視し、運転手に警告する。

４月に関越自動車道で居眠り運転が原因とされる高速バスの死傷事故が起き、関連業界の関心も高い。

デルタツーリング（広島市）は心拍数等をから睡眠の兆候や飲酒の有無を検知する『スリープバスター』を東大などと開発。ミシン大手のＪＵＫＩが今年２月に発売した。

圧力センサー内蔵のマットを座席に装着し、１８秒ごとに７段階で判定。居眠り状態になる約１０分前に警告音を出す。価格は１５万７５００円。

アイシン精機は車載カメラで、目の開閉を検出する装置を開発。

トヨタ自動車が２００８年発売の上級セダン『クラウン』の一部に搭載した。目を閉じる状態が一定時間続くと、警報音が鳴る。先行車との衝突の危険性が高まるとブレーキが働く。