あすみさんごめんあすみさん迷惑かけたあすみさん逃げ出したあすみさんさよならもう忘れたい忘れるための罪は犯さない身体じゃなくて心が欲しいのに、21の誕生日を迎える前に死ぬという今で言えばいわゆる妄想が、何か、ズレた何かを常に求めていた俺変わったよあんなに20歳の時みたいにもうダサくないわざとダサくしているてその病的な思考を誰が理解しうる?医者なんて俺を凶悪じゃないように薬で感情を抑えるので上から目線で、しかも俺が何か少しでも話すと、警察を呼ぶ、君なんか恐くない、って言って、鍵の掛かった個室に毎日閉じ込めて、ジャージ着た一個下の高卒で看護助手になった若い男達にあれこれ指示される歯を磨くなとか、ご飯は食べなくていいとか、それが、あすみさんに会いにいつも通りに大学に行ったその日から始まった精神病院は、俺を精神病の犯罪者として押さえ込むのに社会的、常識的には真面目な役割を果たした。内情はどうだったにしろ。戻るのが恐いから、睡眠時間を確保するのを邪魔されたり病気以前の過去を馬鹿にされたりしたら必ずマジギレするけど理解したいなら、今から精神病院に、入院してみたらいい、しかも俺は確かに誰だ!!?