ステアリングラックブーツ 交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
写真のごとく,見事に『ぱかぁ』な状態のラックブーツ.1回は交換した記憶があるのですが,まだ大学院の頃だったと思うので,もう8年近く前の話.裂けたままで梅雨に入ると,ラックがダメになってしまうと困る&交換が大変なので,被害が拡大しないうちに交換です.
こういう部品,汎用品があるかと思いきや,案外なかったので純正を購入しました.
2
まずはフロントタイヤを外して,タイロッドとご対面.タイロッドエンドから出ているネジ部の長さを測定しておき,合マークをペイントしておきます.愛用のマーカーペンはピンク色.これ,黒でも白でも灰色でも,何色に書いても目立つので便利な色です.ピンクの部品ってあんまり見ないですしね.
今回は17mmぐらいでした.
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タイロッドをクルクルまわして,タイロッドエンドからネジ部を抜きます.ネジ部が抜けたらロックナットを外します.今回は,ロックナットを手持ちのナットに交換…何回か外しているうちに,ちょっとナメてしまっているので…メートル細目ネジM10-P1.0ですので,普通のナットは使えませんが,たまたまネジ箱にありました,ラッキー♪
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エンジンルーム側から見るとこんな感じ.根元側のタイラップをカットすれば,あとはタイロッド側に引っ張ればスッポンと抜けます.外す場合はカッターで切ってしまってもいいですけどね.
根元側は,本来鉄のバンドで締まっていますが,前回交換時に横着してタイラップにしてしまいました.これが案外頑丈で,8年間ちぎれずにもちました.使ったのは朝日電器の耐候性タイラップで,普通のよりはちょっとお値段高いですが,値段分の価値はあると思います.
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新旧比較.当然ですが,新品は裂けていません.
サプライヤーは先日のオイルシールと同じくNDK印なのでキーパー株式会社製.純正部品のラベルからして2011年製造のようです.ゴム部品なので,新鮮なのは嬉しいですね.
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外したついでなので,内部の清掃とグリースを入れなおしてから,新しいブーツを取付けます.ネジ側から押し込んでいくので,傷を付けないように,ネジ部にもグリースを塗っておき,ぬるぬるプレイを楽しみつつ,ゴムを被せます.卑猥に聞こえるのは,あなたがエロいから.
そして,根元をまたもや懲りずにタイラップで固定です.今回も耐候性タイプを使用.これで次のブーツ交換まではいけるでしょう.
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反対側も同様にして交換です.こちらは,ハンドルを左に切るとラック歯が外に出てきますので,ここぞとばかりにグリースを入れてハンドルを右にいっぱい,左にいっぱいと切り直して,内部に新鮮なグリースを供給しておきました.
これで雨中走行でもステアリングラックが錆びる心配はなくなりましたので,安心して水たまりも走れます.
左が裂けてしまった原因を考察すると,やはり左は路面が荒れていたり,下がっていて水たまりに入ることが多いので,被水環境が厳しく,劣化が促進してしまったのではないかと推測.ハンドルを切ったままクルマを停めていると,ラックブーツやドライブシャフトのブーツに引っ張り応力がかかって,裂けやすくなったりするんですよね.今回はそれはないと思いますが…
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