スバル、WRXコンセプトを世界初公開
うなるエンジン。泥臭いインテリア。空を飛べそうなリア・ウィング。
ドハデなブルーにきらめく六連星。泥や土煙が良く似合う。
実用セダンを一躍、荒野のスターに伸し上げた。
中島飛行機に源流を持つ
スバルが生みだした、
インプレッサWRX。
舞台は違えど似た成り立ちの
スカイラインGT-R(第二世代)が、
同じく
中島飛行機の血が入った
プリンス自動車の秘蔵っ子、
スカイラインGT-Bの子孫であるというのは改めて運命的だと思うのだ。
その出来のよい子孫たちの更に先。
日産GT-Rは武装市民から精鋭の兵士へと生まれ変わった。
ではインプレッサWRXはどうか。
日産GT-Rと同じくインプレッサという「肩書き」が取れ、
三菱ランサー・エボリューション共々
「一般人」ではなくなると専らの噂。
エボはちょっと先行きが怪しくなってきているが・・・。
今回NYモーターショーにおいて
「WRXコンセプト」と銘打たれ発表されたわけであるが、
どうも「兵士」というより
「エージェント」という感じがするのである。
某マッドサイエンティスト風に言えば「エェーィジェンンンンッ!!」
あくまで「コンセプトモデル」であるので、細かいことに突っ込んでも仕方ない。
1.9mほどもある全幅のことね。太りました?とか言っちゃダメよ。
歴代のインプレッサWRXやランエボのような
「男気サルーン」ではなく。
日産GT-Rのような
「和製スーパースポーツ」でもない。
まぶしいブルーに塗られ、厚化粧された目元をじっと見ていると、
By IFCAR (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons
そうそうメルセデス・CLSにそっくりじゃない!
フロントバンパーのグリルやインテーク、フォグの処理までまぁ・・・。
そのエッセンスを頂いたであろう、マツダ・アテンザにもね。
誤解の無い様書いておくが、パクリだの似てるだの言いたいのではなく。
流行のデザインを取り入れることは悪ではない。
(一部の中国車除く)
それでカッコよくなり売れるのであれば良いではないか!
面白くはないけど、そういうひねくれたことを言うのはカーキチだけだろう。
ん?勿論ワタクシを含めて、ですよ?自虐です、自虐。
思い起こせばWRX・STI・ts(長いよ名前が)で、
しきりに
「上質なスポーツを目指した」とアナウンスされていたっけ。
つまりはそういうことだ。
メルセデスCLS・CLAやBMW6シリーズ・グランクーペ(4ドア)。
そういった
「オサレなサルーン」として、
スバルのプレミアムレンジを担わせようということ。
勿論あのスバルのことだ。中身はコテコテに仕上げてくるだろうが。
持ち味である反面、最大の欠点であった泥臭さを捨てようとしている。
最近のスバル・ニューモデルとは違う仕上げ方に見えるのだ。
インプレッサもフォレスターもXVも存分に泥臭い。
それが良いことなのか悪いことなのかは分からない。
ただ一つ言えること。
カッコいいじゃな~い!
北米で売れるといいね、スバルさん。
あんまりそっちを見て
おっきくなり過ぎると、
肝心の試合(ラリー)で勝てなくなっちゃうゾ?
・・・え?もう出ないからいいって・・・!?
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Posted at
2013/03/29 19:17:47