マスタング　50 YEARS EDITION　試乗

（歴代に比べると）排気量の小さな2.3Lターボエンジンですが、大人3名乗車で何の不足も感じませんでした。
一般道のみの試乗なので、高速での加速性は不明ですが、信号待ちから50km/h程度の加速はあっという間です。

ブレーキ性能も十分すぎるほどです。
ボディ剛性が高く、破綻する感じはありませんでした。
ただし、このエディションのみの大型ブレーキを搭載しているそうです。

ATはスムーズです。
ちょっと意地悪な操作をしたときには、さすがにギクシャクしましたが、通常では問題ないかと思います。

交差点等では、さすがに（特に前側に）ボディの大きさを感じました（停止線の位置が掴めませんでした）が、慣れれば取り回しには思ったほど苦労しないのではないでしょうか。
　

「しっかりしている」という言葉がしっくりくる感じです。
特に「硬い」とか「柔らかい」という感じはありませんでした。
サスペンションもよく動いて、路面追従性も良いと感じました。
ただし、この足回りも限定車特別仕様のようです。
また、エンジンルームにも、この仕様のみストラットタワーバーが装着されています。

ロードノイズは心地よい程度です。
不快な振動もありません。
段差のいなしも上質に感じました。

作り込んだエンジン音をスピーカーから流しているそうですが、不要なのでは？
　

後席には難ありです。
身長160cmを超えると（座高にもよりますが）間違いなく頭が天井にぶつかります。
また、乗降性も悪いです。
座面を抉ってあるので、腰を浮かすのに一苦労。
また、前席が電動スライドのため、乗り降りする度に、いちいち一番前までスライドさせる時間が必要で、開口部も狭いので高齢の方を乗せることはあきらめた方が良いです。

荷室は広く、ゴルフバック2本＋カバンは余裕だと思います。
後席が可倒式なので、2名乗車で割り切れば、泊まりの旅行でも荷物の積載性能に不満はないでしょう。
　

試乗のため不明です。