2005年06月07日
メジャーリーグ、薬物規制と本塁打数と
メジャーリーグでの薬物横行が公然と囁かれていたおり、カンセコによる例の暴露本が出ました。
もちろんメジャーリーグ機構もドーピング使用について何も知らなかった訳はないでしょう。観客数が年々下向きになっていたここ数年、ソーサやボンズらのホームランバッターによる本塁打合戦が観客の興味を引き、立て直した事は紛れもない事実です。
この状況の中、ドーピングの規制を厳しくすれば本塁打の数が減ることは想像に難くなく、観客動員の意味からも試合の”華”を削ぐ事はおいそれと出来なかったのでしょう。
がしかし、オリンピックを始めとしたスポーツ界からの薬物追放の波を無視し続けるわけにはいかず、さらには件の暴露本。
与論を巻き込んだ騒動になった以上、もはや黙っているわけにも行かなくなり、例の公聴会へと発展。
で、その薬物規制厳格化の流れの中、今年のメジャーリーグはどう変わったかを考えるに本塁打の数を考えてみた。日程の約1/3を終えた現時点での最高本塁打数はA.ロッドとD.リーの17本。
じゃあ日本のプロ野球ではどうなんだ、と調べてみると、セは横浜・多村の18本、パはソフトバンク・松中の23本。直接の比較はもちろん出来ないけれど、例年で較べると明らかに少ない気がする。
そして”奇妙”なことに、例年本塁打ランキングで上位に名前が出ていた選手の多くが故障者リストに載って登録を外れているか、登録されていても何らかの故障、あるいは不調で出場すら出来ていない状態。
丸太ん棒のような腕が細くなったの?血走っていた目が普通になったの?偶然ですかね。不自然といえば不自然じゃないですか?
そんな中、デビュー以来好成績で活躍し続けているイチローの存在。
アメリカの野球ファンはもとより、同じフィールドに立つメジャーリーガーにとっても彼が特別な存在である事はますます際立ってきたんじゃないだろうか?
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Posted at
2005/06/07 15:33:50
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