2005年09月06日
					
					
					
						
						
						カトリーナからの教訓 
						
						
					
					
						
							
							なんだか大きなのが九州に来てますね・・・
長崎を離れてはや20年。最近は軟弱な関東の台風に慣れつつあるんですが、当時の怖さを今でも時々思い出します。今回は広い範囲で被害をもたらしそうです。皆さんお気をつけ下さい。
今年の3月、朝日新聞WEB版に載っていた記事。とっても興味深く、無視することができない内容でした。
2003年、国土交通省が全国の海岸に面した地方自治体で調査した所、その35%しか堤防の定期点検を行っていない。しかも70%はその点検のマニュアルさえ持っていないらしい。
全国にある約9000キロの堤防のうち、約6000キロは1970年より前に造られた古いもの。
近年、日本近海の海面温度上昇で台風の数もその勢力も強くなっているに関わらず、それらの古い堤防は近年の台風には合致していない。つまり防波堤としての能力が不足しているところが多いらしい。
実際、昨年の10月、室戸にある9.8メートルもの高さの堤防が高波のために破損・崩壊し、周辺の家が波で被災し3人の方が亡くなった。
同年、鹿児島の志布志では8000トンのコンクリートブロックがたかだか1メートル越の高波で破損してしまった。
海面温度上昇との関連についてはどうか?
1990年代から日本を直撃する台風の数が増加傾向にあります。昨年は9個の台風が勢力を落とすことなく日本を直撃しました。これは統計を取り出した1977年以降最大の数字。1メートル以上の高波を4回記録したのも過去最高らしい。着実に自然の猛威は成長しています。
恐らく直撃する台風の個数の増加と勢力強大化の傾向はこの先も続くでしょう。いつまでも指をくわえて見ている場合では有りません。自然現象の台風をなくすことができない現状では、その対処法を見直す時に来ているのです。
アメリカのニューオーリンズは市内のそのほとんどが海抜ゼロメートル地帯。一旦洪水が起きてしまうとああいう惨状になることが予想されていました。そういう意味では行政の対応が遅れていたのかもしれません。果たして日本の行政は信用に足るのでしょうか?
関係地域の皆さん、くれぐれもご注意を!
							
						
					
					
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						Posted at
						2005/09/06 10:24:36
					
 
					
					
					
					
	
	
	
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