世の食文化の中ではすでにちゃんとした地位にあります。これは個人的な認識の話。ほんの数年前まで私の中の”らーめん”といえば、”即席麺”、あるいは”メニューの端っこにある単品料理”っていうイメージだったんですよ、サンプルも傾いてすすけたね。もちろん”らーめん専門店”なんていう概念は無かったですね。そんな私のらーめん嗜好は、神保町でふと入った喜多方らーめんのチェーン店”小法師”で昼食を取ったときに動き出しました。九州出身の私、”喜多方らーめん”が珍しかったのも有ったんですが、でも素直に美味しかったんですよ。太目の縮れ麺にすっきりの醤油スープ、軟らかいばら肉のチャーシュー。なじみが無い味でした。それ以来ですね、らーめんにもいろんなジャンルやご当地のものがあることに気がついて本を見ては東京で店めぐりするようになったのは。最近は千葉にも多様で美味なお店が増えましたので、わざわざ東京まで行くことはなくなりました。少なくとも2週に1度は新規なお店を探しては県内を放浪している換算です。これまではさっぱり系魚介ダシの醤油や塩らーめんがメインでしたけど、寒くなるこれからの時期はこってり系の味噌や背脂チャッチャもいいですね。ところで、折角の美味しいらーめん。タバコの煙が漂ってくると味も香りも全てが消滅。吸わないに人とってはあれ以上の苦痛はない・・・お店の責任や都合もあるかと思いますが、らーめん屋さんはほとんどが狭い店舗。出来たら食事のときはご遠慮していただけるとほんとにありがたいんですが・・・。