2005年02月16日
国民として、長崎県人として。
昨夜、天ぷらを頂いた。
揚げ物を見るたびに小さい頃の事、故郷のことを思い出す。今回に限っては楽しい思い出ではない。
みなさんは「カネミ油症」ってご存知だろうか?
「森永ヒ素ミルク中毒」と並ぶ、戦後日本で起きたわが国有数の「食品公害」のことです。北部九州で主に発生しましたが、私の生まれた五島地方はその中でも被害が最も大きかったのです。
米糠から食用油を作るとき、「カネミ倉庫」は脱臭のための熱媒体としてPCBを使っていた。あるとき、一部の油のなかにPCBが多量に混入してしまった。それを使った飼料で鶏が大量死したにもかかわらず、カネミ倉庫は食用の油に混ぜていたのです。
詳細は皆さんがご自身で調べていただいた方が嬉しい。それでいろんなことが起きた、未だに起きていることを理解して頂けそうなので。
このPCB(ダイオキシンの一種)、体外に排出される事はなく蓄積し、それが母親から子供に何代も・・・ 数年前、ゴミ処理場の煙で発生した症状が良く言われていました。「カネミ油症」の場合、さらに濃い濃度のものを直接口にしていたのです。何の疑いもなく。
当時、両親は県外で働いていましたので幸い私達家族は免れました。私の伯父は患者でした。2世になる友達にも症状が出ていました。
先日、ウクライナの大統領選挙で毒を盛られたとかで、候補の顔が酷く犯されていました。まさにあれが「カネミ油症」、じつは「ダイオキシン中毒」の最たる症状なのです。
肌はむくんで黒くなり、過剰な多汗で手のひらは何時もただれた状態、止まらない涙・・・ 子供の頃、そういう友達が回りにいっぱい居たのです。耐えられますか?無視できますか?
この食品公害、実はこれだけでは終わりません。
この訴訟では行政管理責任で国も責任を問われました。仮執行金という事で治療費が払われました。その後国は責任を免れました・・。
現在患者は病気による苦難の他、国から仮執行金として払われた「治療費の返還」も求められています。治療さえ十分に出来ないのです。裁判は、単なる二重苦、三重苦の始まりでもあったのです。
国って、なに? 国民は守ってもらえないの?
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Posted at
2005/02/16 11:29:08
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