ウォーターポンプシャフトのオイルシールからのオイル漏れ修理
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
アンダーカウル内側にオイルが付着していたのでどこから?と探したところ、右クランクケースカバーの下でした。
覗きこんだところ穴が開いていて、穴の奥に銀色の部材が見えます。位置的にウォーターポンプのシャフトっぽい。ググると出るわ出るわ(笑)
ここはオイルシールとメカニカルシールの間の空間にあるドレン穴。RXのウォーターポンプにもある機構です。
更に調べていくと2018年モデル以降でオイルシールの直径が20mmから26mmに変更されているとのこと。
https://www.honda.co.jp/HRC/news/2018/news14/
公道仕様でも変更されているのをパーツリストでも確認できました。
シール大型化によりクランクケースカバーとオイルシールの接触面積が30%増加しています。 設計変えてまでの対応なのでガチのヤツかな。
クランクケースカバーごと交換が必要になりますが恒久的対策としてこれに交換します。色がゴールドっぽく変わっちゃうけどベースが黒なのでまいっかw
2
まずはエンジンオイルを抜きます。オイルフィルターカバー内のオイルも抜いておきます(オイルが抜けたら一旦組戻す)。
次はクーラント。ポンプ下のドレンボルトを緩め、ラジエーターキャップを外すとクーラントが流れでてきます。ドレンボルトを一気に外すと勢いよく排出されるので注意。垂れが落ち着いてきたら完全にドレンボルトを外します。この時銅製ワッシャを紛失しないよう注意。
完全にクーラントが抜けたらラジエーターホースを外して、ウォーターパイプ(シリンダーとクランクケースを繋ぐパイプ)を外します。各所白錆無く状態良好。
3
クランクケースカバーはほぼ固着していますのでプラハンでコンコンしながらはずします。ダウエルピンが入っているので、まっすぐひっぱるようにします。クランクケース側に残った古いガスケットはスクレーパーで丁寧に除去します。
中は乳化したオイル塊もなくコンタミは起きてないようで一安心。
4
5
必要なOリングやガスケット、オイルフィルターはもちろん全て新品に交換します。今回はダウエルピン類も新品に交換しました。クランクケース側にオイルフィルタースクリーンがあります。清掃しておくと良いかもです。(私は忘れました。。。苦笑)
クランクケースカバーにクラッチリフターアームとそれに付随するリターンスプリング、オイルフィラーキャップを移植したらベアリングにエンジンオイルを塗布しクランクケースに組み付けます。カバー固定ボルトは全部で11本です。
クラッチワイヤー、ウォーターパイプを戻します(ウォーターパイプのOリングももちろん新品に交換)。オイルフィルターカバー、ウォーターポンプカバーを組み付けラジエーターホースを接続。
その後エンジンオイルを注入。フィルターを交換しているので1.5L。クーラントはラジエーターホースをニギニギしつつ注入。少しエンジンを回して更にエア抜きを促進。少ししたらエンジンを止めキャップを外して量を確認。まぁいい感じ。
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カウルを装着し横からのショット
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前方向から
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オイルフィルターカバーはアンダーカウルに隠れて色目違いが気にならない感じになりました。なんかやってる感がでて良い感じかも(笑)
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