今日、買い物に行く前に川原に寄り道してきました。
目的は、こちら。
少しアップで。
さらにアップ。
このお花は、カワラノギクといいます。
ありふれた菊のように見えますが、実は絶滅危惧種なんです。
数年前に地域広報誌の紹介記事を見るまで、近所に絶滅の危機にさらされている
植物が生息しているのを知りませんでした。
以下、神奈川県レッドデータブックからの引用になります。
カワラノギク キク目 キク科
■区分
絶滅危惧ⅠA類
■判定理由
最近の数年間の減少は著しく、今回のアンケート調査では開花にいたる総個体数は
50株未満と推定された。
定量的要件Dより、絶滅危惧ⅠA類と判定される。
■生育環境と生育型
河川中流の砂礫地に生える越年草または1回結実性の多年草。
■生育地の現状
上流のダムにより礫の移動が少なくなり、河床が富栄養化し、コセンダングサなどの
帰化植物が繁茂すると消失してしまう。
相模川本流では相模原市上大島から寒川あたりまで、中津川では馬渡橋から下流で
確認されていたが、最近は衰退が著しく、かつて多数のカワラノギクが見られた厚木市
猿ヶ島では2004年秋には2株の開花が確認できたにすぎず、ロゼットも数個程度しか
発見できなかった。城山町や相模原市域でもやっと数株の開花が確認されたにすぎない。
多摩川や酒匂川にも記録があるが現在はない。酒匂川では1972年の集中豪雨による
増水で消滅したと推定されている。
■存続を脅かす要因
産地極限、堰の建設、河川敷整備、河川敷への車の乗り入れ
■国内の分布
栃木県(鬼怒川)、東京都(多摩川)、神奈川県(相模川)、静岡県?
おいら、ダムカード集めをしてダムの魅力を堪能していますが、その影響を受けている
人やモノも多くあります。
このカワラノギクもその1つのようです。
この川原では、保護して育てたことでお花畑のように群生する姿を見ることができます。
なんとか絶滅せずに、いつまでも美しい姿を見せて欲しいです。
カワラノギクとハチ。
アップで♪

意外に上手く撮れたかな?(笑)
おまけ。

大きな蜘蛛が。。。
道中はススキが群生してます。
なかなか良い風景でした。
ということで、久々の草花の写真でございました。
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Posted at
2018/10/28 22:54:39