クラッチ再交換

なんだかフケが悪くなり、ガタガタと音がするなと思ってましたら、マフラーの取り付けボルトが脱落し、フランジナットまで無くなっていました。
これじゃあ走らないよ。

ということでフランジナットと長い六角レンチを調達してきました。
流石にこれは便利でしたよ。

クラッチベアリングやギヤシャフトを交換してしばらく走っていたんですが、新車のときもそうだったとは言え、やはりアイドリング時にリヤホイールがやけに早く回ることが気に入りませんし、収まる気配もありませんでした。

これが起きなかった現行レッツのクラッチがありますから、なにが違うんだとジロジロ見ていましたら、クラッチアウターの内カドに削り込みが追加されていました。
どうやらここと、クラッチシューの角が接触し続けているようです。

また最高速も頭打ちを起こしていたことが気に入らず、サービスキャンペーンで取り替えた新型ベルトに何か問題があるのではと疑ってもいたので、サービスキャンペーン以前から発売されていたレッツ4用の強化ベルトを2種類取り寄せて、違いを検証してみることに。

取り寄せたのはデイトナとKN企画のもの。

クラッチをレッツ4から取り外してバラし、強化クラッチスプリング付きのシューと交換。
アウターは現行レッツを使います。

ボスもCA45A用に替えてみることに。

プーリーはノーマルのまま。
レッツ2Sのウェイトローラーは全然削れておらず、さすがは純正でした。

重さはひとつ9.8gだったかな。

組み込んでみたところ、アイドリング時のリヤホイールは回るか回らないかの動きになりました。
クラッチべアリングのグリスの粘性抵抗だけで回っています。

やっぱりCA45Aのクラッチアウターが良くなかったようで、あのままだとクラッチが常時引きずりを起こしているわけですから、クラッチベアリングに熱がかかりっぱなしになっていたはず。

これではそう遠くない時期に、またクラッチベアリングがダメになったろうと思います。

走りの方はまあ予想通りと言いますか。

ノーマル比で2mmばかり長いKN企画のベルトは、ノーマルの駆動中における伸びを考慮してほんのり長く、丈夫にしてあるんだそう。
対してノーマルは、サービスキャンペーン以降のものは熱対策のために長さは変わらずも、伸びなくなっています。
おそらくこの伸びなくなったことが、最高速の頭打ちの原因でないかという。

ベルト交換後は長いぶんだけ加速が鈍った代わりに最高速が伸び、強化クラッチスプリングで鈍った加速を補う格好になりました。
なんだか昔のペリカンジョグのような、遅くも鋭くもない加速で最高速は出る、といったパレットになっています。

使いにくさはないので、もうこれでいいかと思いはじめました。