2006年06月03日
「一人神田川」・・・コレでいいのか?
1991年12月24日PM7:00
その男は、グレ-のス-ツに少しばかりくたびれたトレンチコ-トを
はおり雑踏の中に居た。人込みに身を任せるように歩く男の背中には
疲れ果てた男の哀愁が漂っている。しかし表情は明るく、その視線の先には
真っ赤なコ-トに身を包んだ、顔立ちのハッキリとした美しい女性が、
微かに微笑みながら、その男を見つめていた・・・
少し足早にその女性に駈け寄り、男は口を開いた。
「Merry X‘Mas」・・・女は黙って男の胸に飛び込んだ・・・
粉雪が舞い散る、京都「四条大橋」の上で・・・
そう、このアヒルニヒルな男こそ、「マドロスぽんちゃん」その人だったのです。
相手は当然Mちゃん。Nちゃんはどうしても都合が付かないので、前日の23日に
Mちゃんに電話を入れておきました。「Iveに逢いたい」・・・と
少し戸惑った様子のMちゃんでしたが、結構アッサリとOKしてくれました。
これで・・・本当に最後です・・・(何回言うてんねんッ!!)。
誤解の無いように言っておきますが、独身最後のクリスマスって事ですよ!
ぽんちゃんの「女好き」はお医者様でも草津の湯でも治りません!!(キッパリッ!)
でも、心の底では、「H」は止めておこうって思っていました。(出来るの??)
長年連れ添った2人には、クリスマスだからって特別なセレモニ-は不要です。
一緒にご飯を食べて、飲んで歌ってバカ騒ぎしているだけで充分なんです。
いつも良く行く先斗町の料理屋に行き、お互いに知り過ぎている好みの料理を
注文して、二人で乾杯です。いやぁ~楽しいですねぇ!ほろ酔い気分でお店を
出て、腕を組みながら先斗町を歩きます。一筋向こうの木屋町は概ね、
若者の通り(オイオイあんたも若者やってッ!)で、反対の先斗町は
アダルトな雰囲気が漂っています。後々もこの「先斗町」には、お世話に
なる事になります。先斗町から河原町通りに出て祇園方面に向かいました。
そう、同伴です。Mちゃんと供にお店に入り、ゆっくりと飲み始めました。
12時丁度位だったでしょうか、ママがシャンパンを抜いて持って来て
くれました。改めて乾杯をし、ラストまで店で飲んでいました。その後
またまた2人で飲みに(なんぼ飲むねんッ!)行き、アレコレ話をしていると、
「今日は帰らへんよ」「一緒に泊まろうね」って、不意にMちゃんが言い出しました
(かなり酔った感じでした)。「泊まってもエエけど、Hはせ~へんでッ!」
「一緒に寝るダケやで」・・・「それでも、ウチはええから・・・今日は・・・」
「一緒に居たい・・・」時間にして4時頃だったでしょうか。Hotel街へと、
2人は消えて行きました・・・続く。
ブログ一覧 |
一人神田川 第二章 | 日記
Posted at
2006/06/03 17:33:50
今、あなたにおすすめ