運転する全てのかたへ…

今日はひき逃げ事故のニュースが続き、非常に心を痛めています。

特に小樽のひき逃げでは3人もの若い命が奪われてしまい、同じ北海道に住む女性みん友さんたちは特にショックを受けていることと思います。あの強固なチェロキーがあそこまで損傷していることから相当な速度で突っ込んでいることは明らかです。

もう1件の1.3キロ引きずりなどは、もはや人間のやることではありませんね…

ひき逃げだけでも酷いのに、2件とも飲酒絡みの事故のようでこれは完全に自ら殺人行為を行う意思があったと言われても否定できません！



そんな私も10年前の大晦日の夜におばあちゃんをはねて死亡させてしまった経験があります。

おばあちゃんは国道1号線の片側2車線の追い越し車線上に立っていました。
現場は直線で見通しは良かったのですが、まわりに店舗などのない暗闇だったために私のすぐ前を走っていた車が道路に立ち尽くすおばあちゃんを見落としてしまったようです。

それでも前車は急ハンドルで何とか回避。しかし、すぐ後ろを走っていた私は何が起きたのか分からないままはねてしまいました。その時は何がぶつかったのか理解できないくらい一瞬の出来事でした。私は前車がそのまま走り去ったために思わず追いかけてしまい、現場から700メートルも走ってしまいました。

その後、現場のすぐ先に設置されていたNシステムにより前車と所有者がわかり、すぐに現場へと戻されましたが、前車にはどこにもぶつかった形跡がないとのことで私の単独過失致死事故となりました。

おばあちゃんは少し痴呆が進んでしまっていたらしく、自宅から10キロ以上も離れた事故現場になぜ行ったのかは家族のかたも分からないと言っていました。姿が見当たらないことから昼間に捜索願いを出していたそうです。

現在の法律では死亡事故を起こすと免許取り消しとなるのですが、700メートル走った私にはひき逃げの疑いもかけられました。
しかし、自ら通報を真っ先にしたこと、事故担当の警察官が偶然過去に当て逃げをされた時にお世話になったかたで、かじゅさんは逃げるような人ではないと強く訴えてくれ、さらに遺族からも強い情状酌量を求めていただいたため、特例として免停だけで済みました。

こんな不名誉なことをわざわざみん友さんに話したくなかったのですが、もし今後同じような状況になってしまったとしても決して逃げないで下さい！
確かに私も一瞬頭をよぎりました…しかし、すぐに自分が置かれた現実をしっかり見つめ罪を償おうと決心しました。

今でも自分の車のまわりを一気に20台くらいのパトカーに囲まれた光景は忘れることができません！この事故でもし私が飲酒をしていたらこうしてみなさんとお会いすることもなかったかもしれません・・・

"お酒を飲んだらハンドルは握るな！"

誰でもわかっていながら近くだからとか代行は高いなどと言ってつい運転してしまう人…それはテロリストと同じくらいの危険度です。

事故を起こすと自分や家族はもちろん、被害者やそのまわりのかたの人生をも一瞬で地獄へと落とします。考えてみて下さい！朝、いってきますと言って元気に家を出た大切な人が二度と笑うことなく帰宅することを…

今回の事故の加害者はいつかまたこちらの世界に戻れます…世の中、悔しいことがたくさんありますね！

今回、亡くなられた方へは心からご冥福をお祈りします。

もし、みん友さんの中についつい運転してしまう方がいたら、このブログを読んで改めてもらえたら幸いです。これ以上の犠牲者を出さないためにも…