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らむの愛車 [日産 スカイライン]

スカGターボ(ジャパン)が人生初の愛車でした

投稿日 : 2011年07月31日
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納車後数日して、茨城県のつくば研究学園都市まで一日ドライブをしたときの撮影です。当時は常磐自動車道も柏ICから谷田部ICまでしか開通していませんでした。そのため、走れど走れどクルマがまるで走っていない高速道路だったので、もう時効ですがスピードリミッターまで途切れのない加速をしてくれた記憶があります。あのときはもうコーナリングとかブレーキングとかなんて語るより、ともかくアクセルのベタ踏みで胸のすくような加速感を味わっていました。
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1980年代になると、徐々に空力特性が設計に反映されるようになってきますが、このスカイライン・ジャパンの世代はその前の段階でした。そのためか、フロントのダウンフォース感はいまひとつ。こうして見ているとバンパー下がスカスカです。ただデザインそのものは現代に通ずる雰囲気がします。

フェンダーミラーが懐かしい・・・。あのころはドアミラーに変更すると整備違反でお巡りさんに切符を切られた時代でした。 

まだこのときは貼っていないのですが、日産はバンパー全部に貼るための、TURBO逆文字ステッカーを売り出しており、この後すぐに私も貼り付けました。トヨタの営業文句であった「名ばかりのGTは道をあける」という言葉が悔しくて悔しくて、このTURBO逆文字をルームミラーで見たトヨタ車のドライバーは道を空けろよって想いが強かったんです(笑)
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スカイライン・デザインのアイデンティティーとなっていたのは、丸いリング状の4連テールランプと、ボディー側面のドアから後ろフェンダーにかけて流れるようなライン(サーフィン・ラインを呼ばれていました)。

最近ではトランクリッドはバンパー部分と同じ高さ(トランク床面)あたりから大きく開口しますが、当時のリッドはいわゆる「フタ」であり、ナンバー部分は開きませんでした。
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当時はこの丸形4連テールランプはスカイラインのトレードマークだったのですが、スカイラインはもはやこのデザインを使っていない一方で、トヨタ車の中にこの丸形4連テールを採用したりして紛らわしくなってきています。

バンパーの形状はまだボディーといったい設計にはなっておらず、古さを感じさせます。ただし、既にバンパー部分で衝突吸収の一部を受け持つほか、小さな衝突程度なら自動復旧する仕組みが取り入れられています。
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バンパー右側に、「I Love SAITAMA」というステッカー貼られています。この当時はクルマの広告になんらかのキャッチフレーズを流行させる手法が用いられており、C10系は「愛のスカイライン」、C110は「ケンとメリーのスカイライン」、そしてC210/211は「I Love JAPAN」というものでした。それがためにこの世代のスカイラインは「ジャパン」という愛称で呼ばれるのですが、各県のディーラーではこぞってそれぞれの県のアイラブ・ステッカーを作ったのです。
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スカGターボ(ジャパン)のインパネです。トヨタ車ファンなどからは絶壁インパネと揶揄されましたが(笑)、これはこれでインパネのデザインといい私は好きでした。実際運転していて絶壁のような感じはしなくて、前方視界は良かったと思います。

少し見にくいですが、MTシフトはシフトレバーやストロークは長く、素早く節度のあるシフト操作は夢物語でした。もっとも初期のGT-Rですらシフトスロークは長かったです。そういう意味ではステアリング・デザインも古さを感じさせますね。当時から小ぶりなステアリングは社外パーツとしてはあったのですが、純正採用は80年代後半からです。このステアリングは握る手の指の位置など(特に親指と人差し指の間の位置)に注目した設計となっていて、それは今でも発展させた設計思想として引き継がれていますが、こうして写真を見ると古くさく感じますね。

プラスチック・マテリアルとしての設計は、まだ日本車ですら継ぎ目のずれが目立つほどで今ではあり得ないのですが、これよりも前の世代ではかなり古い設計となってしまうので、このころを境に室内アコモデーションとしてのプラスチック材料の質がどんどん進化し続けていた時代であることがわかります。
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インパネの部分を写したところです。LCDが使われていないなど細かいことは抜きにして、私は今でも好きなデザインです。メーター類を水平ゼロ指針としたことはC210系スカイライン(ジャパン)が初めて採用したメーターデザインです。速度・タコの大きなメーター以外には、水温計、油圧計、ガソリン残量系、そして過給圧系が整然と並んでいました。さらに現代でもいろいろなクルマに採用されている、クルマの形をした各種警告灯は一目でわかる異常な場所を示してくれます。
時計は車種によって大きなアナログ時計やデジタル時計が装着されました。

オーディオの部分として、ブッシュボタン型のプリセットラジオやカセットプレーヤーはなんとも昔の雰囲気ですね。
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Nissan L20ETエンジン全景です。SOHCターボで、専用のブラック塗装ヘッドカバーには堂々とTURBOと刻印され、エンジンルームを見た者をワクワクとさせました。タービンは当時はまだ国産技術がなく、米国のギャレット・エア・リサーチ社(現ハネウェル社の一部門)という航空機用過給器を専門としていた会社の製品が使われています。1979年頃に初めてこのターボエンジンは日産セドリック・グロリアに搭載され、スカGへの搭載は1980年からです。

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