
E46 M3に乗り始めて1週間。
仕事終わりに軽くC2を流してみたりなんてやってるうちに、SMGIIにも慣れてきたので、ここいらでB3Sと比べてどうかというところを述べてみることにする。
インプレッションなんていうような高尚なものではなく、稚拙な主観に基づいたものであることはご容赦いただきたい。
◼️エンジン
カタログスペックを見るだけだと、B3SのE5エンジンもM3のS54エンジンもそれほど大きな違いはない。
むしろE5エンジンを搭載したB3SはE46 M3の存在をかなり意識して開発されたアグレッシブなものであるため、フィーリング自体はかなりM3に近いもの。ただ、B3SもM3もどちらも常用するには速すぎる車なのは間違えないのだが、豊富なトルクに高い回転数を誇るM3の方がスペック以上の速さを体感的には感じてしまう。
ただ、カタログスペック上の違いはやりないものの、M3よりもB3Sの方が、停止状態からの立ち上がりが速い印象。
B3Sが日常使いでも発揮できる速い車だとすれば、M3はよりスポーティな走りでよりその速さが際立つところか。
◼️足回り
B3Sに限らずアルピナの足回りは実に秀逸の一言に尽きる。ガチガチに固めた脚ではなく、適度にねじれることを許容させながら、ギリギリの絶妙なところで踏ん張ってくれる、しなやかさと粘り強さを兼ね備えたまさに「猫足」。特にちょっとした段差も吸収するその脚は、同乗者に快適さを提供するもの。
一方でM3はピュアスポーツクーペらしく、非常に固めのセッティング。ダイレクト感満点なのでゴツゴツとした乗り心地な分、コーナリングも安心して高速で曲がれる。
単純に乗り心地で言えばB3Sに軍配。
◼️SMGII
MTとSMGIIは比較するものでもないが、より高速にシフトチェンジができるSMGIIは、MTに乗り慣れた身でもそのシフトチェンジのスピードの速さに面白さを感じてしまう。常用は控えてしまうが、シフトプログラムを5にすればちょっとしたF1気分を味わえるシフトスピードで、MTではとても自分では真似ができないほど。
多くの人の評判では、オートマモードは使い物にならないと言われているようだが、2006年モデルゆえか、個人的には多少変速ショックは気になるが実用レベルではあるかなと思う。
ただ...オートマモードは使わないきがする^^;
ちなみにSMGはちょっぴり癖が強くて、特にバックには気を使う(バックも速いのよ...)。一番厄介なのは下り坂でバックすること。ある程度回転させていきなりつなぐので、ちょっぴり気を遣う。ここは半クラッチが欲しいなと思うポイントだったり。
ただ、MTとSMGIIをそれぞれ乗り分けてる状態だと、M3に乗るときは幻のクラッチペダルを必死に左足が探そうとしていたり、あるいはB3Sに乗っているときは幻のパドルを探したりと、混乱することしばしば。
最近よく聞かれるのが、M3とB3とどっちがいい?という質問。ただ、比べること自体ナンセンスな気がする。
どちらも非常に素晴らしく、どちらも速い。ただ、生粋のグランドツーリングカーと、ピュアスポーツクーペの違いか、目指すベクトルは明らかに違うので、違いを分かった上で付き合えばもっと楽しくなるような気がしている。
以上、非常に稚拙なインプレッションだが、お許しいただきたい。
Posted at 2015/05/30 23:39:45 | |
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