この話も上級者の方には当たり前の内容かもしれません。タイヤの空気圧について、整備士とかのプロの方でもいまいちわかってなかったりしますよね。同じ店で銘柄は違うが同じ215/45 R17 87のタイヤを組み替えたのに、前回は200kPaで今回は280kPa入れられた。同じスタンダード(Jatma)規格なのに。エクストラ(Etrto)規格の場合、ロードインデックスは91である。(215/45 R17の条件では)ただ単に規格を勘違いしたのかもしれないが、ズボラである。まずロードインデックスについてあまり気にしていない感がある。ロードインデックスとは規定の条件下で、そのタイヤに負荷できる最大負荷能力(最大荷重)を示す指数。 その条件とは空気圧であり、空気圧によって変化する。運転席のドアを開けた所に貼ってあるメーカー指定空気圧からその車に求められるタイヤの耐荷重を求められる。S15 シルビアでは、純正タイヤ 205/55 R16 89V 前後とも空気圧 220kPaこの場合耐荷重は550kgここで疑問に思う、前車軸と後車軸で重量が違うはずなのに耐荷重も同じ。これでは前後のタイヤで潰れ方が違う。550kgで余剰値を計算。(正確な数値ではないが)自分のNAシルビア前車軸荷重 640kg → 前輪片輪荷重 320kg 余剰値 171%後車軸荷重 540kg → 後輪片輪荷重 270kg 余剰値 203%ちなみに重量バランス54:46ぐらいで、ネットで調べているととても興味深いHPを発見。http://motor.geocities.jp/project_foot/Tire.Press.htm重量配分タイヤ空気圧理論というもの。超簡略化して説明すると、前後(左右)の余剰値を合わせて(タイヤの潰れ方を揃えて)ニュートラルなタイヤバランスにするというもの。では、フロントを基準に空気圧240kPaにして545kgの耐荷重(ロードインデックス87のスタンダード規格では丁度これが最大値)余剰値は大体170%リアも余剰値が大体170%になるように計算すると、空気圧は180kPa (459の耐荷重)後輪の空気圧がかなり低くなった。計算ではこうなるが、不安なのでまずはF=240kPa R=210kPaで試します。それでは実走編へ。