2025年08月06日
免許更新とマイナ免許証
免許更新はダルいという常識を覆し今回は受付から交付まで30分足らずでほぼ待ち時間もなく更新できてしまった。条件付きとはいえ衝撃の出来事について記していくことにしよう。
免許更新は先ず決して近いとは言えない免許センターまで出向かにゃならんし、混雑していて時間かかるし、ダル〜いけど数年に一度のことだし、失効するわけにいかんし、仕方ないよねぇ…てのが従来の常識だった。
千葉県では免許センターで更新手続きするには、一昨年の12月から原則予約制となっていたそうだ。予約しなくても更新はできるけど予約者優先ということで、下手すると予約制以前よりも待たされる可能性も無きにしもあらず…。
予約するには更新のお知らせハガキのQRコードからの予約画面でハガキに記載されてる予約番号やら免許証番号やらを入力することで予約ができる。
更新ハガキを失くしたり破損したり、更新時期なのにハガキが届いてない、なんてときは免許センターに電話したら予約番号は教えてくれるけど、電話でそのまま予約はできないようだ。
◯受付予約
15分間隔で予約枠があって、当日朝に「今日時間あるから行っとくかぁ」と思い立ってから予約しても午後から全然行けるやんってくらいに枠に余裕がある。
また各枠ごとの残り人数も書かれているから混雑具合を見極めたりしながら自分のタイミングで余裕を持って行動できるのは良いね。
ところで、これはあくまで " 申請受付ができる時間の予約 " なので、その時間に行けば免許証がもらえるわけではないし、予約したけど遅刻したり、行くのをやめても特段ペナルティ等があるわけではないが、何らかの事情で予約時間に行けなくなったら他の人の予約枠を譲る意味でキャンセル手続きはした方がいいと思う。
予約制になったことで免許センターでは無理なく捌ける適正人数がコントロールできるようになり、受付後の視力検査や講習会や写真撮影、そして免許証の発行までの流れがスマートに行えるから、更新者にとっては無駄な待ち時間が減るというメリットは大きいんじゃないかな。
◯オンライン講習とは?
更新ハガキをみていたら、区分が " 優良(ゴールド)" か " 一般(ブルー)" なら『オンライン講習』が受けられると書かれていて、スマホかパソコンで一時間ほどの動画を視聴したら免許センターでの講習受講が免除される、とのこと。
「そんなの、やるしかないし!」て思うやん!?
しかし、どうやらマイナ免許証の所持者でないとオンライン講習の受講ができないとのこと。
更には『オンライン講習希望者は受講後じゃないと免許センターの予約ができない』とも書かれているのだが、補足すると、予約時に『オンライン講習を希望している』とか『既に受講済み』という告知項目はないので予約はできてしまうんだけど、その予約した時間に免許センターに行っても受付時にオンライン受講済記録が確認できない時は免許センターで受講するか、最悪は予約の取り直しということになるようだ。
オンライン受講後に受講済記録が付与されるには多少時間差があるようなので時間的な余裕を持って受付予約をした方がいいかもね。
オイラの場合は10分くらいで受講済とマイナアプリから通知がきたけど通信環境とか通知設定にもよるだろうし、もし1時間経っても通知が来なかったり、急いで状態を知りたいときは自分でマイナポータルの通知欄を確認した方がいいかも。
先にも書いた通りオンライン講習を受講するには『マイナポータル』アプリがインストールされている必要があり、且つマイナポータルアプリ内でマイナ免許証を登録しておく必要がある。
またその際には、マイナカードをかざして、且つマイナカード申請時に自分で設定した4桁数字の暗証番号と、もう一つ6〜16桁の英数パスワードをそれぞれ求められるんだけど、忘れてしまったり連続して間違えてロックされた場合は市役所に行って初期化と再設定しなくてはならない。
オイラは見事に間違えてロックされてしまい市役所に走ることとなってしまった。
◯オンライン受講
オンライン講習はカメラ付きのスマホかパソコンで受講する必要がある。というのも受講中は常にカメラ内に受講者の鮮明な正面からの顔が映っていないと中止となってしまうから。
受講中は画面右上にリアルタイムで撮影されている顔が常に表示されていて、これを誰か人が見てるわけではないだろうけどAIが監視していて、何かしながら片手間にとか、居眠りしながらとかで顔が確認できない状態が続くと即バレすると思う。
オイラとしては顔を隠したり変顔したりという実験をしたくてウズウズしてたんだけど、受講中止になりたくないから我慢した。
更には、受付時にも受講中の顔画像と受付に来た本人の顔を見てチェックしてるぽいから替え玉受講とか別人級メイクとかで別人と判断されたり、缶ビールを煽りながら受講なんてしてると、最悪更新できなくなるかもしれない?
動画は10分弱のモノが6個だったかな?一つ終わると動画の内容に関する問題が二択で出題される。間違えたらどうなるのかは残念ながら " 間違えられなかった " のでわからないけど、もう一度同じ動画を視たりするのかな?
動画視聴のあとは、運転適性テストとアンケートがあって、何だかんだで一時間半くらいはかかったかな。二時間くらいのつもりで余裕を持って受講予定を立てといた方が良さそう。
◯マイナ免許証申請
オンライン受講云々は別にして、単にマイナ免許証が欲しい場合は更新時に免許センターで希望して手数料を払えば入手できる。
オイラは元々更新時にマイナ免許証にするつもりだったんだけど、話のネタとしてオンライン受講したくなったから免許センターへ行く前にマイナ免許証が必要となった。
そこで最寄りの警察署に免許証とマイナカードを持って行って手数料1500円を払えばマイナ免許証、或いは従来の免許証とマイナ免許証の2枚持ちができるということで朝っぱらから警察署に向かった。マイナ免許証が所持できれば午前中にオンライン講習を受講して、夕方の予約には間に合うだろうと算段した。
免許更新の年配者で賑わう待合席を横目に申請受付を済ませ20分くらい後に呼ばれ、お巡りさんの指示通り免許証とマイナカードをかざして端末を操作したら申請手続き自体はアッという間に終了。再び30分ほど待って手数料の払い込みが済むと、受渡窓口に呼ばれ、再度マイナカードを端末にかざして印刷されて出てきた記載内容が免許証に相違ないかを確認をして終了。一時間もかからずに済んだ。
「うぇ〜い、マイナ免許証ゲ〜ット!これで今日中にオンライン受講して予約して更新完了じゃ〜い!」と息巻いてオンライン受講画面を開いたら「おたくさんのマイナ免許証、確認できまへんなぁ」とエラーになってしまった…。3回試してもダメで、泣きベソかきながらお巡りさんに聞いてみたら「あ〜、申請した日の夜に処理されるから明日にならないと確認できないんよ」とのこと…オワタ。
◯マイナ免許証
待っている間に『マイナ免許証読取り』というアプリをインストールした。『マイナポータル』アプリでもマイナ免許証の情報は確認できるんだけど、免許証アプリの方がもう少し詳細な情報がわかるのと、免許証の券面表裏そのまんまを画像データとして保存できるので以降はいちいちマイナカードを出さなくても免許証を見ること " は " できる。
但し、この免許証の画像所持が免許証を携帯してることにはならないからマイナカードも併せて携帯しておく必要がある。2枚持ちなら免許証の現物は家に置いといても大丈夫。
この画像は本当に免許証の券面そのまんまなんだけど、この画像が使えるシーンとして考えられるのは、例えば金融機関で口座開設時とか、生命保険とか、何らかのサービス入会時に本人確認書類として免許証のコピー提出を求められたときとか、かな?
でも『2026年6月からは免許証を金融機関における本人確認書類として認めない』と金融庁が指導してるんだよね。それだけ偽造と疑わしき免許証が出回っててもう本人確認用として信用できなくなってて、そうなると免許証の画像自体が今後は不要になっちゃうのかもね。
因みに免許証にも記載されてる12ケタの免許証番号なんだけど、マイナ免許証と見比べたときに最後の一桁目だけ数字が違う人がいるかもしれない。自分の従来免許証は 1 だけどマイナ免許証だと 0 になってる。これは記載ミスではなくて免許証を紛失や破損等で再発行した回数を表す数字という意味でしかなくて、個人を特定するための番号は他の11ケタだけだから気にしなくてよいものなんだって。
◯免許センター
警察署でのマイナ免許証申請から有効になるまで一晩あける必要があったのは盲点だったが、個人的に夏休み休暇中ということもあって翌日の朝には引続きオンライン受講と免許センター受付予約ができた。
もし平時だったら、間を空けて2日間有給を取るハメになってただろうし、更に更新期限ギリギリだったら…と考えたら今回は幸運だったと言える。
千葉県は幕張と流山の2カ所に免許センターがあるけど管轄とかはないからどちらでも更新はできる。
我が家からの移動は時間的にはどちらも同じ程度なので、従来は幕張の方がキャパが大きいから人は沢山集まるけど大勢をまとめて捌けるのではなかろうか、と考えて幕張に行っていた。
今回は予約制だからキャパが小さい方がスムーズに流れるのではないか、と考えて流山に行ってきた。
13:15受付で予約して受付から免許受取までの流れは以下の通り
13:00 免許センター到着
13:10 施設内に入る
13:15 受付の列に並ぶ
13:30 受付端末で申請受付
13:35 持病など記入後、手数料支払い
13:40 視力検査
13:50 写真撮影
13:55 免許交付
14:00 免許センター退場
まじか!受付から免許交付まで30分かからんて!?
しかも施設内に入ってから受付の列に並んでる15分間以外は、並んでも2〜3分程度で殆ど待機時間なしだった。
予約時点で名前や住所や必要事項は確認済みだから、従来のように受付前に申請用紙を書く必要がないことも時間短縮に寄与しているね。
オイラは講習会に参加しないから尚更かもしれないけど、免許センターの滞在時間が一時間足らずって早すぎ!
恐らく同じ時間帯の予約者は20名程度で、前後の時間帯の予約者を合わせても施設内に同時に居たのは50〜60名程度で密になってる感じはなかった。
もし幕張センターに行ってたとしたら規模感からこの3〜4倍くらいは居たのかもしれないし、もう少し時間はかかっていたかもしれないけど、それでも従来に比べたら雲泥の差でしょ。
全てにおいて予約制になった恩恵を感じられたね。
◯まとめ
見た感じだけど、支払い後に講習会場に向かう人が結構居たからオンライン受講者はホンの数名、視力検査後にマイナカードと免許証の一致作業で待つ場所があるんだけど、そこで待たずに写真撮影に進む人も多かったからマイナ免許証希望者も数名という感じなんだろう。
従来の免許証を必要とする場面が殆どないか、従来の免許証のコピーで事足りるならアプリで免許証そのままの画像がダウンロードできるし、普段からマイナカードを持ち歩いている人なら、マイナ免許証にしない理由がちょっと思いつかないかな。
マイナ免許証は免許更新時期に関係なく最寄りの警察署で短時間に済ませられるけど有効になるまで時間差があるから、何か急遽必要になった時のために先んじて取得しといても損はないなっていうのは、今回学んだこと。
有効期限については、マイナンバー情報、マイナカード、免許証とそれぞれ異なっていて不便で制度を考えたヤツはアホなのかと思うけど、近い内にこの問題は解決することになっている。
マイナカードを落としたら、失くしたら、破損したら、とかいう持たない理由探しをしていても無意味だよね。従来の免許証や保険証だってリスクは同じなんだけどね。
個人情報の漏洩なんてのもね、漏洩リスクがないサービスなんて現代社会においては殆ど存在しないと思ったほうがいい。
何かのサービスを利用したり、買い物をしたときとかにアンケートと称したビッグデータ収集に喜んで協力してるのにプライバシーがどうのとか言うのは無理があるんよ。
マイナカード以前から、子供の成長に合わせてダイレクトメールなんてドンドン送られてくるから家族構成とかダダ漏れだし、収入に合わせてクレジットカードや投資のダイレクトメールも送られてくるから収入情報とかダダ漏れなんだよね。
確かにマイナンバーや保険証に関するコンピュータシステムの不具合や運用のマズさがあるのは事実だけど、じゃあATMもETCも不具合起こしまくってるのに、それらの利用が危険だ、排除しろ、使わないと騒ぐ人は少ないよね。
免許証や保険証を不正利用するためにマイナンバーに統一されると不都合がある人達の口車に乗せられてはいけない。
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2025/08/07 16:53:56
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