ドア内張りに制振塗料を塗ったりしてみた(比較動画あり)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
今日は以前から購入したままになっていたダイポルギーDP-201を施工する事に。
・・・が、本日は生憎の雪で外での作業はとてもじゃありませんができそうになかったので
友人宅の倉庫兼ガレージを使用することに。
(ガレージとは言っても、元々はテナントだったので照明がキレイです。この写真はその記念w)
2
塗布作業の前にスピーカーグリルの周りにあるリブをカットします。
これは後述の位相ウェーブキャンセラーを貼り付ける前準備です。
この作業、リブ自体はさほど分厚くないのでカッターで切り取ることも可能ですが、かなり労力を伴うので、
写真のように内側からカッターで傷を入れてウォーターポンププライヤーで捻り切っていくのが簡単かと思われます。
3
ブレーキクリーナで脱脂した後、ダイポルギーを塗りこんでいきます。
ハケ塗りでしたが粘度が高いので最初は結構苦労します。
塗る→ファンヒータ前で乾燥させている間にもう片方を塗る→乾いたら二度塗り・・・
というふうに、見えない部分なことを良いことに、適当かつ雑な塗り込みで
ドアポケット部は厚みがかなりあり、内張りを持ち上げると重量増が体感できます。
4
塗り込みが終わったら吸音フォームを空洞になりそうな部分に貼り付け。
(素材がPC用だったので凹凸可両面テープを別途用意。素材も、もうちょっと貼りたかった・・・)
さらに、位相ウェーブキャンセラーを取り付けます。
「位相ウェーブキャンセラーとは何ぞや?」と思われる方も多いと思います(自分もです)のでメーカーの説明文を以下に参照しておきます。
ウエーブキャンセラーは、インナーバッフルなどで、スピーカーのエネルギーがドア内の内張りに、回り込むことを低減します。
又、本品には発生しやすい定在波の位相をキャンセルする狙いが有ります。
これにより、内張りの干渉からくる付帯音が、大幅に低減し音の輪郭がはっきりしたクリアーなサウンドが期待できます。
要は、内張り⇔インナーパネル⇔アウターパネルとなっているドア内で、通常、
インナーパネルにスピーカーを取り付けているわけですが、スピーカーは前にも後ろにも音が出るため
後ろに出る音はデッドニングによってエンクロージング(封じ込め)ができますが、
前に出る音は、この場合スピーカーグリルを出る音とは別に内張りとインナーパネルの隙間にも充満することになるので
これが音の雑味となり、ビビリとなり、音の輪郭をボヤけさせてしまう。
それを防ぐのがこのキャンセラーである!
・・・という事なんでしょうかね?詳しい方、これで合ってますか?w
5
さて、内張りをドアに戻し、PCMレコーダで録音してみます。
事前に施工前にも同条件で録音しているのでその比較動画をyoutubeにアップしてますので、よければ聴き比べてみて下さい。
今回の施工の効果のほどは・・・
・・・うーん?あまり変わって・・・ない?
・・・いや、微妙に・・・うん、そう、微妙に低音の音離れが良いというか・・・
擬音で例えるならボォ~ンがボーーンに変わったっていうか・・・
まぁ期待したほど明確な差異は表れなかったものの、車内のドア内張りの
振動はそれなりに軽減されています。音楽が鳴っている間中、ずっとブルブル震えていたものが、音に合わせて震える感じ。
「それがどうした?」と言われればそれまでですがw
6
12/15追記:
一週間ほど使用してみての追加レビューです。
ソースをBGMから何百回となく聴き込んだバンドのヴォーカル曲に変えてみたところ
明らかにベースの輪郭がハッキリしている事を確認。
今まではドラムスと混ざってボンヤリ”低音”として聴こえていたものが、
ひとつの”弦楽器の音”として認識できるレベルになってます。
同時にスネアの音がやや強調的に聴こえるようになっており、これはこれで良かったのやら悪かったのやら・・・。
今回の施工はオーディオショップ等によると「ドアチューニング」に当たるようですが、
施工自体が若干中途半端に終わっている部分(吸音材の量等)もあるので、煮詰めればまだ音に変化が期待できそうです。
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