ATS ATS&ACROSS カーボンツインクラッチ  

ATS カーボンツインプレートクラッチ


ディスク Sタイプ(ソフト)

圧着力 1350kg(重い方)

フライホイール 軽量タイプ(4.5kg)



壊れたミッションを中古ミッションに載せ換える際に、ついでに交換。

次もTY754クロスなので耐久性が不安なため、ミッションへの攻撃性が低いらしいカーボンクラッチにしました。

今後のブーストアップを考えて、余裕を持たせてツインプレートです。




性能・・・

冷間時の滑りを減らすために、圧着1350を選択。

ペダル踏力は多少重くなりましたが、一日中走っても疲れることは無いです。

MAXトルク80kg対応（笑）仕様なので、ブースト1.0程度の黄色のEJ20では、トルク36kgも出てナイので宝の持ち腐れです。1速の発進時以外はまったく滑りません。

はよブーストアップしよ^^;





半クラッチ・快適性・・・

半クラッチは確かにあります。純正の2/3くらいの間隔ですね。

ただ、慣らし中はヌルッと滑る感じの半クラ感ですが、町乗りのストップ＆ゴーで350kmほどの慣らし完了後、岡山国際サーキットで全力全開した後から、半クラ時のタッチが変化しました。

2000rpm以下で繋ぐと、ダダダッと強めにジャダーが出ます。

それ以上の回転数なら、軽く滑りながらスムーズに発進できます。



ATSさんに質問したところ、このジャダーは

>ディスクにあたりがついて、ロック率が増した

>フライホイールが軽量なのが振動に影響

>圧着1350タイプなので、1100より滑り難い

などが原因のようです。

ジャダーや重いペダルが嫌な場合は、ソフトディスク+圧着1100タイプ+標準フライホイールの組み合わせが良いみたいですね。


快適性は、操作性に関しては強化クラッチとして考えれば良いと思いますが、如何せん音がうるさすぎます。

常時、カタカタと小さな回転音が有り、クラッチを切るとガラガラ。

ギアが入った状態でアクセルオフでグゴゴ・・と唸ります。

普通の人なら間違いなく壊れてると思うレベル。

でも、自分は快適性は要らんのでぜんぜんOKです。むしろ快感・・・





フライホイール及びユニット全体での軽量化・・・

フライホイールを軽量タイプにしましたが、3速巡航からスコッとクラッチを切って回転が落ちても、エンストはしなさそうな感じです。

暖機が不足している時に走りながらクラッチを切るとストール気味になりますが、エンジンが暖まれば問題は無く、アイドリングも安定しています。

ただ、エンストしないとも限りませんから常時、いつでもブリッピングできるように構えておく必要はあるでしょうね。

フライホイールは4.5kg。純正は10.7kgだそうです。

回転落ちが鋭く、シフトチェンジのタイミングは要練習です^^;

11/19の岡山ではシフトミス連発でした。


吹け上がりについては、吹け上がり向上と同時にトルク伝達能力が上がったため、クラッチを繋いでアクセル全開にした瞬間に飛び出す様に加速します。

パワーは変わらないのに、思わず「速っ」と声が出ましたョ^ ^

ただ、加速効率が良くなったために、岡山国際では今迄のコーナリング時のギアでは吹け切る箇所が出てきました。

これも、今後、要研究が必要です。



また、純正一式からユニット全体で6〜7kgほどの軽量化ですが、微妙にフロントの舵が軽快な気がします。

エンジン位置直後の軽量化なので、ステアリングに好影響なのでしょうか？






総評・・・

組み合わせが多様、軽量性、強化クラッチとしては扱い易い

価格は高いですが、長寿命らしいので、愛車をチューニングして長く乗る人にはおすすめだと思います。

ただ、仕様の選択(プレート数、フラホの軽or重、圧着力等)は、慎重に選ぶべき