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ユ機ヒロの"守護神" [トヨタ セリカXX]

整備手帳

作業日:2013年6月29日

ロールセンターアダプター取付

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
見た目だけのシャコタンになりつつある私のXXですが、永く乗るにあたっては、各パーツの負担や車両の運動性能もそろそろ考えないといけません。
そこでまずはお手軽(?)なロールセンターアダプターの採用を決定。

20mm厚の自作品と交換で、みん友さんから頂いた30mm厚のメーカー製ロールセンターアダプター。
これを取り付けます。。。
2
そしていきなり、ウマに乗っけて黒塗装。
ジュラルミンは腐蝕しやすいから~とか、スチールの周辺パーツとの電蝕を防ぐため~とかいうのは建前で、車検時に検査官の発見を少しでも遅らせるため...(笑)

なんでもこのパーツ、地域や検査官の差異でOK・NGの判断の揺れがあるそうではありませんか。
しかしどこかの地域で通った事例があるなら、断じて違法ではないはず。
とはいえ下周りを覗いた時、これ見よがしに銀ピカのパーツが悪目立ちしているのもなんですから、無用ないざこざをなるべく避けるという意味で目立たない色に塗ります。
銀色も大好きですけどね...。
車検の時だけ外すというのは私のポリシーに反しますので...。
もっとも、検査官もその道のプロですから、こんな小手先のごまかし方なんて一発で見抜くでしょうけれど、それはそれです。
3
そして取り付け作業です。
これまでのスプリング交換などの経験から、ストラット周辺の作業ではスプリングやスタビ、そしてテンションロッドの反発力をいかに殺すかというのが課題となることを学習しています。
過去の作業では、角材をテコのように利用するとか、ジャッキの力で圧縮したスプリングをビニール紐でしばるとか、いっそのことスタビとテンションロッドをロアアームから外してしまうとか、色々なことを実際に試しましたが...。
ロールセンターアダプターの取付を楽に行うということについて、私の答えはこれです。

ストラットとナックルを固定しているボルトを外したら、ストラットとナックルの嵌合は外さずに、そのままロアアームをジャッキで持ち上げます。
そして圧縮されたスプリングに、スプリングコンプレッサーをかけるわけですが...。
4
スプリングコンプレッサーはロアシートごとスプリングに引っ掛けます。
コンプレッサーの締め付けナットは素手で回せるところまで回し、レンチは使いません。

この状態で、ロアアームを持ち上げているジャッキを下げます。
万が一スプリングコンプレッサーが外れて吹っ飛ぶと危ないので、ジャッキの操作は、タイヤハウスの前に顔や体が位置しない場所から静かに行います。
5
今度はストラットが自重で下がっている状態になるので、ハブにジャッキを当ててストラットを持ち上げます。
ここまでくるとストラットとナックルの間に良いスペースが生まれます。

前工程できちんとスプリングの力を殺しておかないと、単にハブをジャッキで持ち上げるだけでは、持ち上げるにつれストラットが傾いてジャッキから外れてしまい、なかなかうまくいきません。
6
ナックルの上にロールセンターアダプターを置いたら、ナックルを手でグリグリ動かし、ストラットとロールセンターアダプターの位置が合うように調整します。
7
ジャッキを下げます。
スプリングコンプレッサーが吹っ飛ぶかもしれないので、タイヤハウスの正面でジャッキを操作してはいけませんよ(笑)
それからレンチを使ってスプリングコンプレッサーを取り外します。
8
あとは事前に用意しておいたボルトを使い、110N・mのトルクで締結!
ホイール取付時にハブナットを締めるのと同程度のトルクですね。
こんな力であの部分のボルトを締めようとすると当然ステアリングが動くので、これは適当に対処します(笑)

画像のボルトは首下75mmとなっていますが、ストラットとナックルを固定する2本のうち、前側に70mm、後側に75mmのものを使用すると、ストラットのフランジ上面に突き出すネジ部の長さが揃って気持ちが良いです。私はそうしました(笑)

首下が長くて細目ピッチでおまけに高強度というマニアックなボルトはそんじょそこらのお店では手に入りませんが、このサイトで購入することができます。
「ネジ・ボルト・ナットのオンライン販売 ねじNo1.com」
http://www.neji-no1.com/
今回のような用途では、スプリングワッシャーも重荷重用の「3号」を使いましょう(゚ω゚*)b

さて、ロールセンターアダプターを装着した効果ですが、サスのストローク時に感じるゴツゴツ感がなんとなく消えたかな?という程度です。
高速コーナリングする機会はそれほどないので、肝心のロール特性についてはまだまだ見極め中です。
運動性能の向上はともかく、フロントは純正比で55mmほどダウンしているので、今回の30mmの違いによりブッシュやショックアブソーバーの負担が少しでも減るなら...といったところです。

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この記事へのコメント

2013年7月8日 20:36
こんばんは。

確かに・・「べたべたの車高短」ではないので元々多少はロアアームの自由はあったんでしょうが、やはりナックルやロアアームに掛かる負担はかなり改善するでしょうね。

先日別の方のブログで「XXのブッシュ類の交換」の整備手帳を拝見したのですが、XXのセミトレのリヤサスはスプリングとダンパーが別軸なんですね~。
同軸(ショック一体式)は場所を執らない代わりにフリクションが干渉し合って動きが「渋い」とか・・・

XXはしなやかに動きそうですね。

百式MkⅡ
コメントへの返答
2013年7月9日 0:10
こんばんは!

部品の入手性を考えるとタイロッドエンドブーツの破れ程度のことでも肝を冷やしそうですから、この辺りを労わるのは正解かと思っております。
ハチロクなどはこのブーツ、もう新品が出ないらしくて...。
他車種用部品の流用も楽しそうですが、それにはお金と時間がかかりそうですからね...(゚ω゚;)

リアサスの構造、そうなんです!
まずは分解・組付けが楽で助かります(笑)
同軸構造は渋いのですか。。。
言われてみれば納得の理由です(゚ω゚*)
その代わりにXXのリアスプリングはセミトレの動きに合わせて円弧状に縮められている様子なので、建付けからしてなんだかいい加減な印象も受けます(笑)
例えば小さな玩具のスケールでは、大きな金属製の機械では考えられいような簡易な設計でも結構まともに動いたりしますが、そういうものを観察するときと同じ気持ちになります。。。
2013年7月9日 23:43
コイツは良さげなパーツです。

勘合部分もシッカリ作りこんであり、更にGOOD!

自分も作ろうと思います。

図面あれば、メールで送信してもらえませんか?
製作時のアドバイスも頂けると、幸いです。
コメントへの返答
2013年7月10日 0:04
昭和のくるまさんほどの方にお褒め頂けると大変嬉しいのですが、今回のものは所詮コピー品ですから、あまり大きな顔はできません(笑)

図面と注意点は、以前ご連絡頂いた際のアドレスへ早速お送り致しました(゚ω゚*)

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