後期になってもスポーツシフト不良…

スポーツシフトが動作しなくなってから数ヶ月。E91前期に乗っていた頃も同じ症状があり、これはE9×あるある。後期(LCI)でも改善されてないのは非常に残念…。
前期の頃、ディーラー見積では87,090円。
原因はスポーツモード(DS)にシフトノブを移動した時、ユニット内部の配線が引っ張られることによる断線。
ディーラーではユニットごとの交換になるためこの値段。結線作業はめんどいけど、流石にこの値段を払う気になれず、やっと時間がとれたので、作業。
ハンドル裏のパドルシフトを使えば良いのだけれど、やっぱりたまにDSモードも使いたいので。
前回も備忘録で残してあるけど、今回は写真多めで。

まずシフトをNレンジに入れ、ノブを引き抜く(力技で。といいつつそれほど力は入れなくても抜ける)。通常、Pレンジのランプは点灯してるが、今は消灯しているため、ランプの配線も断線しているものと推察(他のレンジも全てランプは消灯)。

シフトブーツの下部に指を入れ(１個前の写真の赤丸部分)、ブーツ周りのカバーを起こして外す。この時、カバーにカプラー2箇所(青と白)が繋がっているので注意。カプラー2箇所の爪を押し込み外してからシフトカバーを外す。

その後、さらに外側のシルバーのカバーも外す。これもブーツカバーと同様に内側から起こして外す。CICコントロールユニットにカプラー1箇所が繋がっているので注意。このカプラーは外さなくても作業できる。

トルクスネジ3箇所(T30)を外し、ユニットを引き出す

ユニット右側面3箇所のトルクスネジ(T10)を外し、黒いカバーを外す。青いカプラーから伸びる緑・紫・青・灰、白カプラーから伸びる黄・赤・橙・茶の8本を束ねる黒の粘着テープを剥がす（手がベタベタになります…）。

粘着テープあとは配線にベタベタが残って不快…。

ベタベタはシール剥がしでキレイになります。

粘着テープを剥がしたら、ユニット内に固定されている8本の線を1本ずつユニット内の爪から抜く。断線してたのは8本中4本。緑・赤・橙・茶。

今回結線に使ったパーツは、熱収縮ワイヤーコネクタ26-24AWG。他の4本も断線しかけていたが、今回はとりあえず4本のみ結線。

両端4mmほど被膜を剥く。

熱収縮ワイヤーコネクタを両端から通し、カシメる。

ヒートガンで収縮。

前回も使用した黒のアセテート粘着テープで配線を束ね、移動による配線のクリアランスを確保するため、ユニットの外に出す。

逆の手順でカバー等を戻して終了。
無事、スポーツシフト復活。

シフトノブによるシフトアップも問題なし。

シフトダウンもオッケー。