
低燃費タイヤ‐その効能が体感出来ました。
ビックリです、嬉しかったです。
改めて注釈しておきたいと思います。
私、低燃費タイヤである事に‐重き‐を置いておりません。
たまたま選んだ(薦められた)タイヤがそうであったと言うだけです。
むしろインチアップ化で乗り心地がどう変化したのか??
その事が気になって疎い五感を研ぎ澄ます努力中です。
4年位前だったと記憶しますが、前車EXIVのタイヤがいよいよ寿命であると感じた時期がありました。
結果的にDラー見立てで車検は通るとの事でしたから、老い先短い車に投資をするべきかどうか悩んでいるうちに未遂で終わりました。
当時一応銘柄検討をして低燃費タイヤ(ECOタイヤ)の存在を知ったのですが価格は割高でした。
で、ある個人様のブログに行き当たりました。
年間走行距離と価格差から考察した自論を展開されておりました。
年間一定距離以上走らなければ(個人の懐には)ECOでは無い
との結論に激しく同意する感想を持ちました。
今回改めて銘柄考察した中で、世はまさにECO重視。
大衆向け国産タイヤの大半が低燃費認定を受けている事に気付かされました。
で、我が脚となったLEMANS4も立派に低燃費ラベル付きです。
前回のファーストインプレで上げましたが当初その効果にまったく気付きませんでしたし、それで結構です。
私が走った90kmは、ほぼ市街地。
STOP & GOを3つ先の信号で繰り返す、せいぜいTOP SPEEDが60km程度と燃費にも好ましくない、いつもの日常でした。
さて話をちょっとずらします。
嫁さんの実家が20数㎞程離れた場所にありまして、概ね月2回程度往復します。
かれこれ10年以上続けております。勝手知ったる道な訳です。
この道中は数年前まで有料道でしたが今は無料開放されたバイパス道です。
私はこの道を走るのが大好きです。
何より信号が少ないのが好きな理由で、そこそこのTOP SPEEDを維持しながらクルーズ出来ます。
経路上、まず結構な登り坂とカーブが連続した後、一気に下ります。
源平合戦でも有名な“鵯越え”です(厳密には場所は異なる様ですが‐)
その後、郊外をひた走るほぼ直線、淡い高低差でストレス・フリーな道が続きます。
流れに沿って走っていれば70~80㎞巡航が適う道です。
この道をLEMANS4に替えて初めて、それも偶然‐慣らし‐が終わる最少単位である累積100km越えのタイミングで走った所、「はっ」と体感する転がり抵抗低減を感じる事が出来ました。
具体的な経緯の記述です。
一気な下り坂はエンブレを多用します(ほぼこの為にパドル・シフトに憧れる)
今回は私独りでのドライブでした。
最初はエンブレがいつもより効かないイメージでした。
Sモードで2速落としてもグイグイ下ります。
“なるほど、バネ下重量が増加したから惰性力上がったのね”
と思っていました。
後で考えれば普段妻子を乗せている訳ですから厳密な車重考察では軽い条件な訳で、たかがタイヤとホイールの質量増で変化が体感出来る訳では無いと思います。
その後70㎞/h程度の巡航をして淡く短い下りに差し掛かりました。
いつも走り慣れている道ですからこの後下りきった先の平坦なトンネルに入り、さらに先の交差点でほぼ停車を余儀なくされるのを認識しておりますのでアクセルから足を離してアイドルとしました。
ところが減速効果が緩慢です。
まるで定速走行しているごとく70km/hを維持します。
実際‐
“えっ??”と思ってオートクルーズS/Wを見てしまいました。
私の‐ハイブリッド??‐クルコンはパイロット・ランプを‐収納‐しているので誤操作で入れてしまった場合、知覚し辛い点があります。
もっとも、誤操作をした事は今までありません。
“あっ”と言う感じで閃いて、そのまま速度計を注視しているとジワジワと速度が落ちましたのでクルコンは入っておらず、ハッキリ理解しました。
転がり抵抗の低減です。
お~凄い、凄い‐と感動してしまいました。
こうなるとアイドル惰性に注視する事になります。
信号毎の長い堕走をモニタリングしていると、
やはりdbに比して減速効果が緩やかです。
dbの時はそこそこ距離のある正面の信号が赤に変わってアクセルを離すとリニアーに減速しました。
で、これは皆様もお判りだと思うのですが速度に応じてATギヤが替わりローギヤ(??)に変速するタイミングで一気に速度が低下します。
(私は惰性でもうちょっと距離を詰めたいなぁ‐と思う事があります)
ここまで速度が落ちないのです、最後のカクっとした減速(変速)まで行かないイメージです。
(皆様もそうですよね?? そう感じる時ありますよね??)
と言う訳で最後の減速を積極的にブレーキ操作で補うイメージです。
ハッキリ体感しました。
過去山ほどタイヤ交換をして来ましたが、効能体感についてまったく頓着しませんでした。
S13でPOTENZA RE71を履き続け、結婚後は財政事情により安価なTOYOタイヤ(ブランド名すら記憶無)に替えても特段不自由に感じませんでした。
タイヤのグリップ感や剛性を語る記述を読むと“凄いなぁ、感性鋭いなぁ”の他人事でした。
今回は‐危惧‐が発端の状況観察ではありますが、凄いゾ‐技術です。
凡人にも判った訳です、なんだか妙に嬉しい‐
そこで、改めて思います。
人は車を使うシーン(頻度や路面状況、走行スタイル等)でタイヤでも車体でも印象(感想)が異なる事と思います。
例えば、私が今回体感したバイパス道を毎日走る方ならば、恐らく一発で転がり抵抗軽減を認識されたと思います。
また、コレは次回以降にまとめたいのですが、高速(70㎞以上)での走行をした上でLEMANS4(45扁平)の‐固さ‐や‐ノイズ‐に、微妙に初期と異なる感想を持ち始めています。
と言う事で、やはり私のイメージや感想が万人の方に当てはまるものでは無いんだと考えます。
また他人の評価がイコールで自分に当てはまらないとも言えます。
それでも、せっかく導入した所有品のインプレを私なりに残しておきたいと思いますので、どうかその点を踏まえた上で、読み流して頂けたらと思います。
最後に、相変わらずECOタイヤが個人資本にエコであるかは懐疑的な私です。
転がり抵抗軽減判るんでLEMANS4は最高っ!!-とは結論致しませんが、今の時点でも必要十分な評価であり、ドライブする喜びが増した感想を持っております。
(装着150㎞後時点の記述)