スロットルボデー＆ISCV洗浄①（DA62エブリイターボ）

今回は、以前よりアイドリング中の振動や、発進時のエンジンのもたつきが気になっていたDA62W（エブリイワゴン・ターボ）のメンテナンスを行います。

症状としてはスズキのK6Aエンジン搭載車によく見られる症状、ISCV（アイドルスピードコントロールバルブ）やスロットルボデーのカーボン汚れによる動作不良だと思われるので、今回はそれらを分解して清掃を行います。

まずはスロットルボデー周りのゴム配管やスロットルワイヤー、センサー類の防水カプラーなどを全て外します。

すべて外れたら、スロットルボデーをサージタンクに固定しているボルトを４本外します。

《使用工具》
・10mmスパナorラチェットレンチ
・プラスドライバー
・プライヤーorラジオペンチ

スロットルワイヤーを外す際、ナットが付いていた位置にマーカーペンなどで印をつけておくと、後で組む際にワイヤーの調整しなくて済みます。

今回は被覆側のナットは触らず、ワイヤーが飛び出ている側のナットだけを緩めました。

最後に、スロットルボデーの下に冷却水のゴムホースが２本付いているので、これも外します。

ホースを外すとクーラントが出てきます。
微々たる量なのでホースを上向きになるように固定するなどして、ゴミやホコリが入り込まないようにビニールかウエスを掛けておけば良いかと思います。

エンジンからスロットルボデーが外れたので少し観察してみます。

写真はスロットルの吸気側から。

一見するとバタフライバルブはそれ程汚れていないようです。

お次はスロットルボデーの後ろ、サージタンク側から。

こちらもバタフライバルブの汚れはそれほどではありませんが、スロットルボデーの上に着いているスロットルセンサー（圧力センサー）からのバイパス通路に少し黒い汚れが見受けられます。

サージタンク内も割りとキレイな感じです。

…が、指で内部を触ってみるとこの様な油汚れが。