2015年05月26日
韓国あまりに酷い“ホテル”事情
韓国のホテル事情が酷いらしい。
韓国にやってくる観光客、その中でも“爆買”でお金を落としてくれる中国人は韓国政府としても大事にしたいお得意様である。
しかし、マナーの悪さで世界中で有名な中国人でさえ、「韓国には二度と来ない」と、韓国の評判が良くないという。
文化体育観光省が昨年発表した外国人観光客の実態調査結果によると、中国人の再訪問率は2010年の37.4%から13年には25.8%に低下した。リピーターの低下は数字でも裏付けられている。その理由は韓国の宿泊施設だ。
今年2月に中国の旧正月「春節」を利用して妻とソウルを訪れた中国人男性は、市内中心部のレジデンスに宿泊した。早速、トイレの便器が故障していたが、誰も修理に来なかったため、階下の商業部エリア内のトイレまで駆け込む羽目になった。
中国人が泊まった部屋は、個人がウエブサイトを介して自宅を貸し出した、いわゆる「無許可ゲストハウス」だったという。別の“宿泊施設”では、フロントのようなものがなく、部屋の鍵の受け取りは郵便受けになっている実態もあるという。
韓国では、観光客向け宿泊施設の拡充を目指して12年に関連法が施行された後、“宿泊施設”が急増。例えば、ソウルのショッピングエリアの明洞や東大門では、ここ3年間で約20のホテルがオープンした。ところが、その多くはオフィスにもホテルにもなる「オフィステル」や、ショッピングモールだったビルの用途を変更して“宿泊施設”にしたものだった。また、自宅を改装したものや、オフィスビルだったのを改装した施設もある。こうした施設の中には、先ほどのゲストハウスのように無許可で違法に営業しているものも混在している。
トラブルは特に衛生面や水回り、セキュリティーに関するものが多く、「部屋に窓がなくて重苦しい気分だった」「狭すぎて毎朝誰かが浴室のドアに頭をぶつけた」という苦情も寄せられているという。
朝鮮日報によると、韓国観光公社が外国人からの観光に関する苦情を総合的に分析したところ、宿泊に関する苦情件数は12年が86件、昨年が118件と2年間で37%増加した。特に、苦情の44.1%は中国人観光客によるものだった。
ソウルでこの状態だと、地方の宿泊施設はさらに悲惨だろうな。
思い出されるのはF1韓国GPだ。
2010年10月24日、韓国の全羅南道・霊岩郡にある韓国インターナショナルサーキットで初開催された韓国GPは、サーキット施設の突貫工事などの問題もあったが、宿泊施設にも多くの問題があった。
それは、観客向けの宿泊施設に留まらず、F1関係者が宿泊する宿も不足していた為、ラブホテルに宿泊する事になったのだ。なんと、フェラーリ・チームでさえ例外ではなくこうした宿泊施設に宿泊する事となった。(かろうじてドライバーのアロンソとマッサは観光ホテルに宿泊できた)
BBCのジャーナリストや日本人F1解説者の今宮氏も同様のホテル宿泊を余儀なくされた。
世界中のジャーナリストが同じような経験を余儀なくされ、イタリアのメディアでは「F1チームがセックスモーテルに押し込められた」と報じた。
さらにはこれらのホテルは日中は時間制である為、多くのVIPやジャーナリストにさらなる衝撃を与えたばかりか、一部のメディアでは借り切った筈の部屋が、借主の留守中に短時間ではあるが別の利用者(と言うか、本来の利用目的の為)に二重利用されていたのだ。
韓国は、オリンピック、サッカーWカップと並ぶ、三大イベントであるF1GPで恥を晒していたのだ。
こうなると、2018年に開催される平昌五輪はどうなる?
今回も、F1GPの時と同様、競技施設建設の遅れが指摘されている。
この状態で、宿泊施設に手が回るとは思えないが…。
やっぱり、世界中のジャーナリストがラブホテルに泊めさせられるのか?
もっとも、人口の少ない平昌だと、ラブホテルですら足りないかもしれない。
最悪、一般家庭でホームステイなんて事になるかもしれないな。
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Posted at
2015/05/26 22:51:55
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