国際サッカー連盟(FIFA)の汚職事件が世間を震撼させるなか、イタリアメディアが、02年ワールドカップ(W杯)のイタリア対韓国戦で審判の判定に不正があった可能性を指摘している。 日韓共催となった02年W杯で、韓国はベスト4入りを果たし、アジアサッカーの歴史を塗り替えた。 だが、今大会では「韓国寄りの審判」に各方面から不満が噴出していた。 イタリア紙コリエーレ・デロ・スポルトが問題視しているのは、韓国対イタリアの1回戦。 韓国の1点リードで迎えたアディショナルタイムで、主審がイタリア選手に反則で退場を言い渡し、 イタリアは10人で戦う羽目に。 その後も主審はイタリア選手の反則をとり、イタリア側が決めた得点もオフサイドで無効となった。 試合は韓国が勝利して準々決勝に駒を進めた。 準々決勝でスペインと対戦した際も、誤審があったと指摘されている。 この試合でもアディショナルタイムでスペイン側が決めた得点を主審が無効とした。 韓国はPK戦でスペインを破り、4強入りを果たした。 両試合とも、主審の判定は韓国に有利なものばかりだとして、世界中から関心が寄せられ、 複数のメディアがFIFAの裏工作を疑った。 当時は証拠がないため、うやむやに終わったが、今回の事件により真相の解明に期待が寄せられている。審判の判定に不正があった可能性え、いまさら?可能性じゃなくて、事実です。