責

親が離婚寸前で明日すらわからなかったなか
行った大学で唯一絶対の信頼をおけた祖父さん。
祖父さんが経営する会社で人材危機が起き・・・。
結局どっちもダメにして手元に残ったのは
300万の負債と虚無感に日頃使わない
大学の学用品といったところか・・・。
だが一番辛かったのは俺じゃなくて祖父さんだと思う。
絶対奥底で孫に会社を手伝わせるべきではなかったと思っていると思う。
そんな思いを祖父さんは胸に墓まで持っていくつもりだろう。
これほどのものを与えられながら何もなし得ずに終わったのは
無能すぎる俺のせいだというのに・・・。
その責を負う義務があるのは俺だけなはずなのに・・・。

知らない間にじいさんが口座に金を・・・。
受け取れない。だが現実としてはありがたい。
こんな自分が許せない。
家業も大学もダメにしたときよりも。