AZZURRI SHOPPING クロスオーバーキャンセラー AC-2  

クロスオーバーキャンセラーAC-2は、後ろ席に誰かを乗せる事が多く、且つ音楽や映画を見る人におすすめです。

逆に、後ろ席の音を改善してフロントまで響かせたい、でもリアツイーターの追加予定は無いという方には、おすすめ出来ないと思っています。


昨日もパーツレビューしていますが、使い心地も書いておきます。
クロスオーバーキャンセラーの付け方の解説はあれど、具体的にどう変わるかの情報があまり無く、私自身買う時に結構悩みましたので。。


まず、後ろ席に人を乗せる事が多く、且つ音楽や映画を良く見聞きする人におすすめな理由。

それはクロスオーバーキャンセラー（AC-2）によって、リアスピーカーの音量が上がるだけでなく、左右の音が独立して立体音響のような鳴り方をするからです。

まず8スピーカーのヴェルファイアは、運転席と助手席の音空間をダッシュボードツイーター（高音担当）とフロントドアスピーカー（中低音担当）が作っています。

後部座席の音空間は、スライドドアスピーカー（低音担当）と天井アクチュエータースピーカー（高音担当）が作っています。

これは本当に差があって、フロントスピーカーが良くても後ろ席に乗るとその恩恵は受けられず、基本的にフロント、リアの音空間は全く別物です。

フロントでいい音が鳴っていても、後ろ席に乗るとまったく違ってびっくりするほど。
これを前提に、使い心地も書いていきます。


今売られている汎用クロスオーバーキャンセラーの中には、AC-1とAC-2の2種類があります。

AC-2の構造は、天井アクチュエーター（高音担当）を停止させ、代わりにスライドドアスピーカー（低音担当）にその役割を担当させているように聞こえます。

なので音量が上がるだけでなく、高音、中低音がスライドドアスピーカーから聞こえるようになります。
簡単にいうと、ミッドウーファーとツイーターが出てきたような感じです。

そして左右のスピーカーの音が独立しているので、立体音響のように聞こえます。
映画や音楽を聴く人にはおすすめですね。

ただし、天井アクチュエーターは高音を担当するだけでなく、車内全体に音を響き渡らせる役目も多少あるようです。
AC-2で天井アクチュエーターを停止させたことで、フロントにいても立体感が薄くなったような気がしています。

なので、AC-2はリアにツイーターを付ける方が前提になっているのだと思います。
私は使っていませんが、ツイーターをつける予定がない方は、天井アクチュエーターを生かすAC-1の方がおすすめかもしれません。