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2025年01月16日 イイね!

LANCIA Y 説明文 アップデート4回目

LANCIA Y 説明文 アップデート4回目







LANCIA Yについてup to date 4回目になります。

ランチアオリジナルの『イプシロンmodel 840』。
最後のブランド「ランチア」ランチア イプシロン
この車はMade in Italy(イタリア製)の5速MT車で、ハッチバックスタイルの小型車です。

ランチア・イプシロンは、ランチアが製造・販売するスーパーミニで、1995年にY10(アウトビアンキ)に代わる大型で高価なモデルとして発売されました。(名前から「10」が消え、「Y」だけになる)

ランチアスタイルセンターは、ボディワークの4辺を囲む曲線が特徴的なデザインを採用し、小型ハッチバックの外観を一新させた。
(外観は、デザイナーのエンリコ・フミアが定義する「クワッド・フロンタル」という美的コンセプトに基づくデザインが特徴で、フロント、リア、サイドで表現され、エッジに収束して表面を4分割する曲線と張りのあるラインで表現されています。)


テールゲートは、先代モデルの伝統を受け継ぎ、強い傾斜を保っています。1995年から2005年にかけて、ランチアはポテンツァ地方のメルフィ工場で87万台以上のイプシロンを生産した。(LANCIAclub.net引用)

初代後期モデルを基本にLX、LS(16v/8v)、Elefantino Rosso 、Elefantino Bluを対象とし記事を書いています。
本国ではLEモデル(初代前期のみ)もありますが、並行輸入されていないため省きます。
また、輸入されたもので1.4LS,LXモデル(初代前期1996・1997年モデルのみ)も省きます。)
ただし、Elefantino Bluは最終的にLEに取って代わります。
(LEは、当初1.2 8vエンジン(後に16vも)のみの設定であったが、あまり成功せず、1998年には、同様の標準装備を持ちながら価格を抑えた新しいベーシックモデル、エレファンティーノ・ブルーに取って代わられることとなった。)

写真は2001年(初代)後期モデル1.2 16VDOHC搭載車になります。
並行輸入車として、(日本において)新車登録は2001年6月ですが、本国イタリアでは2002年半ばからヨーロッパ向けに提供されLSモデルにDOHC1.2 16V搭載車がカタログ表記されています。

初代ランチア Y(イプシロン):1996-2000.9は初代前期モデル(前期モデル)。ただし、1998-2000は、ボディデザインは前期のままで、トランスミッション、シフトノブ等が変更され、後期モデルに引き継がれています。中期型とでも言うのでしょうか。(ここでは前期としておきます)
2001年(2000年10月)から2003年は後期モデルです。

ボディーデザインはエンリコ・フミヤ(ピニンファリーナ出身)、インテリアデザインは、アメリカ出身のデザイナー、グレッグ・ブリュー。

室内インテリアは、シート、ダッシュボード、ドア内張りはアルカンターラ(ただし前期モデルは標準)、後期モデルは、アルカンターラに似た新素材とシート座面の一部をファブリックにしています。(前期モデルで生じたアルカンターラのヤレが問題になったのか?)
また、ハンドルデザインはLybraのものと同様。

※アルカンターラに似た新素材とは「カスティリオ」マイクロファイバー
カスティリオは、アルカンターラに似た素材であるが、あまり洗練されていない内部の裏地に使用されています。
ただし、オプションでは、アルカンターラはあります。

また、カレイドスと呼ばれるカラーバリエーションが標準色(12色)以外に100色を超えた。(ブルー25色、パープル16色、グリーン25色、グレーとブラウン15色、レッド19色と、パステルカラーやメタリックカラーを含む)

ランチア Y は、フィアット プント シリーズ 176 (パリオやバルケッタと同じプラットフォーム) のプラットフォーム上に構築され、スタビライザー バーで接続された再設計されたトレーリング アーム独立リア サスペンションにより、より快適で洗練された運転体験が実現しました。

ドアミラーの曇り止めは、リアガラス電熱線スイッチオン時に作動します。
ミッションはクロス気味の 5速MTで4000rpm過ぎからのシフトアップはパワーダウンがなく気持ちの良いシフトチェンジができます。(写真の車のファイナルギア比 (3.438)はハイギアードであり、イタリアの道路状況(主に高速道路)に合わせた設定になっているようです。
ただし、本国カタログでは4.071が記載されています。

横置きで前輪を駆動するエンジンは直列4気筒フィアットファイアエンジン(Fiat Fire-series)
後期モデル(写真)1242CC、4気筒DOHC16V(Multi-point fuel injection IAW-WeberDOHC )
最高出力80PS/5000・最大トルク116 Nm / 86 lb-ft/4000。
(前期モデル16Vは86PS/6000・トルク113 Nm / 83 lb-ft/4500 Fiat 176B9.000 FIRE-series)
ボア(Bore)70.8mm ストローク(Stroke)78.9mmボアストローク比1.11(低回転高トルク型)

後期モデルは、シーケンシャル マルチポイント燃料噴射システムの追加により、前期モデルの86PSから6PS下げて80PSとなり、馬力が犠牲となった。新しいユーロ3公害基準により、三元触媒コンバーターが付いています。
(現在はEU圏内ではユーロ6が適用されております)


全長 3.741m(前期モデル 3.723m)
        新しいバンパー(フォグライトも新設計)の採用により、サイズが
        わずかに大きくなっています。
        新設計のフォグライトはラリーカーさながら前方及びサイドを照ら
        します。
幅       1.690m
高さ      1.435m
ホイールベース 2.380m
車両重量   920Kg
燃料容量    47L

タイヤは、日本では標準で185/60R14を履く。
(但し、本国イタリアカタログでは、LSの16VDOHCは165/65R14T、LXは185/60R14H、Elefantino Rosso195/50R15V、ElefantinoBlu16VDOHC165/65R14T)

サスペション(前)ロアウィッシュボーン独立懸架
         マクファーソンストラット+コイル+ダブルアクションダンパー  
      (後)ロアウィッシュボーン独立懸架
         トレーリングアーム+コイルスプリング+ダンパー
ブレーキ 電子ブレーキシステムと呼ばれるEBD(電子ブレーキディストリビュータ)コントロールユニットとセンサーを通してABSシステムは発揮します。

ギア比 (LS5速16V)
1速 3.909 2速 2.158 3速 1.480 4速 1.121 5速 0.897 
R  3.818
ファイナルギア  3.438(写真の車)(本国カタログ記載は4.071)
総合減速比 (LS5速16V)
1速 13.44 2速 7.42 3速 5.09 4速 3.85 5速 3.08
ステップ比 (LS5速16V)
2速→3速 0.686
3速→4速 0.757
4速→5速 0.800

Drag times(加速性能比較)
LS1.2 16V VS Elefantino Rosso
LS1.2 16V 0-60 mph 11.2秒、0-100 km / h 12.3秒、1/4マイル(402m・ゼロヨン・121Km/h) 18.3秒
Rosso 0-60 mph 10.6秒、0-100 km / h 11.2秒、1/4マイル(402m・ゼロヨン・121Km/h) 18.3秒

Elefantino Rosso(16V) ,Blu(8V,16V),LX(16V),LS(8V/16V),
LS 6速 (8V・1996年から2000年(初代前期のみ)),LS CVT (8V) が並行輸入されていました。
エンジン(LS6速8V) Fiat 840A3.000 FIRE-series spark-ignition 4-stroke 60hp/5500
トルク98 Nm / 72 ft-lb/3000
ギア比 (LS6速8V)
1速 3.545 2速 2.1583速 1.345 4速0.974 5速0.766 6速0.64
R 3.818 Final 4.923
総合減速比(LS6速8V)
1速 17.45 2速 10.62 3速 6.624速 4.80 5速 3.77 6速 3.15
ステップ比(LS6速8V)
2速→3速 0.623
3速→4速 0.724
4速→5速 0.786
5速→6速 0.836


その他次の限定車が作られています。(動力性能はいずれも同じ)
Dodo ( 2001年限定 1.2 8V,16V)標準タイヤ165/65R14T(本国カタログ)
Caprice( 2002年限定 1.2 16V) 標準タイヤ185/60R14H(本国カタログ)
Unica ( 2003年限定 1.2 16V) 標準タイヤ185/60R14H(本国カタログ)
Vanity ( 2003年限定 1.2 16V) 標準タイヤ185/60R14H(本国カタログ)

整備履歴
エンジン、ミッション系、電装系における故障は今の所ありません。(2016.8-2022.2現在)
駆動系以外での故障箇所
2019.2 フロントブレーキキャリパー(右)固着のため左右交換
2019.6 純正ショックアブソーバー(新品)交換
Front 46408237x2 made in Itary(イタリア取り寄せ)
Rear 46784221x1made in Itary (イタリア取り寄せ)
Rear 46784221x1made in spain (FIATディラー)   

ただし、純正ショックアブソーバー(新品)国内では入手不可(2019年現在)
(唯一Rear1本はFIATディーラのルートで取り寄せ)。Front2本Rear1本は、FLMC(東京)を通しイタリアから取り寄せ。イタリアでも在庫が無くなり、今後難しいとのこと。

2020.8 3回目車検時、燃料ポンプに漏れ症状があり純正品をZERO CLUB(新潟)より同年式車から部品取り交換。

基本的に、部品は全て純正品と考えておりますので、苦労することがこれからもあるかと思います。

各種パーツ
メーターはVEGLIA BORLETTI、ヘッドライトはCARELLO
キャリパーはBendix製
イタリアの一流メーカーでアッセンブルされています。
この時代の車は、それぞれの部品メーカーを調べるのも楽しみの一つです。

私見
LSモデルはロッソ(Elefantino Rosso)のスポーツバージョンではないが、基本性能は同じです。
1.2 クロス5MT 。5ナンバーの16VDOHC。
日本的・日本人的車の概念に囚われないWRCの血統を引き継いだ初代イプシロン。
安定した足回りとスポーツ感ある走りは、国産の同クラスとは比較できない魅力があります。
(あるnet記事で、見た目は女性の買い物車、しかし走りはランチア 言い得て妙である。)

初代前期と後期の違いは、前期は後期よりコストが掛かっており、後期はその分無駄を無くし洗練されております。
ただし、前期モデル(中期含む)はエンリコフミヤのデッサンに忠実であり(後期に比べ)スパルタンなデザインになっています。

Posted at 2025/01/16 17:31:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | ランチアY | クルマ
2024年08月16日 イイね!

LANCIA Y 2001年 初代後期モデル

LANCIA Y 2001年 初代後期モデル
イタリヤ車としてはイプシロンは故障が少ないが、年式(2001年)からくる消耗部品の経年劣化は仕方がない。
Posted at 2024/08/16 20:15:14 | コメント(0) | クルマレビュー
2024年08月15日 イイね!

無事5回目の車検に合格したので車のお祓いに

無事5回目の車検に合格したので車のお祓いに








Lancia Y(ランチア イプシロン)無事車検に合格しました。毎回行っているのですが
車検後には必ず北海道神宮で車お祓いを行います。

この日は
開拓神社のみたま祭渡御もあり駐車上入口は30分待ちの混雑ですがお祓いは空いておりました。
写真は2016年8月15日のみたま祭でのお焚き上げ
Posted at 2024/08/16 08:41:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | ランチアY | クルマ
2024年03月17日 イイね!

Lancia Y

イタリアのランチア市場で賑わっている1906台限定のカッシーナとのコラボしたイプシロン(Ypsilon)ただし、EV(少し残念ですが)
日本円では600万円を超えるそうです。

その為かYouTube動画でにわかに初代イプシロン(Y)が視聴できるコンテンツが増えてきていると感じています。

今年の札幌(近辺含む)は2月中旬以降からの大雪もあり、除雪はするのですが、気温も上がらず路地とか歩道には雪が残り+温度の日はズブズブで歩きにくい日が続いています。(3月17日現在)
昨年は3月7日に夏タイヤへの交換をしています(峠越えはしなくて一般道路のみの走行の為)が今年はスタッドレスを履いたままです。
写真は2月12日スコップを積んだランチアYです。




Posted at 2024/03/17 11:38:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ランチアY | クルマ
2023年12月19日 イイね!

今の当別は雪は少ない 西当別町ですが

2023年12月18日の北海道当別町です。留萌市と違い当別町(西側ですが)は雪が少なく今のところ助かります。
マイナス7℃ 札幌への帰路、(路地の)路面はピカピカの凍結(石狩街道は乾燥)
グリップ力のない古いスタッドレスは大変そうです。
当別町の積雪もこれから先はわかりませんが。
Posted at 2023/12/19 10:38:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | ランチアY | 日記

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「[整備] #イプシロン 新品購入8年目バッテリー交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/1858592/car/2247464/8246500/note.aspx
何シテル?   05/28 19:07
Dalarnaです。 2001年式初代後期エンリコフミアデザインのランチア Y(イプシロン) 1.2LS16V、レモンイエロー。初代はイプシロンをYで表してい...
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