
ヤフーニュース・東洋経済オンラインの記事を読んだ。
F-15イーグルは1970年代にアメリカ・ボーイング社で開発
された戦闘機だけど、アップグレード改修により現在も世界
の最前線で活躍しているそうだ。
日本では三菱重工が生産して自衛隊でも活躍中なのだ。
記事によると、本来イーグルは80年代にロッキード社で開発
された新型のF-22ラプターという超高性能機にすべて交代
される計画だったんだけど、超高性能ゆえお値段も超高額で
防衛予算の事情で予定の2割程しか導入されてないらしい。
そのために従来機のイーグルを改修して運用を続けていたんだけど、最近になって安価で
多用途性に優れた新型戦闘機F-35ライトニングが完成。導入目途が立ったためにイーグル
は徐々に現役引退となるかと思いきや・・・
そもそもイーグル・ラプターの完全世代交代の失敗あたりから、アメリカの航空国防計画は
相当遅れ始め、さらに性能ソコソコで安くて沢山配備できるライトニングも実は開発に時間
が掛かり過ぎて、現状全てのイーグルとすぐ交代とはいかないらしい。
そこでイーグルを開発・製造したボーイング社はさらなるイーグルの超アップグレード術、
2040年まで現役保証というサービスを開始したらしい。
でも、2010年代に開発した新型の機体(F-35ライトニング)と1970年代の機体(F-15イーグル)
は比較にならないほど新造機のほうが優れているのではないかな?
実は、現代の戦闘機は飛行性能の面では行き着くところまで行ったところがあるらしい。
たとえば、旋回性能をこれ以上高めても、パイロットの身体がついてこられないそうだ。
また、性能向上のためにかかるコストがそれによって得られるメリットに見合わないとも。
そのため、戦闘機のアップグレードといっても、飛行性能の向上に繋がるメニューはなく、
レーダーを新型化して探知能力の強化を図る、搭載する武器を新型化して攻撃能力を増す、
敵のミサイルから身を護れるように妨害用の電子戦装置を搭載あるいは強化するとか。
今どきの戦闘機で大事なのは、まず「頭脳」(コンピューター)、「眼」(探知装置)、
「耳」(通信機能)だそうだ。
「腕力」(武器)も改良するが、「脚力」(飛行性能)は現状でもよいと考えられている。
これは、欧米諸国でも航空自衛隊でも同じだそうである。
それはさておき、ボーイング社の超アップグレード術2040年まで現役保証サービスは、
イーグルを運用してる側からの要望ではなく、ボーイング社からの猛アピールらしい。
それもそのはず、イーグルの後継機ラプターも次世代機ライトニングもライバルの
ロッキード社製なのだ。
それ以外にも近年の新型機導入のビジネスチャンスにおいてボーイング社は負けっぱなし。
そりゃそうだ、ボーイング社で新型受注出来てれば、古いイーグルは危ないし燃費悪いから
もう使わないで全部新型にしてーっ!て言うよねぇ(笑) でもそーじゃないからイーグル
現役なら、アップグレードの度に少しは稼げるからねぇ。
そして。おもいっきり主力戦闘機として運用してる日本の防衛省にも、Windows10並みの
しつこさで(笑)アップグレードを勧めてるらしい。
防衛省的には改修よりも新型に替えたいのが本音だそうだ。それはすでに進行中の
防衛近代化改修計画に沿う判断なのだそうだが、
ホントの理由は税金だったりして・・・
「あー来年から、イーグルとかファントムとか三菱F1など古い機体は税金上がりまーす!
新規登録から13年経過してるから7,200円から12,900円になるからヨロシクーっ!」
(そんなワケねーだろっ!軽自動車と一緒かよっ!)
Posted at 2016/09/23 23:02:14 | |
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