車のドアロックを一度に行えるボタン...すぐ横にあるのに私は腕の稼働範囲が限られシートベルトを締めると動きづらいのも重なり実は届きません。あとほんの15cmほど手前なら届くのですが...。
運転操作は全て手元で出来るようにしてもらいましたが、届かなくても安全や走行に支障がないものは改造メーカーさんも基本の改造の対象外なんですよね。(そこはもちろん理解してます。)
そもそも何故このボタンが、すぐに押したいかというと、
例えば、運転中にどうにも疲れてしまい、停められるところまで行けたら、すぐに休みたい時にロックだけはかけて、すぐ寝たいとか...。
例えば、今時ですが煽り運転で向かってこられて、すぐにロックしたいとか...。
頻度や場面は限られますが、すぐに押したい時は押したいんです!笑。そういうのが出来ない時に不便というか不自由を感じますね。
改造メーカーさんも内容により、実費支払いをすれば部品加工などで工夫をしてくださることは可能です。今回も相談はしました。ですが、回答としては、しっかりしたものを取り付けると場所的に良くないということから、提案されたのはゴムのラバーを張り付けるというものでした。
▼スイッチの上にゴムのラバーを張り付け。手元にある長い棒などで押す感じです。
最初はこれでも良いかなと納得したのですが、何かが違う...。やはり希望したい、すぐに押せるという感じではなく、押す前にワンアクションあるので、すぐに押せないんですよね。
それでも頭の中でイメージは明確に出来ていたので...ここから自作してみようと決めました。
まずイメージに近い形のステンレスの細いヘラを見つけました。試しに両面テープで貼ってみたところ、スイッチも押せる!これで行けそうなのを確信です。(このままでは持ち手が重いので使えませんでした。)
▼試しにステンレスのヘラを両面テープで貼り付け。持ち手が手前にきて押せます。
私では技術のいる加工は出来ないので、薄い金属形状で曲がるものなんてあるかなぁと探しまくったところ、世の中何でもあるもんですね。100円ほどです、安っ。
▼その名もステンレス製のキレイ曲がる板です。これなら使いたい形にできそうかなと。
試作品同様にいい感じの角度に曲げます。文字通り曲がる金属なので、力を入れれば曲がるし、曲げたあとはその形状を維持してくれます。スイッチや金属それぞれのおうとつで剝がれやすくならないように、プラ板を張ったり、ザラザラ面対応の両面テープを探したりで、最終形態にしていきます。
▼単に両面テープを張るだけでなく、間にプラ板を接着し、両面テープが剝がれにくくしてます。
また金属部分もむき出しのままでは、太陽光が反射するし、ケガをする懸念などもあるので、黒い布系テープを巻いて安全にしたのと、見た目も黒で目立たなく良くなりました。
▼何度もテストで貼り直し角度などを調整していきます。この後マット表面にして触り心地もいい感じに。
そしていよいよ定位置に最終での貼り付けです。車内用の強力両面テープなので、熱にも強く簡単にも剥がれません。もちろん不要になれば剝がせますし、仮に粘着力が落ちても貼り直せば良いだけです。
▼ついに完成です。試作やテストをしていたので想定以上に上手くいきました。
結果...両面テープがしっかり固まってから、何度も動かしていますが、動きは良好でした。頑張ったので、わりと感動♪。取り付けてから一か月ほど経ちますが、今のところグラつくとか、剥がれる様子はありません。
車に本来ある機能は、通常いつでも押したい時に押せるのが当たり前なんですけど、不自由ですとこういうのは仕方がないかなぁと思う方が多いと思います。今回メーカーさんにお願い出来なかったので、自分でやってみようというモチベーションになりました。諦めず工夫してみると意外と出来たりするものです。こういうプロセスを楽しむことが大切ですね^^/
Posted at 2021/12/08 22:58:24 | |
トラックバック(0) |
ジョイスティック車 | クルマ