CEP / コムエンタープライズ ドライブレコーダー駐車監視キット (フィールドセンサーセット)
昨年、取り付けたドラレコの駐車監視方法について、DMでご質問をいただいたので、パーツレビューとして製品紹介と仕組みについて載せたいと思います。(2020年9月に取り付け)
本製品は、市販のドラレコと組み合わせて使う駐車監視システムで、人が近づくとフィールドセンサーが人を検知し、ドラレコを起動させるという動きをします。
キットには、駐車監視コントローラー、フィールドセンサー、接続ケーブル、電源スイッチ(未使用)が付属します。
(TOP写真:キット構成)
今回、連携させているドラレコはVantrue N4を使っていますが、電源起動時に自動で録画を開始するタイプのドラレコであれば、基本、ドラレコの種類を選ばないというのが特徴です。
センサーの種類は、フィールドセンサーのほか、ショックセンサー(振動センサー)もあり、フィールドセンサーとショックセンサーを組み合わせた構成も可能です。
私の場合、10円パンチやスプレー落書きなど、ショックセンサーでは検知できないイタズラをバッチリ映像に納める事が目的だったので、フィールドセンサーのみの構成をチョイス。
※駐車中に衝撃がおきるような状況を考えれば、フィールドセンサーで十分検知できるのと、監視中の消費電力を極力減らすため、稼働させるセンサーは少ない方が良いというのが、フィールドセンサー1つに絞った理由です。
フィールドセンサーは、マイクロ波を発生させ車体に接近するものに反応するため、不要に近づいてきた人や車を全方位で検知してくれます。
また、マイクロ波はセンサー面を中心に上側に放射状に広がるため、センサー取り付け位置もできるだけ、車体中央の低い位置に取り付けると効果が高くなります。
R32の場合、シフト後ろの小物入れに設置するのがベストポジションだと思います。
(写真:①フィールドセンサーと駐車監視ON/OFFスイッチ)
現在は、裸のまま小物入れに放置していますが、そのうち3Dプリンターでカバーを自作しセンサーに被せようと計画中。
※フィールドセンサーは季節や天候で感度が変化するため、あえて小物入れの下には埋め込まず、簡単に感度調整ができる位置に設置しています。
マイクロ波の感度調整については、なるべく車体ギリギリに近づいたところでセンサーが反応するよう、何度が繰り返し調整が必要でした。
【購入パーツ】
・CEP ドライブレコーダー駐車監視キット(フィールドセンサーセット)[UNM243]
フィールドセンサー:DEI 508D
・CEP 線付きダイオード(6A)[KLO399] x2個
・エーモン コンパクトリレー[3234](+ヒューズ)
・amazon 駐車監視ON/OFFスイッチ
キットにもおまけのスイッチが付属していますが、「両面テープで貼るだけ(車内パネル無加工で取り付け)」、「スイッチON時にLEDなどが光らない(省電力)」の要件にあったスイッチをamazonで探し別途購入。
(写真:⑧駐車監視ON/OFFスイッチ)
・ドライブレコーダー本体(Vantrue N4)、オプション機器
※ドラレコは駐車監視機能が無い機種でもOK
【配線の注意点】
CEPの駐車監視キットは、取説通りに配線するとスイッチONでセンサーON、スイッチOFFでセンサーOFFになりますが、センサーOFFの状態だとエンジンを掛けてもドラレコへの電源供給がされない仕様になっています。
この仕様だと、常時スイッチONの使い方が前提となるためバッテリー上がりの心配が出てきます。
センサー自体の消費電流は5mAで大したことないのですが、ドラレコが起動してしまうと一気にバッテリーを消費しますので、エンジンを掛けない日が続く場合は、スイッチOFFにする運用がどうしても必要で使い勝手が悪いです。
逆に頻繁にスイッチOFFにする運用は、運転前にONにし忘れてドラレコが動かないなどのミスも誘発しますよね。
そこで、私は、スイッチOFF時は、ACC電源に連動しドラレコが起動し、スイッチON時はキットの標準仕様通りセンサー検知に連動しドラレコが起動(スイッチON時にACC電源が入った時はセンサー連動無しにドラレコを起動)するよう配線を工夫して取り付けています。
販売元のCEPさんから頂いたアイデアですが、配線図中央にあるダイオード2つを追加するだけで期待する動作をしてくれました。(写真:②自作配線図/⑥線付きダイオード)
この配線にしておけば、普段、駐車監視不要の時はスイッチOFFでバッテリー消費させない運用。
外出先の駐車場などで駐車監視が必要なときだけスイッチをONにするという運用が可能になります。
このように外出先の駐車時だけ駐車監視させたいという用途であれば、定期交換が必要となる(しかも本体バッテリーより数段高い!)予備バッテリーの搭載無しでも、十分、駐車監視機能を利用できるシステムを組むことができます。
そもそも予備バッテリーを搭載しても毎回しっかり充電できる乗り方が前提になるので、チョイ乗りが多い私にとっては、肝心なときに充電不足で監視できない状態に陥ることが容易に想像できたため、予備バッテリーに頼らない自身で無理なくコントロールできるシステムの構築が必須でした。
実際に、約1年ほどこの環境で駐車監視機能を使用していますが、バッテリー上がりも無く快適に利用できていますよ!
また、この車の環境だけかもしれませんが、駐車監視コントローラーから供給されるドラレコ用電源は、ACC電源ONの状態(まだエンジン始動していない状態)だと、12V以下に減衰され出力されてしまい、ドラレコ電源が入らない現象(N4のケーブルは減衰を検知してセーフティーカットが入る仕様)が発生したため、ドラレコへの電源供給はリレーを噛ませてバッ直にしているところもポイントです。(写真:②自作配線図/⑦コンパクトリレー)
※自作配線図の配線色は、実際の製品ケーブルと同じ色で記載していますので、同構成を検討される場合は参考にしてみてください。
【ドラレコ本体の駐車監視機能を利用しない理由】
Vantrue N4(ドラレコ)本体には、元々、動体検知と衝撃検知の2つの駐車監視機能が標準で搭載されていますが、駐車監視機能ON/OFF設定のしづらさ(本体ポチポチ)や、駐車監視動作が直感的に理解しにくい挙動(信号待ち中に勝手に駐車監視モードになるなど)をすることや、動体検知/衝撃検知 共に利用するには一長一短であることなど、私の用途には残念ながら合いませんでした。
(一般的なドラレコは大体NGになりますが^^;)
[動体検知]
・衝撃検知に比べ、待機中のバッテリー消費量が大きい×
・検知するのはフロントカメラのみのため左右後方のイタズラには対応できない△
[衝撃検知]
・待機中のバッテリー消費量は動体検知より低い○
振動が発生しない10円パンチやスプレー攻撃などのイタズラには対応できない×
【駐車監視の効果】
駐車監視をすると、どのような感じで映像として残るのか?
実際に検知した映像の一部を例としてご紹介します。
結構面白いですよ!
写真:③検知映像:駐車場で通り過ぎる車をキャッチ!
写真:④検知映像:夜に愛機を覗き込んでウロウロしている警備員さんをキャッチ(笑
写真:⑤検知映像:警備員さんが左側から回り込んでリアを眺めている姿をキャッチ!
※別メーカの偏光レンズを付けているため丸い枠が映り込んでいます。
関連記事:
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/199143/blog/44410907/
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①フィールドセンサーと駐車監視ON/OFFスイッチ:
センサー位置はR32の場合ここが最適
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②自作配線図:
この配線図を業者さんに渡して取付けをお願いしました。
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③検知映像:
駐車場で通り過ぎる車をキャッチ
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④検知映像:
愛機を覗き込みに来てくれた警備員さんをキャッチ(笑
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⑤検知映像:
警備員さんが左側から回り込んでリアを眺めている姿をキャッチ
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⑥線付きダイオード:
6Aのダイオードを2本追加購入
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⑦コンパクトリレー:
ドラレコへ確実に電源供給するためバッ直構成にしました。
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⑧駐車監視ON/OFFスイッチ:
LEDが光らない両面テープで貼るだけのスイッチを選定
定価 | 11,035 円 |
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購入価格 | 9,306 円 |
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入手ルート | ネットショッピング(その他) ※コムエンタープライズ |
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