部分日食を見てきました　2010.01.15

待ちに待った部分日食。
皆既日食、部分月食以来の大きな天体ショーでした。


今回、事前に集めたデータから、日没方向では近くに陸地（島）が無く、日食の状態のまま水平線に沈むのが観測でき、なおかつ、少しでも大きく、1秒でも長く日食が観測できるところ、というのを沖縄本島内で探し、観測場所に選んだのは、沖縄本島のほぼ最西端である糸満市の美々ビーチ（地図）。


部分日食が始まった直後の16:52。
※このブログに記載している時刻は、カメラ内蔵時計によって写真データに記録された時刻であり、正確な時刻とはずれている可能性があります。

まだ光が強すぎて肉眼では観測できません。


17:24

現地で手に入れた、特殊フィルタをカメラのレンズにかけての撮影。
太陽の右下から日食が進んでいます。
手ぶれしててごめんなさい(汗)


ちなみに、現地で手に入れた特殊フィルタとは…

お菓子の包み紙。
お菓子の劣化を防ぐため、日光を通しにくい素材でできています。
う～ん、なんだか目に良さそうなパッケージ(爆)

※よい子は決してまねをしないでください。
　太陽の観測用に作られた物ではないため、光の遮蔽が完全でないモノが使われている可能性があり、目にダメージを負う危険性があります。


17:28

ちょっとだけ食の部分が大きくなってきました。


17:39

肉眼で見るとこんな感じですが…


フィルタを通して見るとこんな感じ。


17:47

だいぶん日が傾いてきたため、ここからはフィルタ解除。
肉眼ではまだ見えず。


17:48

だいぶん海面に近づいてきました。


17:52

この頃になると、肉眼でも日食状態の綺麗な夕日が観測できました。

※長時間、太陽を凝視することは避けてください。
　目に入ってくるエネルギーはだいぶ弱まっているとはいえ、目にダメージを負う危険性があります。


17:53

水平線近くには、何本か雲がかかっていました。


17:54

美々ビーチのある糸満は海人（うみんちゅ：沖縄方言で漁師さん）の町。
海人の舟が夕日の前を横切っていきました。

…海人は日食なんかには興味なし?!


17:55

もしや雲の中に隠れてしまうのか?!

…と思わせといて、
17:58



そして、17:59、沈んでいきます。



18:00、日没です。




今回は、波の音を聞き、潮風に吹かれながら、のんびり観測できました。
久しぶりに自然の中でのんびりと過ごすことができました♪

前日までかかっていた厚い雲を心配していましたが、ありがたいことに晴れてくれました。
日没直前に少々雲にかかってしまったのは残念ではありますが、綺麗な日食が観測できたのではないでしょうか。
フィルター(?)を通して撮影する場合はスローシャッターになってしまうということを失念していたため、三脚を用意していなかったのは反省しなければなりません。

撮影総数は148枚でした。
その一部を選択してＵｐしてみました。
みんカラの自動画像変換を利用して縮小しているため、少々画質が荒いですがご了承ください。
また、Internet Exploreでは写真にブロックノイズが乗った状態で表示されるようです。他のブラウザを使用するか、写真をクリックして拡大写真をご覧いただいた方が良いかと思います。
なお、掲載写真は無断使用厳禁でお願いします。



日食の写真記事：①、②、③、④
※報道系サイトへのリンクのため、いつリンクが切れるかわかりません。チェックはお早めに。