「バイオ燃料」手作り中火災 篠栗町、1人けが
13日午後6時すぎ、福岡県篠栗町田中のマンション5階の会社員男性(31)方から出火、台所の壁や天井などを焼いた。粕屋署などによると、男性は自家製燃料を作ろうと、台所でてんぷら油を熱していたといい、右腕に軽いやけどを負った。
同署などの調べによると、男性は食用てんぷら油を入れた一斗缶に、カセイソーダなどを混ぜて、台所の調理用こんろで加熱していた。「バイオ燃料を作ろうとした」と話しているという。
環境に優しいとされるバイオ燃料はトウモロコシやサトウキビ、食用油などを原料にしている。
自分で作ってみよう! バイオディーゼル燃料
バイオディーゼル燃料を作るために数百万円の機械はいらない。作り方は簡単だから、だれだって台所で作ることができる。手作り燃料は石油会社が市販している軽油よりずっと良い燃料にできる。自家製バイオディーゼル燃料の方がディーゼルエンジンを調子よく稼働し、エンジンを長持ちさせられる。それに燃料も排ガスも環境と健康にとってずっときれいだ。捨てられる運命の廃食用油からバイオディーゼル燃料を作れば、原料費がタダ同然になるだけでなく、環境にとってやっかいものの廃油をリサイクルすることができる。そしてエネルギーを自ら作る、この解放感、独立感、自信は手作り燃料ならではのもの。ここに手づくりバイオディーゼル燃料の作り方を公開しているので、じっくり読んで自分で作ってみよう!
--- ( 中略 ) ---
廃食用油からバイオディーゼル燃料を作る
未使用のバージンオイルを使うより、廃食用油からバイオディーゼル燃料を作る方がずっと魅力的。そのまま捨てると環境を汚染する廃食用油を有効活用できるし、原料コストも安くなる(上手くいけば)。だけど廃食用油からバイオディーゼル燃料を作るのは新しい油よりちょっと複雑。
まずは廃食用油から水分を取り除く。調理に使われた油にはいくらかの水分が含まれている。燃料づくりの化学反応のときに水分が存在していると、エステル交換ではなくケン化が起こり、バケツいっぱいのドロドロ石鹸ができてしまう(失敗もしました、私たち)。水分の除き方はこちらも参照して。
油から水分を蒸発させるにはかなりのエネルギーを使ってしまうし、熱を加えると燃料づくりにはやっかいな遊離脂肪酸(FFA)を増やしてしまう。そこでアレックスが考案した方法がこれ。原料の廃食用油を摂氏60度に暖め、15分間その温度を保つ。これをタンクに入れ少なくとも24時間静かな所において油と水を分離させる。分離に使うタンクは9割以上空にしないこと。
もう一つ、廃食用油からの燃料作りに追加される作業。
廃食用油からバイオディーゼル燃料を作るときには、未使用の植物油から作るときより多くの触媒が必要になる。油を料理したときに形成される遊離脂肪酸(FFA)はエステル交換をじゃまするため、これを中和させるよう触媒(アルカリ性)の量を増やさなくてはいけない。しかも油の使われ方や使われた期間によって、必要な触媒の量はそのつど違ってくる。
そのため原料の廃食用油を「滴定」し、その油が含む遊離脂肪酸に見合う触媒の量を算出する。つまり油のpHを定める。正確な滴定結果を得るためには、デジタルpHメーターなど厳密なpHが測定できる装置を使った方がベターだけれど、そんな高価な物を持っていない私たちは、まずは原始的なリトマス紙で挑戦! でも正確なpHが測れず、失敗してしまった(バケツいっぱいの石鹸・・・)
赤キャベツの汁でpHを測定しようかとも考えた(自然のリトマス紙についてはこちら)けど、インターネットで調べ直して、今度はフェノールフタレン液を使って挑戦。pH指示薬のフェノールフタレン液は、pH 8.3で無色透明からピンク色に変わり始め、pH10.4で赤に変わる。
1リットルの蒸留水に1グラムの苛性ソーダを溶かし、0.1%の水酸化ナトリウム溶液を作る。
別の容器に、イソプロピルアルコール10ミリリットルを入れ、原料の廃食用油1ミリリットルを溶かす。容器ごと湯煎してゆっくり暖め、油が完全に溶けてアルコールが透明になるまでかき混ぜる。フェノールフタレン液を2滴加える。
この「廃食用油+イソプロピルアルコール+フェノールフタレン液」の溶液の中に0.1%の水酸化ナトリウム水溶液を注射器などで一滴ずつ数えながら滴下する。一滴滴下するたびに、全体をしっかり攪拌する。液体がピンク色に変わり、10秒たってもピンク色が消えなくなったところで止める。
計算の仕方は:
滴下した水滴の量(ml)+3.5=触媒として必要な苛性ソーダのグラム数
(もっとよい滴定の方法はこちら)
私たちの最初の滴定は6mlだった。だから
6ml + 3.5 = 9.6g
1リットルの廃食用油に必要な苛性ソーダは9.6グラム。つまり10リットルには96グラムの苛性ソーダが必要ということ。
あとは新しい植物油からバイオディーゼル燃料を作るときと同じ。苛性ソーダを素早く計り、メタノールと混ぜてナトリウムメトキサイドを作る。苛性ソーダの量が増えた分だけ、ナトリウムメトキサイドの発熱量も危険度も大きくなるから気を付けて! 苛性ソーダがぜんぶ完全に溶けたことを確認すること。
予熱した油に、ナトリウムメトキサイドを静かに流し込み、1時間ほど攪拌する。一晩静かな所に置き、上澄みのバイオディーゼル燃料を吸い出す。
私たちが練習で廃食用油からバイオディーゼル燃料を5回作ったとき、3回は焦げ茶色のバイオディーゼル燃料を作り出すことに成功! あとの2回はバケツいっぱいのドロドロ石鹸ができてしまった。
成功へのポイントは、
1)水分をとにかく取り除くこと
2)正確な滴定結果を出すこと。滴定を2回繰り返し、正確な値を出す。
廃食用油10リットルからできるバイオディーゼル燃料は8~9リットルと、製造比率は少し少な目になる(作り方にもよるけれど)。
イイね!0件
スバル純正 アンダーフロアパネル カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2014/11/10 20:46:48 |
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有限会社 海の種 カテゴリ:おきなわ 2010/06/10 19:06:08 |
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NPO法人 アクアプラネット カテゴリ:おきなわ 2010/06/10 18:54:40 |
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