2017年06月09日
Posted at 2017/06/09 01:01:14 | |
トラックバック(0) |
豆知識 | クルマ
2016年11月01日
いくら洗っても落ちないヘッドライトの黄ばみ、最悪の場合は…
クルマに愛着のあるドライバーなら、必ずといっていいほど気を遣っているのがエクステリア(外観)のメンテナンス。道具やワックス、クリーナーにこだわり、さまざまなコーティング処理を施すなどして美しい車体を維持することは、クルマへの愛着を高めるだけでなく、何らかのトラブルがあったときにすぐ気づけるといったメリットもあります。クルマをきれいに維持することは、楽しく運転するためにも必要なことです。
そんなクルマのエクステリアを維持するにあたって、悩まされるもののひとつが、ヘッドライトを綺麗に保つことではないでしょうか。走行を重ねることで細かいキズが蓄積し、まるで曇りガラスのような状態になってしまうことは多々ありますが、それ以上に悩まされるのがヘッドライトレンズに発生する「黄ばみ」。普通の汚れならクリーナーなどで取り除くこともできますが、レンズそのものが黄ばんでしまうといくら洗っても落とすことはできません。最悪の場合は光量不足などにおちいり、車検をパスするためにヘッドライト自体の交換を強いられることもありえます。
しかしこのヘッドライトの黄ばみ現象、昔のクルマでは見られないものでした。その正体は、はたして何なのでしょうか。
ヘッドライトが黄ばむようになった、その理由
昔のクルマでは発生することのない、ヘッドライトが劣化して黄ばむという現象。その原因は、ヘッドライトのレンズ部分の素材が強化ガラスから「ポリカーボネート」へと移行したためです。ポリカーボネートは透明性、耐衝撃性、耐熱性、難燃性などに優れたプラスチック樹脂素材で、ヘッドライトだけでなくあらゆる家電製品やCD、DVD、ブルーレイなどの光学ディスクメディア、眼鏡や双眼鏡といったレンズ類、旅客機の窓など、さまざまなものの素材として使用されています。
ポリカーボネートの利点は、軽量かつさまざまな形への加工が容易という点。さらに戦闘機のキャノピーや、軍や警察のプロテクター系装備にも利用されるほど強度が高いことです。
たとえば強化ガラスが普通のガラスに比べ3倍から5倍の強度であるのに対し(日本板硝子による)、ポリカーボネートの強度は250倍を超えています(三菱ガス化学による)。クルマの軽量化にも効果が高く、さまざまな形に加工できるので、クルマのフロントデザインの幅も大きく広がります。万が一、事故を起こした場合も、破片が飛び散ったりしないので二次被害を抑えることにもつながります。そのような利点から、クルマのヘッドライトレンズは強化ガラスからポリカーボネートへと移行し、現在に至るのです。
ポリカーボネートにある欠点 「黄ばみ」を避ける方法は?
このように利点の多いポリカーボネートですが、その性質上、避けられない欠点も存在します。それが「紫外線にさらされ続けると劣化する」、つまり「黄ばみ」です。
ポリカーボネートは紫外線をほぼ100%吸収する性質があるため、サングラスや陽射し避けの屋根などに利用されることも多いのですが、紫外線にさらされるごとに分子の鎖状結合が徐々に壊れて化学変化を起こしていきます。その過程で茶褐色の物質が生成され、透明度が下がり黄ばみや濁りが発生する「黄変劣化」という現象が起きるのです。人間が皮膚に強い紫外線を浴びると、体内のメラニン色素が活性化して黒く日焼けするようなもの。物質そのものが変化してしまうため、汚れを落とすような感覚で元に戻すことは不可能なのです。
ポリカーボネートは紫外線以外にも薬品類に弱いという性質があり、カーワックスやクリーナーによる劣化も発生。さらに高温多湿環境にさらされ続けても劣化が起こるため、蒸し暑い夏場やヘッドライト自体の熱もポリカーボネートにとっては大敵です。
ドライバーからすれば「黄ばみ」は避けたい現象ですが、先に述べたようにポリカーボネートはメリットのほうが大きいもの。快適な運転やかっこいいデザインを楽しみたいのなら、ポリカーボネート製ヘッドライトの黄ばみは自分なりに対策を講じて付き合うしかないのです。
悲劇、愛車のライトに黄ばみが… 予防、対策はできるのか
ヘッドライトが黄ばんでしまったら、コンパウンド系の磨き剤を使うのが効果的(写真出典:gefufna/123RF)。
日焼けした肌をはがすように 黄ばんだヘッドライト、効果的な対策
クルマに乗り続ける限り、ヘッドライトの黄ばみ問題と付きあい続けるしかないにしても、せめてそれを軽減させる方法はないのでしょうか。
効果的な対策は「黄ばみを削り落とす」「紫外線がポリカーボネートに届かないようにする」の2点です。
すでに黄ばみが発生しているヘッドライトは、コンパウンド系の磨き剤を使うのが効果的。日焼けした肌をペリペリはがすような感覚で、紫外線によって黄変劣化を起こしている表面だけを削り落としていくイメージです。
そうして黄ばみを軽減させた、あるいはまだ黄ばみが発生していないヘッドライトに対しては、ガラスコーティングなどを施すのも効果的です。元々、ポリカーボネート製ヘッドライトには、紫外線に素材を直接さらさないためのコーティングが施されており、黄ばみはそのコーティングがはがれたために発生している場合が多いからです。新たにコーティングなどを施すことで、紫外線にポリカーボネートを直接さらさず、劣化を抑制できます。
ほかには、ヘッドライトの光源を熱発生がひかえめなLEDに取り替えたり、駐車時にクルマを日なたへさらさないよう気をつけるといった対策も考えられます。前述したとおり、ヘッドライトの黄ばみは人間の日焼けと同様の現象なので、それを抑えるには肌の日焼け対策並みに気遣いが必要なのです。
石黒直樹(フリーライター)
Posted at 2016/11/01 07:45:06 | |
トラックバック(0) |
豆知識 | クルマ
2015年03月13日
パワステフルード交換しました。
冬場重くなることがあるので、それが緩和されました。
Posted at 2015/04/16 18:25:03 | |
トラックバック(0) |
整備記録 | クルマ
2015年03月13日
2015年3月13日
ミッションオイル交換しました。
やや繋がりがよくなったか??
Posted at 2015/04/16 18:21:30 | |
トラックバック(0) |
整備記録 | 日記
2012年05月15日
保険料 24950円 だんだん値上がりしていくらしい。
Posted at 2015/04/17 07:14:01 | |
トラックバック(0) |
保険料 | 日記