メーカー/モデル名 | トヨタ / C-HRハイブリッド ハイブリッド G“LEDエディション”(CVT_1.8) (2017年) |
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乗車人数 | 1人 |
使用目的 | 通勤通学 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 |
・TNGA採用による車体剛性(不快な音がせず、収まりが良い) ・THSによる高い燃費性能(夏場23〜25km/l、冬場18〜20km/l前後) ・ニュルブルクリンクを走り込んで調整されたという足回りの完成度 ・斬新なデザインで飽きがこない ・専用デザインで高級感のある内装 ・当時の販売価格に対する完成度が(いい意味で)バグっていた ・なんと言っても故障がないのでストレスフリー |
不満な点 |
・スポーツモードにすれば十分なパフォーマンスを発揮してくれるが、欲を言えば最近主流の2.0l THSを搭載したモデルがあれば。。。(それが欧州の新2代目ではあるものの。。。 ・前期型はLTAが搭載されていない。この点は後期型が羨ましいところ |
総評 |
主用途は通勤となります。 土日には中学生になる子供達を乗せて出掛けたりもしますが、全く不便なく、不満なく使えています。 流行りのミドル〜ラージサイズSUVにはない取り回しの良さと燃費性能で、かつ、車体は後輪側にダブルウィッシュボーンを採用する走りへの本気度(性能を引き出すタイミング、腕は無くとも笑)が伺えるコンパクトスポーツSUV。 内装も専用設計てんこ盛りで、既視感などなくむしろ特別感を感じられるデザインとなっている。 メッキは少なめに、要所要所にピアノブラックのパネルを配置し、ワインレッドのシート外皮やダッシュボードを採用する事で大人な雰囲気を感じる。 これが中古価格100万円強(2025/6月現在)〜、また当時の新車価格も最上位グレードで300万円を切っていたのは値付け間違えたのでは?と思うレベル。 それくらい完璧なコスパかつ、品質、燃費、動力性能を併せ持つC-HRだが、唯一動力性能がなんとかなれば、と思う事はある。 とはいえ、兄弟車とも呼べるレクサスUXが、強力な2.0l THSを搭載してC-HRの完全上位互換として君臨しているものの、値段が冗談抜きに2倍するので、正直C-HRと総合力で比較すると、C-HRに軍配が上がるのではないか。お金ある人はUXでOK。 もし、車欲しいけど何が良いかな?と迷われてる人が居れば、ぜひお勧めしたい。また、セカンドカーとしてもオススメ。メインのファミリーカーとして使えなくもないが、それならカローラクロスとかの方が幸せになれるかも。 |
デザイン |
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アメリカデザインということで、割と奇抜な見た目。
賛否両論あるかも知れないが、個人的にはかなりハマっている。 フロント造形の塊感とスタイリッシュさをうまく融合させた形状。 リア造形も、クリアブラック処理されたコの字型テールランプの高級感とチューブLED形状のライトは先進感があり、バンパー下部の樹脂パーツでSUVらしさも表現。 また、リアフェンダー上部を抉ることで、まるでスポーツカーのような膨らみを演出している。それでいて全幅は1800mmと、昨今の車と比べると非常にコンパクトに設定されている。 リアドアハンドルが隠れるデザインとなっているが、ブラックルーフにするとドアハンドルがルーフと完全に一体化してしているように見え、より一層クーペのようなフォルムに見せることに成功している。 コンパクトSUV故のデザイン面でのディスアドバンテージを、各パーツのデザインの工夫により違和感なく、力強さを印象付ける形状にまとめ上げている印象。 |
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走行性能 |
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車体の走行性能は良好。走行していて不安になることもなく、車体剛性とサスペンションの動き、また、SUVらしからぬ重心の低さで、セダンに匹敵する走行性能となっている。
というか、重心位置は50系プリウスとほぼ変わらないので、実際のところプリウスハッチバックに近いのだが、上述の秀逸なデザインによって、ぱっと見でSUVに感じさせているところは本当にすごい。 SUVに乗りたいけど、SUV特有の挙動が苦手、軽快に走れてスポーツもできるSUVを!と言う方にはまさにうってつけ。 一方で、ちゃんとSUVとして見た時は、4WDを選んだとしても悪路走破性は正直皆無で、前述の重心の低さ(=最低地上高低さ)で障害物への適性も低い、どっしり重厚な走行感もないという、そちらの方向性を期待した場合は、完全に裏切られるので注意。 |
乗り心地 |
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柔らかすぎず、硬すぎずのちょうど良い塩梅にまとめられている。
後輪側にダブルウィッシュボーン式を採用することで追従性が上がり、TNGAを採用した高剛性フレームによるサスペンションのスムーズな動きは、SUVの皮からは想像できないほど素直な操作性を獲得している。 また、有名な話だが、前期型サスペンションはドイツのザックス製が奢られている豪華っぷり。因みにこのザックス製ダンパー、他に日本車で採用されている車種は、シビックタイプR(FK8)が純正装着状態で、86/BRZでは純正オプションとしてザックスダンパーがラインナップされており、走りを求める車種に奢られる足回りがノーマルで組み込まれているという、謎のやる気に満ち満ちている。 タイヤは標準で18インチであるものの、扁平率は50であり、プリウスのものと比べて分厚く、ゴタゴタといった過度な路面の反応はない。純正装着タイヤもプライマシー3というコンチネンタル製のタイヤか、ブリヂストンのポテンザで妥協はない。 |
積載性 |
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積載製について、コンパクトな外観からすると意外だが、困ることはない程度には荷物は積める。
トランクの床高さは、高めのボード高さ設定になっているため、ぱっと見の積載性は低そうに見えるが、奥行きはそれなりにあり、問題ないレベル。逆にこのボード高さが功を奏している点が2点ある。 1点目は荷物の乗せ下ろしで、荷物を持ち上げるために屈んだり、無理な姿勢を取る必要がなく、スムーズな積み下ろしができる点。トランク容量とのトレードオフではあるものの、これは便利さこそ感じはしても、不便さは個人的には感じたことはない。 もう一点は、後席シートを倒した際に段差がなく、ほぼフルフラットになる点。これは、長尺ものや、大量の荷物を積む際に段差を気にすることなく積み込む事ができるので非常にストレスフリー。 また、フルフラットになるが故に、前席を限界まで前に動かし、隙間を埋めて斜めになれば、身長178cmの当方でも足を曲げる事なく寝転がるスペースを作り出す事ができる。 勿論、ミドル〜ラージサイズSUVに比べれば全然小さいので、過信は禁物。といっても、大量の荷物を積む予定があるならこの車は選択肢にすら上がらないとは思うが。。。 "想像しているよりは結構積める"というのがこの車の積載性であると思う。 |
燃費 |
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最近のスポーツ性を高めた2.0L THSではなく、昔からの燃費性能を追い求めた1.8L THSであるため、動力性能は高いとは言いづらいものの、全く不満なく使えるレベルの機動性を発揮する。そして、そのうえで燃費は夏場23-25km/l、冬場18-20km/lというアベレージを叩き出す。
因みに当方基本的にどんな状況でもパワーモードで走行しており、この燃費も常にパワーモードで走行してこの数値となる。 この燃費を支えるのが天下のトヨタの至宝、THSとなるわけだが、THSとしては第四世代のものとなり、1番有名な30系プリウスの後継ユニットとなる。30系が積んでいた第三世代THSと比べてパワーは低くなっていると称されているが、実際この2台を同時に所有していた経験からすると、C-HRのTHSは30プリウスのTHSに比べて低速に優れる(トルクがあり、力強さを感じる。発進時のストレスが軽減されている)ことをはっきり感じ取れた。 ただし、これは世代間の違いではなくセダンタイプのプリウスとSUVタイプのC-HRで制御の味付けを変えただけの可能性がある。(残念ながら50系プリウスに乗った事なしで比較ができない。。。) 勿論、パワーが絞られている一方で燃費性能は向上しており、前述の燃費を最も簡単に叩き出す。 パワーと燃費が高い次元でちょうど良い。 |
価格 |
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この車の最大の特徴と言っても良い点。
新車価格設定が当時完全にバグっていた。 通常、クロスオーバーSUVと言えば、フィット→ヴェゼルやマーチ→ジュークといった風に、ベースとなる車両より価格が上がるのが常だが、なんとこのC-HRは元となったプリウスと同額か、逆に安いまであったことを覚えている。(装備に差はあれど。) それでいて、車体が妥協されて作られているかというとそんな事は全くなく、むしろ逆。 前述の通り、室内は専用品でほぼ纏められており(クラウンですらカムリやRAV4と同じステアリングホイールを使っていたくらいなのに、この車のためだけに専用デザインのステアリングホイールを起こしたり、エアコン操作ボタンとそのパネルを菱形デザインで統一するなど、開発者は非常に良い意味で狂っていると思う)、格下の車の部品が使われていることによる残念感など一切なく、逆に上位車種ですら共通部品が使用されている様を見て内心優越感に浸る事ができる、かも。 さらに、そもそもコンパクトSUVの癖にベース車両が豪華すぎる。前述のライバル車達は、記載した通りベース車両はBセグメントのコンパクトカーを使い、無理やり車体拡張して大きく見せているのだが、C-HRはベースにCセグのプリウスを採用しており、全長やホイールベースを切り詰めてコンパクトSUVに仕立てるという謎の舵切りを断行。ライバル達よりもワンランク、ツーランク上の出来となってしまった。それでいて、価格は競合車種と張り合えるレベルという、ちょっと大丈夫か心配になるレベル。 なぜヴィッツやアクアベースとしなかったのか謎。グローバルモデルという事で1.5L THSでは海外ライバル勢に明らかに見劣りする、ということなのでしょうが、ユーザー的には大歓迎。 極め付けは2種のパワートレーンを用意しており、かつガソリンモデルにはわざわざMTを準備するという気合いの入れよう。ガソリン車のパワートレーンはカローラスポーツと同等で、そっちで用意したMTがそのまま流用できたから、と思うが、出してくれただけでも有難い。正直通勤用のHV車と趣味用のガソリンMT車の2台持ちをしたい。。。 このような優遇具合から、トヨタ車内でこの車に対しては何か大きな力が動いた(50プリウス販売不振はあれど)のではと勘ぐるぐらいのぶっ壊れ品質とそれと真逆のぶっ壊れ価格設定の車という印象。これを考えると、新車価格が安かった分中古車は少し割高感を感じてしまうが、とはいえ、この性能、品質を100万そこそこで買えるなら、もうコンパクトカーや軽自動車要らないんじゃない?くらいまである。 尚、価格ならカローラクロスが近いと思われる方もいるでしょうが、あっちは後輪トーションビーム で、内装はモロにカローラの流用で、C-HRと同等のコスパかと言われればカロクロはコストカットの影響をモロに喰らっていると個人的には感じる。 大きさや使いやすさではカロクロに軍配が上がると思いますが。 |
故障経験 |
既に新車で購入して10万km以上走行しているが、消耗品の交換(バッテリーとタイヤ、ワイパーゴムなど)はしているものの、故障経験はなし。(納車されてからずっと青空駐車場) 通勤で使用しているため毎日動かしているという点が良い方向に作用している可能性はあるが、走りに関わらない内外装を見ても弱いところは特段ないように思う。 ただ、SUVスタイルという特性上、樹脂パネル面積が大きく、この箇所の劣化は避けられない。といっても市販の樹脂パネル復活剤やコーティング剤を塗ればほぼ新車同様の見た目に戻す事ができる。 という事で、故障と聞いて想像するような故障は今のところ(購入後7年、10万km走行)なし |
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