さらにCセグメントのルノーを遡ります。
今回はR9/11の前身、14(キャトーズ)。
14はR5とR12の間を埋めるために新たに投入され、76~83年の間生産されました。
ということはCセグメントのルノーの始祖と言えるわけで、このCセグ地味ルノーシリーズ(笑)もとりあえず今回で終わり。
ルノー初のエンジン横置きです。
なんとプジョー104のエンジン・ミッション、フロントサス等を流用しています。
104というと1~2クラスは下なんですけどね。
今まで取り上げてきた9/11や19と同じく地味でシンプルではありますが、今回はちょっと雰囲気が違うと思いませんか?
一見シンプルながら、当時としては小型実用車らしからぬ斬新なデザインだったんじゃないでしょうか。
フェンダーまわりの曲面なんて、芸術的にすら感じてしまいます。
14の特徴的なスタイルを洋梨に例えた、有名な広告。
この広告は大不評、クルマ自体も人気を得られなかったといいます。
後期型。
ヘッドライトの横にウィンカーが付きます。
この14、正規輸入のなかった日本ではもちろん、フランスでもすでにけっこうなレア車のようですが、なんと今、売り物件があるのです!
外観だけじゃなく、インテリアも雰囲気たっぷり。
おそらく張替えられてるとは思いますが、昭和キャバレー(行ったことないけどw)みたいな椅子、たまりません。
座り心地だってさぞかし素晴らしいことでしょう。
いや、イイに決まってる!笑
見てわかるように前期型です。
マイナーチェンジが80年、生産が83年までですが、このクルマは84年式となっています。
日本で登録されたのが84年ということなんでしょう。
でも84年から国内で維持されてきたんだとしたら、すごいことです。
じつはこれ、けっこう有名な個体なんですよね。
そもそも日本に何台もあるクルマでもないし(というかこれ1台だけ?)。
イベント等でこの個体を見たことある、という人もいるんじゃないでしょうか。
このお店、うちのすぐ近くなんで見に行こうと思ったんですが、「委託車両の為来店予約お願いします」とのことなんですよね。
さすがに本気で検討してるわけでもないのに、予約してまで中古車を見に行くわけにはいきません。
しかし98万円という値段、高いといえば高いし、希少性を考えればこんなところかという気もするし。
内外装はキレイそうに見えますが、走らせてみてどうなのか?
パーツは手に入るのか?
いろいろと気になりますね~。
完調なら自分好みの走りをしてくれるはず、と勝手に思い込んでます(笑)。
見た目に関してはどストライク!
あ~、完全な趣味車を、1台くらい所有できる身分になりたいものです。
Posted at 2015/07/16 21:01:55 | |
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